【本社の危機対応力でわかる】調剤薬局の本社機能の強さ│転職時には要チェック
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コロナ対応で大変な薬剤師

コロナの患者さんが増えて大変です。

0410対応、COV(自宅)の患者さんの家へのお届け、COV陽性患者さんの駐車場での服薬指導。

この状態っていつまで続くのでしょうか。スタッフやその家族もコロナにかかってしまって人手が足りません。

そしてカロナールやトラネキサム酸、葛根湯などの出荷調整で薬がなくて・・・。

もう疲れました。

2020年の2月頃から始まった新型コロナウイルス感染症。このころから薬局薬剤師の仕事内容は大きく変わりました。

0410対応、オンライン服薬指導、自宅療養患者への配達、抗原検査キットの販売など、多くの仕事が増えましたね。

そして極めつけは出荷調整の嵐。薬が入荷せずに困っている薬局も多いのではないでしょうか。

スタッフやその家族がコロナに感染してしまい、人手不足に陥っている薬局もあるでしょう。

あなたの薬局でもコロナ関連でいろいろと困っていませんか?

pharma

実は現在のような危機的状況の時に、本社がどのような動きをしているかをみれば会社の本当の強さがわかります。

というのも、本社がバックアップしてくれないとどうにもならないことがあるからです。

チェーン薬局の全店舗が同じことをするくらいなら、本社が一括でやった方が効率的な仕事もあるでしょう。

コロナ禍であなたの会社の本社は何をしてくれたでしょうか?

ちょっと思い出してみてください。

本記事の内容
この記事では次のことがわかります。

自己紹介

pharma_di(ファマディー)

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ストーリーズでは内容の濃い情報を発信中≫ ファマディー

全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。

管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト

面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。

私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。

ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。

このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。

≫詳しい自己紹介

結論
今が本社機能を見る絶好のチャンス。本社機能が弱い薬局は今後衰退していきます。

従業員への負担が増えるからです。本社機能が弱い薬局で働いているなら将来について一度考えてみてください。

転職活動中の薬剤師は『本社機能』が強い薬局への転職をオススメします。

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今が本社の危機管理力を見るチャンス

今が本社の危機管理力を見るチャンス

現在の緊急事態のときこそ本社の危機管理力を見るチャンスです。

本社の危機管理力を見るには3つのポイントがあります。

本社の危機管理力を見る3つのポイント

  • 人的バックアップ体制
  • 物的バックアップ体制
  • 金銭的バックアップ体制

人的バックアップ体制

本社の人的バックアップ機能とは主に薬剤師の補充とスタッフの健康管理です。

薬剤師の補充

コロナ関連で薬剤師が休みとなってしまった時に、替わりの薬剤師は来てくれたでしょうか。

コロナ関連で仕事を休まないといけない例

  • 薬剤師本人がコロナに感染した
  • 薬剤師の家族がコロナに感染した
  • 薬剤師が濃厚接触者になった
  • 保育園が休園となってしまい、子供を預けられない

「とりあえずいる人だけで何とか頑張って」と言われただけの方も多いのではないでしょうか。

数日なら限られたスタッフで薬局の業務を回せるかもしれませんが、それが一週間ともなるとさすがに厳しいです。

あなたが勤務している薬局ではいかがでしょうか。

本社から人材を送る、他薬局の薬剤師を支援に活かせるなどの調整機能はうまく働いているでしょうか。

スタッフの健康管理

薬剤師の補充の他に本社がやるべきことは、感染者を出勤させないことです。

毎日の健康観察、体温測定の報告などのシステムは整っているでしょうか。

「少しくらいの発熱なら出勤して欲しい」、「咳が出ていてもマスクをしていれば大丈夫」このように言われたと薬剤師から聞いたことがあります。

ある会社では従業員が発熱後しているにもかかわらず勤務をしてしまい、クラスターとなった事例があります。

体調や発熱は自己申告のみではなく、しっかり報告させるシステムはあるでしょうか?

少なくとも発熱や咳の症状があるスタッフが勤務してはいけません

体調が良くない薬剤師に出勤を強要するような会社は、この先長くは持たないでしょう。

物的バックアップ体制

コロナ禍初期にまず不足したのは消毒用エタノールとマスクでした。本社からこれらの物品の供給はあったでしょうか。

受付や投薬台に設置する、アクリル板などの感染予防資材提供のサポートはあったでしょうか。

コロナ患者が薬局に来るようになってからは必要な物資が変わりました。フェイスガードやガウン、手袋などの必要物資は供給されたでしょうか。

各薬局で物資を発注するのは手間です。本社が一括して購入して各薬局に配布する。このくらいしてもらわないと薬局はやっていけません。

オンライン服薬指導の設備の導入も必要となりました。

いち早く導入して稼働することができたでしょうか。設備の導入が遅い薬局は時代の流れに乗ることができず、他薬局との競争に必ず負けます。

時代の変化についていくスピード感が大切です。

金銭的バックアップ体制

コロナ患者さんの自宅に薬をお届けすると500点、または200点を算定できます。

保険薬局において、自宅・宿泊療養を行っている者に対して発行された処方箋(備考欄に「CoV 自宅」又は「CoV 宿泊」と記載されているものに限る。)に基づき、調剤を実施する場合において、処方箋を発行した医師の指示により、当該保険薬局の薬剤師が当該患者に緊急に薬剤を配送した上で、当該患者の療養している場所において、当該患者に対して対面による服薬指導その他の必要な薬学的管理指導を実施した場合には、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1(500 点)を算定できる。また、上記の患者に緊急に薬剤を配送した場合であって、対面による服薬指導を実施する代わりに、当該患者に対して、緊急に電話や情報通信機器(以下「電話等」という。)を用いた服薬指導を実施した場合又は当該患者の家族等に対して、緊急に対面若しくは電話等による服薬指導を実施した場合には、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料2(200 点)を算定できる。

令和3年9月28日厚生労働省事務連絡より抜粋

薬剤師が患者宅へ訪問しても薬局の収入となるだけで、薬剤師個人の収入とはなりません。

会社からコロナ対応に関する特別手当や加算金などは支給されたでしょうか。

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少しくらい特別手当や加算金が支給されても良いですよね。

本社機能が弱い薬局は今後衰退する

本社機能が弱い薬局は今後衰退する

本社機能が弱いチェーン薬局は今後衰退します。

何から何まで現場まかせの会社では、薬剤師や事務スタッフが疲弊していくからです。

本社からのサポートが一切ない会社では、『もうやってられない』言って辞める薬剤師が増えるでしょう。さらに人手不足が悪化して、残っている社員にも不満が溜まる。

良い人材はますます流出していき、会社は衰退の道をたどります。

【本社の危機対応力でわかる】調剤薬局の本社機能の強さ│転職時には要チェック(まとめ)

【本社の危機対応力でわかる】調剤薬局の本社機能の強さ│転職時には要チェック(まとめ)

こんな大変な時に限って本社に電話が通じない。本社は全て自宅勤務だから連絡はメールで。

これでは緊急の時の対応ができません。

会社として新型コロナウイルスへの取り組みは十分でしょうか。

今は今は本社の危機管理、対応力を見る絶好のチャンスです。

もしこんなときに社長が自宅で自己隔離してしまったらどうでしょうか?

発熱があるにも関わらず、薬剤師が足りないからと出勤を強要されたらどうでしょうか?

 
緊急事態に本社何のサポートもせず、すべて現場のスタッフ任せ

もしあなたがこんな薬局で働いているなら、早めに見限った方がよいでしょう。

pharma

これから長く働くのはかなり厳しいですよ。

薬剤師として働くリスクについて把握してますか?