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久しぶりの母と面会

2024-04-17 07:13:45 | 日記


久しぶりの面会に行くとリハビリを受けているとの事でした。
病院から連絡があり退院の事を話し合いました。
今後の自宅内での介助の事や僕の体調についても聞かれました。
リハビリの状況を見てから退院日を話し合う事になりました。



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セイネンキレジェンド12話

2024-04-02 08:07:50 | 小説セイネンキレジェンド


控室で暇な優子は1人でリングのある体育館に足を向け体育館に入ると応援団らしき観客の熱気で包まれる。直也の応援団は全くいないボクシングジムに通うプロテスト前の学生を含め5人は控室で待っている。直也がフードをかぶり控室に戻って来ると同室の選手達は不思議そうに直也を見ていた。フードをかぶったままの直也は椅子に座るとコーチは声もかけず、あうんの呼吸のように直也の肩や首へのマッサージをする。
「勝とう等と思うな、自分を信じて前へ進め」
会長は直也の耳元で囁きかけると直也はフードをかぶったまま身動きする事もなく下を向き顔を見せようとはしなかった。
「時間だ直也、信じるものを見つければいい、それだけでいいんだ」
直也は控室で同室者には決して顔を見せる事がなかった。こんな直也に同室者達の目にどう映っていたのだろうか。
思っている事は解らないが推測で言えば、きっと直也に何かしらの疑問符を抱いていたのではないだろうか。
初めての直也は無意識に心理戦をおこなっていたのだろうか。いよいよだトーナメント会場へ控室から16人の選手達が向かう。会場へ入るとファイター達に向けて盛大な拍手が湧いていた。直也以外は中学一年生の時には皆リング上に立っていた選手達だった。
「頑張ってー頑張れー・・・」と応援する応援団のサポーターの人達は直也にはなかった。
特に盛大な拍手で迎えられたのは中学一年生の時に1位と2位の選手で優勝候補者だった。16人はリングに上がり紹介されるが直也はフードをかぶったまま自分の顔と身体を見せる事はなかった。紹介された後はリングから降りボクシングトーナメントが始まった。直也の1回戦は3番目でリング下にいて椅子に座っていたがフードをかぶったまま何かを考えていた。応援団やサポーターの声は直也にプレッシャーをかけていたと思うが直也は動じない。一試合3ラウンド試合は4回戦だ4回戦目で優勝と囁きながら微かな声で直也はプレッシャーに立ち向かっていた。直也は目の前でボクシングをしている他の選手を見る事もなく時は流れる。
「ジャブ、ジャブ、イケーイケー、今だー」と言うサポーターの声は直也の耳に届く事は無くなっていった。心理戦で次の試合で勝つことの事だけを考えていた為に直也は集中していた。応援団のサポーター達にも直也は心理戦をしかけていたのかもしれない。



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母が入院しました

2024-03-20 07:02:33 | 日記


3月18日にまた入院しました。
訪問看護師との話し合いで母が入院との事を伝えたようでした。
担当医が入院を認めたみたいで訪問看護師が連携している場所に電話連絡後。
救急車で病院へ搬送されました。
しばらく忙しくなりそうです


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セイネンキレジェンド11話

2024-03-15 06:59:01 | 小説セイネンキレジェンド


大きい婆ちゃんがなくなると保険のお金が入ってきて東京にいる叔父夫婦と半分ずつにしたそうです。「人の命をお金にするなんて」いつも思うようになっていて夕方は家ではなく直兄ちゃんの家の縁側でドリームキャッチャーを作っていました。直兄ちゃんの事は好きか嫌いかで言うと、どちらでもなかった。どっちに近いかと聞かれれば「好き」と言ったでしょう。でも直兄ちゃんに告白する前に久美子は、あの踏み切りで死んでしまい直兄ちゃん本当にごめんなさい。久美子は産まれてこなければ良かったって思うこともあったよ。でもこの世に生きていてはいけない人間じゃないよ。ただただ直兄ちゃんに出会えた事だけが久美子の幸せだった。大きいお婆ちゃんが呼んでくれたのかもしれない。クーコの役割は直兄ちゃんとの幸せだけで終わりって許されることではないのは分かってた、でも私もお金に返られた。
「久美子は先に旅立ちます。ごめんね直にいちゃん、きっとまた会えるような気がします。またその時まで元気でね直兄ちゃんと仲間になる人達と楽しい生き方を見つけてくださいね、あとね直兄ちゃんと春ちゃんと蛍を見たとき思ったの。とっても綺麗な蛍だわって。今度産まれてくる時は蛍のようになりたいって思ったわ。蛍の寿命が短い事は知ってるよ。光り輝く蛍になって飛び回りたいよ。直兄ちゃんにくっついてね」
この世を去って行った久美子の声が心の中でテレパシーの様に囁いていたのだろうか。
「馬鹿だなクーコ大馬鹿だよ蛍なんかどうでもいいんだ」
久美子の直也への想いが直也の心の中で思い出と共に映し出されていたが久美子の声は突然と消えた。
「夢だったのか?眠ってないし、でも教えてくるような感じだったなオレ」
そして直也は自分の弱さと決意と覚悟というものを久美子に伝え踏み切りの前から突っ走り公民館の控室へ戻った。
直也は自分の決意というものを久美子に伝えに行っていたようです。直也が戻って来た時には優子は公民館の控室で直也の事を考えると久美子が消えた遮断機のない踏み切りに行っているのではないかと感じていた。
「お帰りなさい、直也」と優子は直也に笑顔で声をかける。
「ただいま、これから戦いは始まるんだ優勝!」と笑顔を見せているが冷静な直也は優子に伝えていた。



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セイネンキレジェンド10話

2024-03-03 07:16:56 | 小説セイネンキレジェンド


中学年になると直兄ちゃんの家の裏の木戸から裏口から縁側にいる直にいちゃんに会いに行くようになりました。久美子は家族で海へ出かけた時、この先々直兄ちゃんに試練を与えてしまうとは思わずアクセサリーを買ってもらってしまったのです。眠れぬ子供を眠らせる昔シャーマンが使用していたという悪魔よけのドリームキャッチャーというものでした。久美子は、いつもドリームキャッチャーを見ると何故か直兄ちゃんを思い浮かべていました。クーコは手先が器用だと良く言われたものです。きっと直兄ちゃんも器用だったと思います。綺麗な手で綺麗な長い指先を見ていて思いました。ドリームキャッチャーをたくさん作って直兄ちゃんのお仲間さんへ渡して直兄ちゃんを守ってもらおうと思っていました。ただとにかくたくさん作って守ってもらっていたお返しにドリームキャッチャーをお守り代わりに渡していきました。直兄ちゃんには内緒で秘密だからと一言の言葉を残して直兄ちゃんの周りには、すごく良い人ばかりが集まっていました。久美ちゃんは直兄ちゃんが好きなの?と良く友達に聞かれることが多かった。久美子は、そんな気持ちは一切なくて、ただ一緒にいる事が当たり前と思っているだけだった。高学年になると学校へ行くのが楽しかったよ。でも家には帰りたくなかった。いつの日もお金の話ばかりをして親戚の叔父叔母が頻繁に東京からやってくるようになり来れない時は電話をかけてくる。幼い頃の事だったから、どういう事だかわからなかったけど大きい婆ちゃんは久美子を包み込んで両手で耳をふさぎ話を聞こえないようにしてくれました。でも直にいちゃんと一緒にいる時が久美子が一番安心できた一時でした。久美子が小学校の高学年の時に家族で唯一助けてくれた大きい婆ちゃん。遮断機のない2メートル幅の踏み切りで自殺を事故扱いされました。本当は違う本当は違うって何度も胸の中で思いました。でも誰にも言えなかった直にいちゃんにも言えなかった。直にいちゃんの両肩にドリームキャッチャーに似せた絵柄を入れ墨みたいに油性マジックのマッキーで描きました。マッキーの色が消えてくると直兄ちゃんの家の縁側でまた描いていました。中学に入ると直にいちゃんは水泳部の顧問の先生から水泳部に入るよう言われたようですが久美子が描いたものを優先し部活には入部する事はなかった。久美子が両肩に描かなければ水泳の選手になっていたかもしれません。「ごめんなさい、本当にごめんなさい」もしかしたら直にいちゃんは水泳部に入部したかったのかもしれません。直兄ちゃんは小学校の時には水泳部で背泳の選手で記録を持つ選手でもあったもの。直兄ちゃんの人生を狂わせてしまったのかもしれない。「直兄ちゃんごめんなさい今更誤っても許されないよね」
直也は久美子の思いになって久美子の声を心の中で聞こえていたのかもしれない。
亡き久美子の声は続く。



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