プライオリティはかなり低かった＃420です。(笑)
なぜなら先に娶って居たCARRERAと同じニブ形状で、別にCARRERAだけでいいじゃんと言う心理が働いていたからだ。
しかしなぜそんな優先順位の低いのが輿入れしたのか？？？
単純に＃24と共に2本セットで出品されて居たから。(笑)　2本セットでかなりお得な落札価格で、気分的にもホクホクであります。＾＾

 

最近はこのボルドーが結構お気に入りである。作成年代にもよるのだろうけど、海老茶色風なこの赤がなんか落ち着くのである。
ところで輿入れしてきてビックリしたのが、＃420って吸入式だったのである！！！
廉価版的位置で両用式だと思ってて、コンバーターを別で用意しなきゃいけないのが怠いなと思ってた。それが、首軸を回して始めて気付く！！！
なんだよ＃420って良いじゃないかｗｗｗ　

 

CARRERAの時にも思ったのだが、この竹製の万年筆を思わせるこの首軸とニブが、あまり触手が伸びにくいんだよな～と。しかし、我が家に輿入れして、娶って良かったとの意識変化を起こしたｗｗｗ
理由は後で書きます。(笑)

 

さてこのニブですが、CARRERAのニブがガチニブで、SHEAFFERの様に「Flex性よりも紙走りを楽しむニブ」だと思ってました。しかし、開封してどんな万年筆でも真っ先にする事、左の親指の爪にペン先を当てて撓るかどうか確認します。(笑)　ガチニブは全く撓りません。CARRERAもそうでした。しかし＃420は別物でしたｗｗｗ
なんととても柔らかいのです。スリットが開くのです。このしょうもない格好のニブ（ごめんｗ）なのに撓って開くのです！！！
見事に期待を裏切ってくれました。こう言う裏切りは大好きであるｗｗｗ
CARRERAにもあるのだが、下部に「585」と14金である事の刻印があるのみで、非常に簡素です。

 

サイドから見ると差ほどブスではないんだよねぇ。

 

下からは、首軸にペン芯がハマる様に溝がある。

 

キャップリングには「420」と言う刻印がされています。しかし、シングルリングなので吸入式だけど廉価版なんだろうねぇ。

 

尻軸の悪名高いホワイトスター。モンブランでココまで悪名の高いホワイトスターは他に居ないだろうｗｗｗ

 

吸入式なので水に首軸を差し込みつつ尻軸を回してたら、ホワイトスターが飛んでった。こういう事でどれだけホワイトスターを無くしたモンブランがあったでしょう？？？

 

頭に来たのでエポキシを塗り貼り付けます。

 

これでもう2度と無くならないでしょうｗｗｗ

 

珍しくインクタンクの筒が抜けたので、綺麗に洗浄します。

 

この小さな丸穴がペン芯の細い部分がハマります。両用式でもこの部分は同じ様な形状になってますねぇ。

 

ピストン弁も劣化はしておらず、綺麗になりました。

 

＃22＆＃24も一緒に撮影です。

 

さあ、＃420だけFlexしておりますｗｗｗ
ペン先はF～Mと思われますが悪くありません。ただ、爪ニブでペン先までの部分が短い短足な為、若干スマートにFlexする感じではありません。でも、柔らかいです。これは見事に期待を裏切ってくれました。

一番下のCARRERAは全くFlexしてません。でも私がペン先を調整しどの角度からも引っかからないSHEAFFER様もビックリな紙走りに仕上げてあるので、これはこれで良いのです。鉄ニブでガチガチ・・・CARRERAの黄色軸にある14金ニブの物が、＃420と同じニブであったなら気持ち良いFlexが楽しめるのかも知れない。そうだとしたらCARRERAは鉄ニブと金ニブとで全く書き味の違うジキルとハイドな万年筆なのかも？？？
CARRERAの14金ニブの物が手元に無いので確認出来ません。それを確認する為に手を出したくなるのですが出しません。したくなりますが我慢です。(笑)

今出来の万年筆の中に入れたら、一風変わった形状の＃420。Flexして良い書き味。しかも吸入式と考えると良いチョイスかも知れませんぞ？？？
ヤフオクでは個体数は少なめですけど見かけます。5ｋ～諭吉くらいまでで行けるはずですので、お手軽にこのFlexが楽しめます。吸入式ってのもコンバーター要らずで良い所です♪

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