一つずつ丁寧に向かい合っていく♪
こんにちは、カウンセラーの神谷です。
では、前回からの続きです。
Eさん
「そうですよね。あきらめずに向かい合える場所がないと、なかなか身につかないですよね。
身につけるって、繰り返すしかないんですね。
それは、なんだってそうなんだと思います。
逆に繰り返すことができる環境があり、繰り返していけば、必ず身に付いていくもんだと思い
ます。
だったら、やらない手はないですよね。
私は、人とわかり合うなんて土台無理だということを常識としていました。
私がいた環境では、わかり合うどころか、私の話をまともに聞こうとする人さえいませんでした。
すぐに決めつけられてしまい、それ以上聞いてもらうことはなかったです。
だから、私も同じように人の話をまともに聞こうとはしていませんでした。
私がいた環境の中心の人が聞こうとしない人であれば、それは受け継いでしまうんですね。
それは、私ではどうすることもできなかったことなんだと思います。
でも、違う角度で考えてみれば、聴こうとする人が中心の環境でならば、私も聴こうということを
受け継いでいけるということになるんですよね。
すごくシンプルなことだと思いますが、真実なんだと思います。
よく話にでるように、人は環境に影響されます。
影響されるのだったら、いい影響を受け継げる環境の方がいいですよね。
生まれるところは残念ながら選べないのですが、大人になれば選べるんですよね。
そういうことも知ってはいるのですが、生まれたところで受け継いだことが邪魔をして、選ぶ前に
あきらめてしまうことも多いんだと思います。
私も、血のつながった親が話を聴かないのに、他人が話を聴いてくれるわけがないと思っていま
した。
親子関係はかなり特別だと思い、その感覚を基にいろいろ考えていました。
でも、親であろうと一人の人間であり、特別でもなんでもなく、一人の人として関係していけば
いいはずなんですよね。
だから、客観的に見る目も必要なんだと思います。
いいところ、そうでないところはきちんと把握しなければいけないんですよね。
そうすると、親がかわいそうという感情が出てきましたが、そう思うこと自体、本当はおかしな
ことなんだと思います。
先生が「私は、そう思わされているEさんの方がかわいそうだと思います♪」と言っていて、
最初は？？？でしたが、よく考えてみれば、きちんと把握しようとできず、だからこそ、操られ
ていい結果が出せていなかった私の方がかわいそうですよね。
しかも、私だけではなく、パートナー、子供も巻き込んでしまっているので、余計、かわいそう
ですよね。
きちんと親を把握ししていくと、会話はかみ合わないし、決めつけられるし、押しつけがましい。
残念ながら、あまり、付き合うことはしないほうがいい人でした。
友達であれば、付き合わないでしょう。
ということは、その感覚を受け継いでいる可能性が高いということなんですよね。
そのまま何も把握することができずに、受け継いでいくとなると、付き合いたくない感覚を受け
継いでいくことになっていくんですね。
実際に私は受け継いでいました。
それは運命でもなんでもないことにするのであれば、向かい合う必要があるんだと思います。
受け継いだものなので、実際の私ではないんですね。
そんなことに操られながら生きるなんて嫌ですね。
この場所で、真摯に私と向かい合ってくれた先生や皆さんのお陰で私は避けることができました。
全く違う人生楽しみたいと思います♪」
Bさん
「そうですよね。親から受け継いでいることってたくさんあるんだと思います。
その親も同じように親に受け継いできているんだと思います。
いわゆる世代連鎖ですよね。
これはほとんどの人が避けることのできないことなんですよね。
親次第で、子供の人生が決まってしまうって大げさのように聞こえると思いますが、実は大げさ
ではないんですね。
それだけ影響が強いんだと思います。
よく、付き合う人で変わってしまう人とか、仕事でも変わってしまったり、昇進して変わったり、
大人になっても環境で変わってしまう人は多いですよね。
そんな少しの時間で、しかも、いろいろなことを学んだり経験している大人でさえ影響される
のに、これから学んだり、経験したりしていく赤ん坊の頃からであれば、親たちの言っていること
やっていることで影響されてしまうことはごく自然なことなんですよね。
影響されるというよりも、そのことが土台になってしまうことも自然なことなんだと思います。
私は、その土台を基にいろいろ判断し、結論をつけて生きてきたんですね。
私が土台に持っているのが、すぐに正否をつけたがることでした。
あまり私には関係ないことであっても、それは正しい、間違っているということが気になってしまい
自分が正しければ、相手が間違っているのでイライラするし、相手が間違っていれば、私があって
いる！とイライラしていました。
すぐに正しいか間違っているかを示したくてイライライライラしていました。
それは、母が全く同じ感覚を持っていて、すぐに結論を出して「あんたが間違えたんじゃないの」
等、私の話を待つこともなく結論をつけて批判してきました。
私が母にどどうにかしてくれと訴えた時ならわかるのですが、友達の話をした時も、職場の話を
した時も、私が電話で話していることを聞いてもなにか母が思ったことを押し付けてきました。
今の私はそのまま母の感覚を受け継いでいるんです。
やはり、すぐに正しいか間違っているかが気になってしまいますし、そのことについてモヤモヤ
イライラして、「あなたのやっていることは間違っている！」と言いたくなってしまいます。
以前の私はそれさえも言えなくて、更にモヤモヤイライラしていました。
段階的に言えるようにしていく練習をしていきましたが、それも、すぐに評価をされてしまうとか、
言っても全く聞くきもなく、逆に私の以前の悪いところとかを出してきて、私が悪いとされた母との
記憶が邪魔をしてなかなかできなかったです。
でも続けていくことで何とか言えるようになったのですが、言えるになるのは、自分の問題解決で
それからは次の段階の人との関係性でした。
言えるようになったことも、影響されていることなので、そのままではいい関係性が育まれない
ことは結果に出ていたので、向かい合いました。
これも、一つずつ丁寧にやっていくということだと感じます。
言うことができるようになってきて、その結果を見て次のことを考えていく、そして、また、結果が
でてそれを基に一緒に考えていく・・・
こんなに丁寧に自分のことも、人のことも見ていったことはありませんでした。
それよりも、自分の感覚、経験、知識を基に正しい間違っていると評価していただけでした。
私の中には必ず正解がありました。
でも、環境、相手、目的等々でその正解は不正解になることもあり得るのが事実なんだと少し
ずつわかってきました。
だから、私は今、すぐに正否を決めつけずに、どうなるか待つことを練習してします。
それが、待てること、知ることにも繋がっていくんですよね。
すぐに正否を決めないことも向かい合っていなければできなかったことでした。
人にはそれぞれ段階がありその段階を一つずつ丁寧に向かい合っていく必要があるんですね。
以前、私は待つことは苦手だと言っていましたが、、待つことを練習するためには、その前に
向かい合い、クリアーにしていくことがありました。
それをクリアーにしなければ、待つことの練習さえできないというか、やっても無駄なんですね。
確かに、向かい合わずに待つことの練習していた時の頭の中は・・・
「こんなことしていて大丈夫なの？？」「言った方が早くね～」なんて思っていました。
全く見えていない状態ですよね。
それさえも待てていない状態なので、なぜ、すぐに結論をつけたがるかに向かい合う必要が
あるんだと思います。
こんな仕組み誰も教えてくれないですよね。
私はここでいろいろなことを学んで、自分に生かし、周りの人にも生かせる自分になっていき
たいです♪」
このように話は続いていきますが、
この続きはまた次回させていただきます。
最後まで読んで頂きありがとうござました。
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