このところ週末になると天気が不安定になってしまい、
なかなか山へ行く予定を立てられなかった中の三連休中日。
本来であれば別の山を計画していたんだけれど、
天気が読めなかったのでとりあえず近場でサクッと登ってきちゃおうか、と。
都道府県の魅力度ランキングで5年連続最下位のイバラキに行ってきました。
2018年9月16日(日) 筑波山(茨城県/日本百名山/877m)
往復で4時間弱(休憩含まず)程度だし、
アクセスもそれほど悪くないのでのんびり10時過ぎにつくば駅へ到着すると。
つくば駅付近は大きな商業施設らしきビルがいくつもあるのに
筑波山バス乗り場以外は人がまばらで大丈夫なのかな、と大きなお世話様。
つくば駅から臨時シャトルバスに乗り込むと40分で筑波山神社入口バス停に。
バス停横にある筑波山観光案内所のベンチで軽く腹ごしらえ。
筑波山の登山ルートはいくつもある中から、
今回は白雲橋コースで登り、御幸ヶ原コースで下りてくる予定です。
(11:39)筑波山観光案内所を出発すると、
まずは大きな赤鳥居をくぐり筑波山神社まで向かいます。
降水確率が20%の予報のわりに、この時は今にも泣き出しそうな空模様。
赤鳥居から10分ほどの筑波山神社本堂で参拝をしたあと、
本堂の右側からコースに入ります。
勝手にイメージしていたのよりこじんまりとしていて
うっかりしていると気づかず行ってしまいそうな白雲橋を渡り。
案内板に沿って数分で登山道入口に。
筑波山神社でも標高263mあるので、振り向くとつくば市街が眼下。
(11:59)気温は25℃ほどのはずなのに、
湿度が高いのかすでに汗ばんできています。
登山道の序盤は木段から石段へと変わりつつも
綺麗に整備されていてとても歩きやすし。
スゴく久しぶりに聞いた気がする蝉時雨に囲まれています。
ほどなく白雲橋コースと迎場コースとの分岐が出現。
白雲橋コースは左に進みます。
分岐からは山道らしくなってきた中を登っていると、
顔からしたたり落ちる汗が止まらなかったりの全身汗ビッショリ状態。
湿度、半端ないって(涙)
普段はあまり汗をかかないカミさんも今回は大汗で
もしかしたら熱中症の初期かもしれなく、ペースを落として。
ちょうど休めそうな場所を見つけて小休止。
凍らせてこなかったので早々に飲めたハンディパックや塩飴で水分や塩分補給。
ちなみに、今回のアクエリアスは賞味期限内です(笑)
カミさんが落ち着いたようなので、
様子を見ながらこまめに休憩をとるようにしてリスタート。
・・・と思うまもなく、ゴロゴロの大岩歩きで大汗復活。
20分前に休んだばかりなのに
道の真ん中に大きな石を見つけてまた休憩。
立ち止まっているとかすかに風を感じながらも、
かわらず汗が吹き出てくるって(涙)
気を入れ直して、また登り始めたものの。
ぬかるんでいる粘土層のような地面と岩の組合せがめちゃめちゃ滑るのと、
蒸し暑さに気分が萎えてなかなか速度が上がらない時。
(13:27)つつじヶ丘方面からの合流地点でもある弁慶茶屋跡。
ベンチでランチを楽しむ姿を見たとたんに腹の虫が鳴き始め、
早く御幸ヶ原の茶屋で何か食べたい、と切に思ったり。
弁慶茶屋跡からほどなく、弁慶がこの落ちそうな岩をくぐるのに
七回戻ったという「弁慶七戻り」。
このあとも色々な奇岩怪石が登場してきたけど、
岩にはそれほど興味がないことが最近わかってきた自分(笑)
筑波山はロープウェイやケーブルカーで気軽に上れることもあり、
普段着にスニーカーというスタイルを多く見かけたんだけど。
かいた汗が乾きづらい綿のTシャツや、滑りやすいツルツルの靴底だと
雨上がりの蒸している筑波山はけっこう大変だと思う。
なくても全然困らないところに念のための鎖、とかあります。
見た目は大きな岩がゴロゴロしていて大変そうだけど、
それほど段差のない岩場の端であれば登りやすかったり。
ずっと樹林帯の中を歩いていたせいで、
ちょっとでも開けた場所があると心身ともにリフレッシュ気分。
女体山の山頂までもう少しだな、と登っていると
いきなり渋滞が目に入って「どうした?」って。
遅々として進まない渋滞が何待ちなのかわからず、
筑波山に来たことを激しく後悔しはじめていた時。
結局のところ、それでなくても山頂を目指す人が多いうえに
ぬかるんで滑りやすい急登を下りるのに四苦八苦する人たちとバッティングしたりの渋滞で。
そんな中、スニーカーながら可愛いワンピースの女性が泣きそうになりながら下りてきて
「全然大丈夫だよ」と彼氏に騙されたかな、とか思いつつワンピースが汚れないよう祈って。
(14:41)渋滞が始まってからの牛歩が続くこと40分、ようやく女体山山頂に到着。
もちろん、狭い岩場の山頂は思いっきりごった返していて、
写真だけ撮ったらソッコー離脱しようと着いた瞬間に心に決めました(汗)
人の合間を縫って山頂標識をとりあえず。
日本百名山で1番標高の低い877m。
関東平野ビュー。
山頂に着いて3分で離脱。
女体山山頂から再び渋滞の中に入りながら
男体山との間に開けた御幸ヶ原に着くとみゆき茶屋でつくばうどんを発注。
「つ」くね、「く」ろやさい、「ば」ら肉、で「つくば」うどん、だって。
今回はもう終わりなのでビールを一気。
激混みに疲れたカミさんからのリクエストにのり、
予定を変更してケーブルカーで楽チン下山をすることに。
男体山(871m)もパス。
歩いて下りれば70分のところを、筑波山中腹にある宮脇駅まで約8分。
途中トンネルなどもあったりします。
筑波山神社からは来た時と同じように赤鳥居をくぐり
筑波山シャトルバス乗り場へと向いました、とさ。
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とにかくどこでもいいや、と安易に選んだものの
こんなに激混みだとは露知らず辟易とした筑波山。
急登な岩場があったりで思っていたより楽しかったけど、
山歩きで茨城に行くのはこれが最初で最後だな、と思った次第です。
(11:39)赤鳥居・・・(11:59)登山道入口・・・(13:27)弁慶茶屋跡・・・(14:41)女体山山頂
活動距離 : 3.6km
高低差 : 640m
何はともあれ、次だ次!
次、行ってみよー!!! (・ω・)/
Mahalo