望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

彗星なんとなくウラ話・その2・ミザンス!

2020-01-18 16:50:33 | 舞台・ウラ話
普通は、少しずつ、
立ち稽古の中で決めていくミザンスを、
台本の最初から最後まで、一気に決める・・・。

それがわかったとき、本気で、
ヤバい
と青ざめました。


というのも、極度の方向音痴である私は、
1シーンごとにミザンスがつけられても、
すぐにわからなくなっちゃうんです。

第一、私、自慢じゃないが、
上手と下手が危なっかしい。

上手に行かなきゃとアセッて、下手に行き、
下手であの小道具を取らなきゃと思って、上手で探し、

「じゃぁ、そこから上手に動いてもらえますか」

と演出家に言われ、「はーい」と返事をして、

  (・・・・・


今回は、しずえ(篠田美沙子ちゃん)という、
強力な相方がいてくれたおかげで、
彼女に引っ張ってもらって、何とか事なきを得ましたが、


稽古の時には、
上手の椅子に座ったあとで、
「こっちーー!」と引っ張られて、
下手に連れて帰ってもらったことも

まぁ、これで、このトシまでやってきたんだから、
ある意味すごいとは思うけど、

って、感心している場合じゃないっ!



こんな状態で、1シーンのミザンスでさえ、
マトモに覚えられない私が、
一気に全部のシーンなんて・・・、

ああああ、また私一人、できない人になっちゃうよ~
また「やっぱり年寄りはね~」とか思われるんだよ~



もちろんレコーダーに録って、
台本に必死で書きこんで、
やるべきことはやるんです。


だけどね・・・、

台本読んで、台詞喋りながらメモっても、
メモってるうちに、すぐ自分の台詞が来ちゃうから、
なかなか肝心な所はメモれない。

唯一の頼りのレコーダーを、
家に帰って再生してみると、


「あー、はーい、こっちですね!」

「あ、はい、じゃぁ、ここはあっちに行って」


      ・・・・・・・

        ・・・・・・・・


  こっちって、どっちやねん!!

   だから、あっちはどこのことやねん!!


  ああ、もう、万事休す

ところが、そこに天の助けが・・・。


   (つづく)


・・・関係ないけど、
今「天の助け」と音声入力したら、
「店のバスケ」と変換された。
ちょっと待て。
最低限の慣用句というものを覚えようじゃないか、君!





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