【 やや雲行きが怪しく 】




今日の朝「米中貿易協議 暫定合意も検討」の速報が出ました。これによって今日の相場も強くなるのか。
確かに強さを示す買い法則・法示がチャートには出ています。そして今日メジャーSQに合わせてそのことを発表してくるのであれば、直近の上昇は米国主導で市場を操作していたと考えて良いと思います。


アメリカ大統領になると言うことは、市場操作を自由に行う権利を得ると言うことなのでしょうか?ただ、いずれにしても株価が動く方に我々も動けばいいだけなのでそのこと自体はどうでも良いこと。しかし、それを知らないで市場は公平な場だと思い込んで取引している投資家は気の毒です。


昨日の記事の最後で「今は買い要素と売り要素が強い状態で同時に存在している」と書きました。今のところ大筋で上方向に進むのではないかと思っていたのですが、新たに売り要素になり得ることが2点見えたのでお知らせします。


まず1つ目、これはまだなんとも言えないものです。


NYダウ_週足をご覧下さい。


NYダウ


今週で陽線ローソクが連続3本となっています。


単にSQ値を高く吊り上げたいだけの上昇であった場合、今日のメジャーSQを通過したことで株価が落ち着き、今夜の株価が下げて直近ローソクが半値引け陽線になる可能性があります。


そうなれば逆張り「売ぬ」となり来週は弱含むことも。弱含むだけなら良いのですが、新たに引き上げた上げ基道「AーA’」を割って行くことも考える必要が出て来ます。
今夜の取引で逆張り「売ぬ」が出るかどうかを確認します。



2つ目は「 1552 VIX短先物 」のチャートです。


チャート(2015)


「 1552 VIX短先物 」はおおよその解釈としては、VIX短先物が上がれば日経平均は下がると言う見方です。


現在週足で上図のように下向きの末広がり基道が見られています。これは順張り「いを」買の流れであり「A」を上抜くことで「いを」買が確定します。


次に「A’」までVIX短先物が下げるようであれば買い、つまり日経先物では売り出動を検討したい所。個人的には「AーA’」のような基道が出来ること自体が警戒が必要であると感じており、今週末日経平均などでは買い法則出現の判定に入る予定ではあるものの、取りやめを検討するかも知れないほどです。


これら2点を加味すれば、売り方がやや有利になるか。


今後の詳細分析をお待ち下さい。




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