■ Moeris Grandsprix 17jewels 1950年代~(昭和25~30年位)
↓まずは完成写真から
今回は、Vintage Moeris 50’sの紹介です。
モーリスは、スイスの老舗メーカーでしたが、1970年にTISSOTに
吸収合併されてそのブランドは、消滅しました。
モーリスをいじるのは、3年ぶりです。
さて、早速ですが、分解の様子などをレポートします。
↓ 入手時の状態です。大まかにバラしました。
いつも通りここら辺までによーく観察して不具合とかOHの段取りとかを考えます。
天真は折れていないかとか・・・ ゼンマイは,巻けるのかとか・・・
文字盤の状態は?針は?・・・
ケースとか風防は先に磨こうか後にしようか・・・とか
いろいろと想いを巡らせます。
因みに機械は、不動です。天真は折れていないので
油切れとか固着とか・・・パッと見では判らないパーツの摩耗とか・・・
原因は判りません。
なもんで取り敢えずOH作業に入ります。
さて、早速ですが、分解の様子などをレポートします。
↓ 機械台に載せました。 パッと見は、いい感じですが、不動です。
↓ おっと!油が固まって角穴車が固着していました。
何故?こんなに油が・・・。でも変に壊れているより良いです。
↓ ここも油が・・・
↓ 香箱を開けてみました。やはり・・・。
↓ 香箱の収まるホゾ穴にも油が・・・。
↓ ひっくり返してこちら側もバラします。
↓ 下に少し見えている金色のホイール。
↓ 上の写真の金色のホイール(ギア)裏表がありますので写真撮っておきました。
組付けるとき間違えそうですので。この状態が上。
さて、分解が済んだら洗浄作業に入ります。
いつも通り刷毛、超音波洗浄をします。
乾いたら注油しながら組み立てます。
↓ 組み立て終わりました。
元気に天輪が動き出しました。
不動の原因は、油切れと固着等でした。
この後、磁気抜きと歩度調整です。
↓ 歩度調整が済んだら文字盤、針を取り付けてムーブメントをケースに入れます。
↓ 針は、錆が出ています。
この針は、真鍮製なので磨くとメッキがとれて金色になってしまいます。
ですので磨きはしていません。
↓ 完成です!!
↓ 早速腕につけてお出掛けしました。
今回は、モーリスのOHを行いました。
3年ぶり位にこのムーブメントをいじりましたが、よく出来た機械です。
流石、モーリス。
では また! ごきげんよう!
■ Moeris Grandsprix 17jewels 1950年代~(昭和25~30年位)
Cal:Moeris 10 1/2 CD
manual wind
sweep second
1800A/H
17jewels
Detail :
Authentic vintage :Moeris wrist watch.
Movement :manual wind movement, 17jewels Ca.1950
Case : Brass
Dial : Original dial,Original hand ?
1800A/H
17jewels
power reserve --h
Detail :
Authentic vintage :Moeris wrist watch.
Movement :manual wind movement, 17jewels Ca.1950
Case : Brass
Dial : Original dial,Original hand ?
Crown : original Crown?
Movement Condition & Work : Fully Serviced Movement(Clean & Oiled)
See you again! have a nice day and nice life !
◆ vintage watches of days gone by!
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