としぼ～の湯巡りブログ！

　大学のサークルの同期会は高岡駅近くの居酒屋で開催されることになったので、宿泊場所は自動的に高岡駅前で探すことになりました。当然温泉付きの宿泊施設を探した訳ですが、該当したのはローリー湯（運び湯）を使用している「スーパーホテル高岡駅南」のみ。最近はローリー湯の施設は果たして温泉施設と言っていいのか？と自問自答しているのですけど、それでも人工温泉や白湯よりはマシと思い、「スーパーホテル高岡駅南 天然温泉 鳳凰の湯」を選択しました

　金太郎温泉等に寄った後、ホテルに到着したのは午後４時30分頃。すぐ同期会に出掛け、ホテルに戻ってきたのが午後11時でした。さすがに酩酊状態での入浴は避け、午前５時に起きて浴室に向かいました
　浴室はホテル１階にあり、フロントは２階にあります。ホテルに入ると１階はいきなり浴室（の暖簾）が目に入り、あとはエレベーターのみという変わった造りです。

　
　暖簾をくぐり脱衣所に入ると、かなり狭い。浴室も洗い場３箇所に４人も入ればいっぱいの浴槽が１つです。今まで宿泊した大浴場付きのビジネスホテルの中では一番狭くて、お世辞にも大浴場と言える広さではないですね

　さて、肝心のお湯の方はというと、無色透明、無味無臭で、温泉らしさは全くなし。そのうえ強烈な塩素臭さで、湯に浸かっていると気持ち悪くなるくらいの塩素臭を放っていました私が入湯した温泉の中では、おそらく最強クラスの塩素臭。ローリー湯であり完全に閉鎖系の循環だから、ある程度塩素の投入量が多めなのは仕方ないとは思いますが、ここまで濃いと体に悪いのでは・・・。かえってホテル全館で使用している「健康イオン水」なるもので入れた各部屋ユニットバスのお風呂の方が、体にいいと思います（塩素臭くはなさそうなので）。


　なお、使用している源泉は、小矢部市にある観音滝温泉で、ネット情報では垂れ流しになっている温泉とのこと。普段捨てられているものを有効利用していると言えるのでローリー湯自体に文句を言うべきことではないけれど、ちょっとこの温泉にとってはかわいそうな使い方それに垂れ流しでタンクローリー輸送の湯を「天然温泉 鳳凰の湯」なんてすごそうな名前を付けているのはどうなのかな、と少し思ってしまいます。まあ大したお湯でもないのに立派な名前を付けて宣伝している施設は星の数ほどあるので言っても仕方ないですが・・・。

　散々悪口を言っておきながら、温泉というだけで結局自分で泊まっているんじゃ説得力がないけれども、やはりローリー湯の温泉に良いものはないという私の中の考えは変わりませんでした。ただビジネスホテルとしてはほかの点で特に何の不満もなく、じゃらんのポイントを使って600円で宿泊できたのだから、それは感謝しなくてはいけません。温泉を除けば、良いビジネスホテルでした