問題行動の無視について | コーチング1グループ発達障害ブログ

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発達障害のお子様は行動コントロールが苦手なことが多いかと思います。行動コントロールが上手くいかない場合、問題行動が発生してご両親が非常に苦労されます。そのような問題行動への対処として無視をされることがあるかと思います。問題行動への無視という対処は、上手く使わないと行動が悪化する恐れもあります。そこで今回は問題行動の無視ついて説明して参りたいと思います。


無視をする場合、大事なことは途中で折れないことです。無視をするとだだをこねる等一時的に行動がエスカレートする可能性が高いので、予めそうなることを想定しておきましょう。もし途中で無視をやめてしまった場合、だだをこねる等の行動のエスカレートをすれば注目してくれるという経験をしてしまい、行動のエスカレートが強化されてしまう恐れがあります。無視をするときは、お子さんの行動が変わるまで徹底して無視しましょう。


また無視が有効なお子様の行動を知ることも大切です。特に有効なのは現実逃避です現実逃避はお子様が現状を「無視」している状況であるため、ご両親が同様にお子様に「無視」という対応が有効になります。現実逃避をするために、お子様はふざけたり、関係のないことを話したり、喚いたりするかと思います。これらの行動がエスカレートすることを前提として無視を行うので、無視を行う際は家庭内など他の人たちの迷惑にならない所で行いましょう


無視で気を付けなければならないことは、無視する対象です。無視の対象はあくまでもお子様の問題行動であり、決してはお子さん自身を無視するのではありません。もしお子様自身を無視した場合、お子様の存在を無視、無関心であることとなり、「ネグレクト(虐待の一種)」に該当してしまいます。お子様が問題行動を起こした背景は無視せずに理解してあげて問題行動が収まった後に対処を改めて考えてあげましょう


無視に対してお子様の行動が変わった際は、しっかり褒めましょう。お子様は成長過程ですから、一つ一つの行動を指示通りに出来るわけではありません。そして行動が変化したことはお子様自身の努力の成果ですので、褒めることが重要になります。褒める際にもお子様に何が良かったか分かる様に具体的に伝えてあげるとより効果的になります。



via 発達障害あんちょこ
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