皆さん、こんにちは。
さて今回はイタリアン・ソウルです。
イタリアのシチリア島といえばレモンが有名ですが、
そんな素晴らしい気候の地中海に浮かぶ島から2013年。
晴れて世界デビューを果たしたのが、
今回ご紹介する Mario Biondi (マリオ・ビオンディ)という
オシャレなおじさまなのです。
公式に世界デビューを果たす前から、ネットでは世界的な人気もあり
本国イタリアでは国民的ソウルシンガーとも言われている実力派。
とにかく、声が渋いのです！
野太いバリトンヴォイスはセクシーさを伴い、ファッションにもこだわっていて
プライベートでは妻子に恵まれ、趣味はオールドカーのレストアだそうで。
もう、ほんとに完璧な、“ザ・伊達男”なのであります。
男が憧れる男といった感じでしょうか。
さて、今回紹介するのは、
その世界デビュー作となった2013年作。
『SUN』です。
プロデューサーに、Incognito (インコグニート) の Bluey (ブルーイ)を迎えて
ソウルでありアシッド・ジャズでもある作品になっています。
これは超本気の1枚！
ゲストがまた超豪華なメンツがそろっており
Chaka Khan、Leon Ware、Al Jarreau、James Taylor QuartetのJames Taylor、Omar、そしてIncognitoバンド。
超大物揃いですね。
これが実現できたのもBlueyの人脈の広さあってのものでしょう。
このアルバムには、AORの名曲として知られる“LOWDOWN”の史上最強と言いたいカバーが収録されていますが、
これは2010年のIncognitoのアルバム『Transatlantic RPM』に収録されていたもので、ゲストにこのMario氏、そしてChaka Khanが参加したものです。
まずは、その絶品カバーを聴いていただきたい。
Incognito feat. Mario Biondi and Chaka Khan "Lowdown"
https://youtu.be/q09gKzfrSr8
Written by William Scaggs, David Paich
Lead & Backing Vocals : Chaka Khan
Lead Vocals : Mario Biondi
Backing Vocals : Vanessa Haynes, Joy Rose, Tony Momrelle
Keyboards : Graham Harvey, Dominic Oakenfull
Drums : Pete Ray Biggin
Bass : Stuart Zender
Percussion : Thomas Dyani
Guitar : Bluey
Trumpet, Flugel Horn : Sid Gauld
Trombone : Trevor Mires
Tenor Saxophone & Flute : Paul Greenwood, Finn Peters
ちなみにこの映像に登場しているクルマは、FISKER Tramonto です。かなりレアなマシン。
次に、このアルバムからのシングルカットとなった
Shine Onを聴いてください。
https://youtu.be/qWKq1dzfjxU
Written by Massimo Greco, Jan Kincaid & Mario Biondi
Lead Vocals : Mario Biondi
Electric Piano, Grand Piano, Harpsichord, Glockenspiel & Marimba : Matt Cooper
Drums : Pate Ray Biggin
Upright Acoustic Bass : Neville Malcolm
Congas : Luca Florian
Bongo, Timbales & Assorted Percussion : Richard Bull
7 String Guitar : Luiz Morais
Trumpet, Flugel Horn & Brass Arrangement : Kevin Robinson
Trombone : Fayazz Virji
Tenor Saxophone & Flute : Patrick Clahar
Flugel Horn Solo : Giovanni Amato
最後に、
メロウ大王Leon Wareが全面参加した
『Catch The Sunshine』
なんとLeon Ware自身が本作のために書き下ろしたというなんとも贅沢な１曲。
MARIO BIONDI - Catch The Sunshine [feat. LEON WARE]
https://youtu.be/qDP2fKG_OcI
Written by Leon Ware, Richard Rudolph
Lead & Baking Vocals : Mario Biondi
Lead & Baking Vocals, Percussion : Leon Ware
Backing Vocals : Vanessa Haynes & Mo Brandis
Keyboards : Leon Ware & Taylor Graves
Drums : Francesco Mendolia
Guitars : Itai Shapira
いかがでしたか。
独断と偏見で３曲をピックアップして紹介しましたが、
他にも今となっては貴重な音源ともいえる故Al Jarreau氏の歌うナンバーや他にも魅力がたくさん詰まったアルバムとなっております。
日本盤ボーナストラックには、なんとソウルの超名曲
Temptationsの“Get Ready”のカバーと、M12“I Can't Read Your Mind”イタリア語のバージョンが１曲。
あわせて２曲が収録されています。
[Track List]
01. Intoro - Ladies and Gentlemen introducing Mario Biondi
02. Shine On
03. Come To Me
04. What Have You Done For Me
05. Woman Woman
06. Never Stop (feat. Omar)
07. Deep Space (feat. James Taylor [from J.T.Quartet])
08. Catch The Sunshine (feat. Leon Ware)
09. La Voglia La Pazzia L'idea ～ 欲望と狂気
10. Light To The World (feat. Al Jarreau)
11. Girl Blue
12. I Can't Read Your Mind
13. There's No One Like You
14. Lowdown (feat. Incognito & Chaka Khan)
15. Get Ready [Bonus Track]
16. A Che Ritmo Vai [Bonus Track]
17. Outro
マリオ本人による解説
https://youtu.be/KVwyF5Tx0As
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