今、世の中が大変な状況の中、予期しない状況に会われている方が多いことでしょう。
その中で、将来を悲観し、自殺。という道を選ぶ、もしくは選択肢にあげてしまう人もいることでしょう。
そういう状態になることは、理解しているつもりです。
でも、最後の最後で踏みとどまってほしいと切に願います。
偉そうに見えるかもしれませんが、
私も、相方の自殺未遂は、「予期しない状況」でした。
将来を悲観して、私も、自殺を考え、行動したこともありますし、
相方が死んだら、自分も追いかけると親に宣言したこともあります。
今思えば、周りにとても心配をかけたし、迷惑をかけたと思いますが、その時は、どうしようもなかった。
今、生きていて、相方も生きていて、二人で笑顔になったり、話したり出来ること。ただ、それだけでも、幸せに感じています。
また、相方自身では、出来ないことが多いかもしれませんが、相方が居ることで、私は元気に生きています。そして、きっと、私が生きているから出来ることもあるはずと思って日々過ごしています。
私も、相方がやっちゃってくれてから1年間は、とてもとても、深い暗闇の中に入り込み、右も左も前も後ろも分からない状態で、歩みを進めたいけど、怖くて、立ち止まる日々を過ごしていました。
毎日、毎時間、ふとしたことで、涙が溢れてきて「なぜ?」「どうして?」から「これから未来はどうなるんだろう?」という不安ばかりでした。
その暗闇から抜け出したのは「何もしなければ、未来は変わらない。未来を変えたいなら、何か動かなければ、きっと、動けば、未来を作り出せるのではないか?どうせだったら、悲しい未来より、自分が望む未来のほうが楽しい。悲しんでいても何も生まれない。望む未来があるなら、それに向かって動いたほうが楽しい」と思えたからだと思っています。
本当、何の根拠もなかったんですよ。
医療に関しての知識はゼロ。
でも、周りの看護師さんとかにいろいろ聞きながら、勝手にいろんなことをやってました。(笑)
自分の生活については、仕事を辞めて、毎日相方のところに通いました。
当然、お金は無くなっていきます。
そこで、私は、親にも相方の存在を内緒にしていましたが、打ち明けて、相談しました。
自分の非力さ。力の足りないことを、その時は凄く弱っていましたから、素直に「助けて」と相談しました。普段は、負けず嫌いですから、そんなことするのが凄く悔しく思うのでしょうが、「自分を守ること」をしなければ、「相方を守れない」と思いました。だから、まず、自分の生活のために、親に頼りました。情けないですよね?でも、あの時は、それしか出来なかったのです。仕事をしよう。という気持ちになれなかったですね。
今、苦しい状況になっている方々もいらっしゃることでしょう。
一人で抱え込まず、誰かに相談してみてください。
生活が苦しいなら、生活保護などを活用しても良いかもしれません。
「自分が情けない」と思うかもしれませんが、自分が弱っているときは、他者に頼って良いのだと思います。まず、「自分を守る」を考えてよいと思います。自分にゆとりが出来たときに、その時の恩返しが出来れば良いのではないでしょうか?
まずは、「生きる」ことを選んで欲しいと思います。
生きていれば、出来ることは、見つかると思っています。
それぞれの環境があるでしょうから、どれが正解かは分かりません。
私の対応したことが、正しかったかどうかは、今の私にも分かりません。
でも、あの時、何もせず、「諦めていたら」多分、今の状況はなかったと思います。
きっと、何かあるはずです。
「死」を選びたくなる気持ちも、私は否定できませんが、ぜひ、「実行」する前に、「どうせだったら、がむしゃらにやってみよう」と思っていただけると嬉しいです。
もし、そういう思いになれなければ、まずは「実行」しそうな自分がいたら、自分の行動を抑えてほしいです。そして、踏ん張ってほしいです。少し気持ちにゆとりが出たら、周りの人に相談してほしいです。私も、何度も何度も「死」を考えていましたが、幸い、「相方が生きている限り生きる」という想いがあったので、私は耐えしのげました。
生きていたら、今と違う未来がきっと来ると思います。
私も、約9年前、相方が、やっちゃったとき、目の前が真っ暗になりました。
お医者さんに「一生寝たきりで、回復することはない」と言われて、真っ暗になりました。
この状態が、将来ずっと続くのかと思ったら、本当に、真っ暗でした。
ですが、9年経った今、あの時に想像していた未来ではない未来になっています。
厳密には、最初に言われた「一生寝たきり」の未来ではない状態ですね。
途中からは、今のような未来になることを望んでそれに向けて、いろいろ挑戦した気がします。そして、今も、もっと先の未来に望むことがあります。それは、相方と一緒に暮らすことです。それに向けて、今もまだ、いろいろと挑戦しています。
あいにく、今は、相方とはなかなか会えませんが、今は「耐えるとき」だと考えて、この状況が変わったときにやりたいことをいろいろと考えるとともに、「今、出来ること」を考えています。
未来がどうなるか。必ず「大丈夫ですよ」と私は、個々の状況が分からない状態で安易には言いたくないですが、それと同じくらいの気持ちで、「この先も暗闇ですよ」とも言えないと思います。どうなるか分からない未来だったら、自分好みの未来を妄想してでも、夢を見たとしても、考えたほうが気持ちがラクになる気がします。
なかなか、現実が目の前にあって、そんなゆとりがないかもしれませんが、少しでもゆとりが持てたときに考えて頂ければ、ちょっとずつ気持ちが変わる気がします。
私が、経験したから言えるのは、「今」と「未来」が同じであるとは限らない。
ですかね。
「どんな未来にしたいですか?」
「今だけ」を見ると暗くなっちゃいますよね。
でも、少し顔をあげて、少し前を見てみると、「こんなふうになったらいいなぁ」が見えたら、歩みを進められたらいいなぁ。
私は、最初、本当、全然、何も分からず、泣いてばかりいました。
その中でも、相方のちょっとした動きの変化を見て、
「明日は、どんな動きの変化があるかな?」と思い始めたら、新たな相方の変化に気づいて、それが、嬉しくて、また、次の日、どんな変化があるかな?って考えるのを楽しめるようになりました。とはいえ、新たな変化に気づけないときは、落ち込んだりもしていました。が、コツコツ、ちょっとずつ、相方の動きに気づいて、「今」は「一生寝たきり」と言われていた相方は、車いすで自分で動いて、ご飯も自分で食べて、電話をかけてきたり、どうぶつの森を楽しんだり、トイレも一人で行けたりと、「一生寝たきり」と言われた「その時」が、未来となった今では、全然違うものになっているのを私は、経験しました。
ブログの最初の投稿を読み返すと、本当、今から考えると、「それがどうしたの?」って思えるくらい、細かい、動きの違いを一喜一憂しています(笑)
現時点では、私にとっては「過去」になったので、簡単に聞こえるかもしれませんが、実際は、9年かかってますけどね。(笑)
毎日毎日、不安との戦いでした。
「相方が突然死んじゃうのではないか?」
「相方が、私が知らなうちに転院してしまうのではないか?」
「一生、相方は私の存在に気づかずにいるのではないか?」
いろいろな不安と闘いながら過ごしてきました。
だから、実際は、そんな簡単に乗り越えられるものではないかもしれませんし、その都度、苦労するだろうけど、多分、きっと、未来は作れると思うのです。
今も、不安がありますよ。
先日の台風の時は、施設が浸水したら、相方はどうなるだろう?
と心配になってしまいました。その時、「自分が後悔しないためには何が出来るだろう?」と考えたら、施設に相談して、泊まらせて頂いちゃいました。(笑) 最悪、洪水で相方が死んでしまうなら、一緒に死にたい。って思っていたかも。(笑)
今も、相方が、コロナに感染したら、会えずのままお別れになってしまうだろうか?と心配していますが、こればかりは、どうすべきかは、まだ見いだせていません。施設の職員さんに頼るばかりです。
自分だけでは、出来ないことがいっぱいあると思います。
その中で、どう乗り切っていくか。場合によっては、他者の力を借りても良いと思っています。
うまく、言葉に出来ていませんが、私は目の前で、相方が自殺未遂をしたのを見ました。そばにいた人間として、もし、あなたが、自殺を考えているのであれば、私は、あなたのことよりも、あなたの周りにいる人たちが、私と同じ苦しみを持つことが悲しく思います。私と同じ苦しみを持つ人が少しでも減ってほしいです。そのためには、あなたに生きていて欲しいと思っています。「自分には誰も悲しむ人はいない」と思っていたら、そうかもしれませんね。悲しまないかもしれませんが、落ち込む人はいるだろうし、「あの時、なぜ気づけなかったのか?」と後悔する人はいるでしょう。それで、笑顔になる人はいないと思うのです。多くの人が、人と繋がっているだろうから、「誰もいない」「誰にも迷惑をかけない」はなくて、残された人たちは、やはり、ショックを受ける気がするのです。
私には、将来の夢がたくさんあります。
相方と一緒に暮らすこと。
ほかにもたくさんあります。
相方が話せるようになったら、講演をやってみたいです。
私ではなく、相方を登壇させて、体験談を話してもらいたいです。
どうして自殺しようと思ったのか、そのあと、どういう状態だったのか。そして、今はどう思っているか。
また、私に余裕が出来たら、ある取り組みをしたいです。
それは、「自殺したい」と思った人が、来れる場所を作りたいです。
今生活している場所だと、今までの空間と繋がっている。
「死んで別の世界に行きたい」のであれば、「別の世界」となる場所を提供したいです。
新たな場所で、新たな生き方を模索してもらうことで、新たな気付きを提供出来たらステキかな?と思っています。まだまだ、そんな余裕がないので、、、夢ですけどね。(笑)
出来るか出来ないか。細かく考えると、落ち込んじゃいますよね。
私も、いろいろな夢を見ますが、現時点では、あまり実現出来ていません。
それを考えると「自分は力不足」と考えちゃいます。そこだけ見ると落ち込んじゃいますが、今の私は、「もっと力をつけなくちゃ」という考えになっています。
同じ事象でも、考え方次第で、気持ちが変わると思います。
落ち込むのも、夢を見るのもどちらも出来るはず。
少しでも、悲しむ人が減り、笑顔が増える未来になったら良いなぁ。
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