今回の課題は、足りないものをどう揃えるかでした。

振袖については、次女がネットで見つけて、
実店舗に取り置きをしてもらっていました。

たぶん、長襦袢の袖が合わないだろうと思い、
いつもお世話になっている和裁士のMさんにいろいろ相談してみました。

ありがたいことに、買い物につきあってくださるということになり、
当日、お店で待ち合わせをしました。

振袖は、手持ちの長襦袢と丈が合わず、こちらで見つけたものを買いました。
帯は、持って来たものとちょうどぴったりでした。
運の良いことに、振袖と長襦袢は未使用品でした。


そのあと、刺繍えり・伊達襟、帯締め、帯揚げ、
と、お店の方が次々と勧めてくださいましたが、
新品ですので、それなりの普通のお値段です。
そのまま素直にいただくと、今日のミッション・インポッシブルが果たせません。

そこでいつも使う手、いいものをガン見して焼き付けておき、
別の店に走ることにしました。

大須商店街には たくさんのきもののお店があります。
新品からお値打ち品、リサイクルからアンティークまでいろいろで、
知識のある人と回ることができるなら、
かなり良い買い物が、同じ一つの地域でできます。


バッグ・草履のセット物は、本人は要らないということなので、
私の黒のエナメルバッグに合わせ、厚底の黒のエナメル草履にしました。

帯締めは、リサイクルショップの奥の奥で、
Mちゃんが見つけてくれた、礼装用の丸組の白い帯締め。
昨今の成人式の帯締めは、パールや玉や、
とてもボリューミーでカラフルなものばかりです。
やっと見つかったものは、希望の太さで飾りのないもので、
これが500円というのはとても嬉しかったです。

そのほか、半襟は白地に金と銀で、よく見ればわかる程度に、
玉と矢が小さく刺繍してあるものが気に入りました。
親は密かに、「行け! 矢のように!」と思っていました。

それに、黒地に細く金がはいっている伊達襟を買いました。


ちょっと疲れて、オッソ・ブラジルで歩道に飛び出したテーブルに座りました。
ロティサリー・チキンを食べながら休んで、
Mちゃんに次女の希望を聞いてもらったり、
ヘアアクセサリーの相談などもして、いろいろなアイデアをいただきました。




そのあと、もう数軒のお店を覗いてから、弾丸ツアーが終了しました。

最後に入った喫茶店で きものの話や、
和裁士のお仕事の話など色々聞いて、Mちゃんと別れて帰宅しました。


この週末は着付けの練習をしてみました。

もうすっかり忘れたので、また習わないと無理ではないかと思いましたが、
Mちゃんお勧めの立て矢結びをやってみました。
1回目は、帯の向きを間違えたり、
伊達襟を長襦袢の方につけてしまったりの失敗はありましたが、
たくさん練習すれば、なんとかなりそうな気がします。



成人式の会場は、お隣の小学校だそうです。

式の後はすぐに振袖を脱いで、中学の集まり、高校の飲み、
と、洋装でハシゴをすると言っていますから、
実質着付けに30分、行って帰って脱ぐまでにトータル3時間ぐらいでしょうか。

式場までは歩いて1分ですから、
帯が落ちる前に帰って来られるんじゃないかと思います。


自分で着せようというきっかけとなった、
最初に振袖と帯をプレゼントしてくれた友人、
そのとき、じっくりと振袖の着付けを教えてくれた先生、
今回 辛抱強く買い物に付き合ってくれたMちゃん。

皆さんのおかげで、なんとかなりそうです、感謝します。

当日が楽しみになってきました。


以上、弾丸振袖ツアーの顛末でした。