misty green and blue

Life is like an onion...

風の谷のナウシカ

2020-07-17 | cinema

1000年前、巨大人型最終兵器「巨神兵」による「火の7日間」と呼ばれる最終戦争によって巨大産業文明は崩壊、複雑高度化した技術体系は失われた
地表のほとんどは錆とセラミック片に覆われた不毛の地と化し、「腐海」と呼ばれる有毒の瘴気を発する菌類の森がそこかしこに点在していた
その後人類は生き残るも産業文明は再建されることなく衰退し、腐海が放つ猛毒及びそこに棲む巨大化した蟲たちに永い間脅かされていたが、辺境にある「風の谷」は、酸の海から吹く風によって森の毒から守られ、のどかな農耕生活を送っていた

ところが、小国べジテから略奪した「巨神兵」を復活させ、腐海を焼き払うことを目論んでいた大国トルメキアの司令官である皇女クシャナの陰謀により、風の谷の平穏な日々が奪われてしまう

大地の汚染を浄化するために存在する「腐海」
腐海を守るために存在する巨大化した虫 「王蟲」
腐海の下層には、永い歳月をかけて清浄な大地を育んだ「植物」の存在があった...

病床の族長の娘でその代役を務め、住民からの信望も厚い、ナウシカ
腐海の蟲たちと心を通わせる不思議な能力を持ち、王蟲が人類の敵ではないことを悟っていたナウシカは、 「巨神兵」の核を取り戻すために王蟲の幼生を囮にして怒りに燃える王蟲の大群を風の谷に誘導する小国べジテを阻止すべく、押し寄せる大群の前にその身を投じるのだった ―

 その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし
 失われし大地との絆を結び、ついに人々を青き清浄の地へ導かん


文明の傲慢
自然の猛威
文明と自然の共生への探索 ―


36年前に上映された時は、ただただ圧倒された
印象的なシーンも多く、アニメの素晴らしさを知った作品でもあった
とりわけ奇跡的な生還を果たすクライマックス・シーンは感動的で、今尚忘れ難く ― やはり涙してしまった...

36年ぶりの“再会”(15日)に感謝


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