今回は1000円台のブレンデッドスコッチから、クランマクレガーを飲んでみます。
マクレガーの名は、西暦800年代に起源を持つと言われるスコットランドの氏族の名です。
マクレガー氏はスコットランド王の一族というルーツであるにもかかわらず、長らく迫害を受けていたという過去があったそうです。
しかしマクレガー一族はその迫害にも戦い、抗い続けたことで、最終的に名誉を回復することが出来たそうです。
冠と花輪を頭に乗せたライオンの紋章は、戦いの中で団結と忠誠を続けてきた一族を象ったものと言われています。
さて、ウイスキーとしてのクランマクレガーでは、キーモルトなどは公表されていないものの15種類のモルト、グレーン原酒をブレンドしたものとなっています。
液色は赤みがかった琥珀色です。
味わいは、アルコールからの辛みは少なめで、甘味がメイン、軽く酸味が続く印象です。
味わいは、酸味が先に現れ、甘味がそれに続きます。ほろ苦さも奥から少々感じられます。
味わいは、苦みと酸味が先にやってきて、甘味は控えめになります。
また、アルコールからの辛みも抑えられているので、加水して飲むよりはストレートやロックの方がいいかもしれません。
700mL、アルコール度数40度、価格は1400円ほど
スコットランドの古い氏族
クランマクレガーは、1964年に、グランツやグレンフィディックで有名な、ウィリアム・グラント・アンド・サンズ社によって発売されたブレンデッドスコッチウイスキーです。マクレガーの名は、西暦800年代に起源を持つと言われるスコットランドの氏族の名です。
マクレガー氏はスコットランド王の一族というルーツであるにもかかわらず、長らく迫害を受けていたという過去があったそうです。
しかしマクレガー一族はその迫害にも戦い、抗い続けたことで、最終的に名誉を回復することが出来たそうです。
冠と花輪を頭に乗せたライオンの紋章は、戦いの中で団結と忠誠を続けてきた一族を象ったものと言われています。
さて、ウイスキーとしてのクランマクレガーでは、キーモルトなどは公表されていないものの15種類のモルト、グレーン原酒をブレンドしたものとなっています。
テイスティング
グラスからの香り、液色
グラスからはフローラルな香りと柑橘系を思わせる爽やかな香りが交差して感じられます。液色は赤みがかった琥珀色です。
ストレート
先にオレンジに近い爽やかな香りから始まり、ブドウ、リンゴ、バラの香りと続きます。残り香にバニラの甘い香りが得られます。味わいは、アルコールからの辛みは少なめで、甘味がメイン、軽く酸味が続く印象です。
ロック
先にバラのようなフローラルな香りから始まり、その後オレンジ、紅茶、バニラ、リンゴ、ブドウの香りが続きます。間にスモーキーな香りやミントっぽさも軽く感じ取れます。味わいは、酸味が先に現れ、甘味がそれに続きます。ほろ苦さも奥から少々感じられます。
ハイボール
リンゴ、ブドウのフルーティさが前に来るようになり、後からスモーキーさ、ミントの爽やかな香りが続きます。味わいは、苦みと酸味が先にやってきて、甘味は控えめになります。
香り豊かで比較的濃厚
全体的には、オレンジやバラと言った特徴的な香りがあり、またスモーキーさに加えてミントのような爽やかさもあって個性的な香りが楽しめます。また、アルコールからの辛みも抑えられているので、加水して飲むよりはストレートやロックの方がいいかもしれません。
700mL、アルコール度数40度、価格は1400円ほど
<個人的評価>
- 香り B: バラ、オレンジ、ミントと他にはえられにくい香りが楽しめる。
- 味わい C: ストレートでは甘味が出るが、加水されるほど酸味、苦みが出やすい。
- 総評 B: 1000円スコッチとしては上出来。加水すると全体的に落ちる