静岡県静岡市駿河区安居(あご)の曹洞宗 安居山 石蔵院(せきぞういん)参道入口には、徳川家康の「厩の舎人」(うまやのとねり)を務めた井出八郎右ェ門(いで はちろうえもん)の墓があります。

「厩の舎人」は、乗馬の口取りなどを行なう役人で身分の低い武士です。

江戸時代前期の元和2年4月17日(1616年6月1日)、将軍職を嫡男 徳川秀忠に譲って駿府城(静岡市)で大御所として君臨していた徳川家康が75歳(満73歳)で死去。

4月19日、久能山に向かう葬儀の行列が久能街道(現在の旧久能街道)の石蔵院の前を通過後、井出八郎右ェ門が家康から受けた永年の知遇に報いるために門前で割腹殉死しました。

地蔵堂と井出八郎右ェ門の墓
20283


井出八郎右ェ門の忠誠心は、後世までも人々の語り草となりました。

探訪は自己責任で!!

徳川家康の墓所 国宝 久能山東照宮の記事はこちら

井出八郎右ェ門の墓(曹洞宗 安居山 石蔵院の参道入口)の地図
TEL 054‐237‐0890

アクセス
・東名高速道路 静岡ICの東
・旧久能街道沿い

井出八郎右ェ門の墓(地蔵堂の右側)
20284

地蔵堂
20285

地蔵
20286

顕彰碑
地蔵堂の左側は、昭和初期に建てられた井出八郎右ェ門の顕彰碑。
20287

東照公厩舎人井出殉死霊地の石柱
20288