静と動について語りたい。

休日の朝、散歩するのが好きです。
明らかに平日とは空気が違います。
ただ静かというだけではありません。

散歩コースは単調にならないように様々なエリアを取り込んでいます。
休日における散歩コースのテーマは、
“静”と“動”を感じることです。
平日に比べて通勤のための歩行者が少ないため
全体的に静かではあります。
しかしながら、“動”が感じられる場所もあります。
公園や運動場、駅前の待ち合わせ場所です。
休日の朝からアクティブな人が集まっており、
そこには平日では遭遇しないほどの“動”的エネルギーが満ちています。

いくつかの住宅街を通り抜けるうちに気付いたことがありました。
“住民は似る”ということです。
特に顕著なのが建売開発されたような数軒の住宅地でした。
家の形が同じであるばかりでなく、ライフスタイルも似てくるようです。
それぞれのガレージには似たような車が停められています。

ある住宅街では、どの家も静まっていました。
不在ではなさそうですが、雨戸は閉まっています。
もう日が昇ってから時間が経ちますが、
まだお休みになっているようです。5
少し先にある似た規模の宅地は、
どこも生活が始まった気配に包まれていましたから、
“静”と“動”がハッキリしています。

数軒くらいが遅起きスタイルなのは珍しくありませんが、
すべてのお宅が遅起きなのはなにか理由があるはずです。
もしかするとライフスタイルが伝染したのではないでしょうか。
もともと早起きのお宅があったとして、
(ご近所がまだ寝ているのならウチも)
といった具合にズルズルと遅起きへ変化していったとする仮説です。
朝の散歩で思わぬ発見がありました。
好奇心が刺激されます。


顔も似ているか確認したいところですが、いつ来れば良いでしょうか。