観戦記1817 WBSSスーパーミドル級1回戦 カラム・スミスvsエリック・スコーグランド | 人生マイペンライ

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2019年9月度の日本ランキングで10位まで埋まっていないのは、ミニマム級(8位まで)ライトフライ級(8位まで)スーパーウェルター級(3位まで)ミドル級(5位まで)スーパーミドル級とライトヘビー級は総て空位、ヘビー級は1位と2位のみ。まぁ、日本ランキングはミドル級までと思っているボクシングファンも多いだろう。しかし、元々が「ヘビー級」真ん中と付けられた「ミドル級」軽いとつけられた「ライト級」 そしてフライ級(50.802kg)バンタム級(53.524kg)フェザー級(57.153kg)ライト級(61.235kg)ミドル級(72.575kg)ヘビー級(90.729kg以上)6階級時代。日本人初の世界王者白井義男さんが日本人初の世界王者になった1952年には、ジュニアフェザー級(55.338kg)ジュニアライト級(58.967kg)ジュニアウェルター級(63.503kg)ライトヘビー級(79.379kg)の10階級に分かれていた。

そして団体が4団体になり、17階級で暫定王者やらスーパー王者やらダイヤモンド王者やら・・・・

日本人ではミドル級までしか世界王者は出ていないが、WBAミドル級王者の村田諒太選手も王座戦までは契約体重でミドル級以上での試合が多かった(73kg~スーパーミドル級の76.204kg)ミドル級王座挑戦が難しい場合にスーパーミドル級での世界挑戦を狙うような報道もあった。

世界的に層が厚いウェルター級か~スーパーミドル級が世界的な人口が多いだろうか!?

そして、世界王者や世界ランカーを集めたトーナメントWBSS(ワールド・ボクシングスーパーシリーズ)第1回大会はクルーザー級とスーパーミドル級で開催された。

2017年9月9日にクルーザー級から開幕し、オレキサンドル・ウシクが完勝 『観戦記1815』 続いて、9月16日にスーパーミドル級1回戦が始まる!

 

まずは、WBCスーパーミドル級シルバー王者のカラム・スミスが登場!

 

イギリスのリバプール出身のカラム・ジョン・スミスは、4人兄弟総てがボクサーのスミス4兄弟の末っ子で1990年4月生まれ。191cmの身長を誇り、スペイン語で「世界」の意味‘ムンド‘の異名を持つ。20歳の2010年に、アマチュアでイギリス・ウエルター級王座を獲得~2011年にはミドル級王座も獲得。2012年11月にダン・ブラックウェルに判定勝ちしデビューを飾る~7連勝5KOで、2013年9月にパトリック・メンディとBBBofc英国ミドル級王座決定戦で対戦し1RにKO して王座を獲得~10月には、ルーベン・エドゥアルド・アコスタとのWBCインターナショナルスーパーミドル級王座決定戦を6RにKOして王座を獲得~その後もノンタイトル戦4試合を勝利しながら3度の防衛に成功~2015年6月には、クリストファー・レブルスを判定で破り、WBCスーパーミドル級シルバー王座を獲得~11月には、後のWBAスーパーミドル級王者になるロッキー・フィールディングを1RにTKOで降しWBCスーパーミドル級シルバー王座の初防衛とBBBofc英国スーパーミドル級王座を獲得~2016年月には、ハディラ・モハマディを1RにTKOで降しEBU欧州スーパーミドル級王座を獲得~さらに、2016年4月はパディラ・モハメディを1RにTKOで降しEBU欧州スーパーミドル級王座を獲得~5月にはセサール・レイノソを6RTKOで降す~9月にも、ハンガリーのスーパーミドル級王者のノルバート・ネルサバティを6RにTKOで降しWBCスーパーミドル級シルバー王座の2度目の防衛に成功 『観戦記1415』 12月には、ルーク・ブラックリーグを10RにTKOで降しBBBofc英国スーパーミドル級王座の初防衛に成功

 

そしてWBSSに参加し、1回戦で対戦するのはWBAインターナショナルライトヘビー級王者のエリック・スコーグランド!

 

1991年5月生まれ、スウェーデンのボーリンゲ出身のスコーグランドはアマチュアでは2009年度スウェーデン選手権ライトヘビー級で優勝~2009年度北欧選手権ライトヘビー級優勝。2010年5月にデビューして、イストラン・ラボダに判定勝ち~その後も14連勝9KOして、2013年4月にWBOインターナショナル&WBCライトヘビー級ユース王座決定戦でルーク・ブラックリーグに判定勝ちして王座獲得~6月にも判定勝ちをし、2013年10月にEBU-EU圏ライトヘビー級王座決定戦でロレンガ・モックに判定勝ちして王座獲得~2014年2月に、アダサット・ロドリゲスを12RにTKOで降し初防衛に成功~4月にも、ダニロ・ダガタを9RにTKOで降し2度目の防衛に成功~9月には、EBU王座の3度目の防衛戦とIBFインターコンチネンタル王座決定戦でステファノ・アバタンジェロを判定で降しEBU王座3度目の防衛とIBFインターコンチネンタル王座を獲得。

12月にグレン・ジョンソンに判定勝ち~2015年9月に、オレクサンドル・チェリピアに判定勝ちでIBFインターコンチネンタル王座の初防衛に成功するも王座返上~12月にデレク・エドワーズに判定勝ち~2016年4月に、リノ・リベンベルグを判定で降しIBOライトヘビー級王座を獲得~12月にも、WBAインターナショナルライトヘビー級王座決定戦でティミー・シャーラ11RにKOして王座獲得。

 

リバプールのエコーアリーナで華々しく開幕した、WBSSスーパーミドル級トーナメント!無敗同士の対決だが、世界王座獲得歴は無い同士の両者でWBCスーパーミドル級ダイヤモンド王座が賭けられる!

 

2017年9月16日 WBSSスーパーミドル級1回戦 カラム・スミスvsエリック・スコーグランド

 

カラム・スミス 22勝17KO無敗 WBCスーパーミドル級シルバー王者

 

エリック・スコーグランド 26勝12KO無敗 WBAインターナショナルライトヘビー級王者

 

1R、中間距離で左を打ち合う~スコーグランドの左の打ち終わりに、スミスが右!さらにスミスがパンチをまとめる!

 

2R、ススコーグランドが動く~足を使いながら打っていくが、スミスがロープに追い込み打ちこむ!

 

3R、お互いに手数多く打ち合う~しかし、スミスはスコーグランドの打ち終わりに右を狙う!

 

4R、廻るスコーグランドに対し、前に出続けるスミス~手数はスコーグランドだが、クリーンヒットはスミスか!?

 

5R、スコーグランドが忙しく動きながら打ちこむ!スミスも右を狙うも、スコーグランドがドンドン詰めていき打ってくる!

 

6R、前に出ているのはスミスだが、廻りながら手数多く当てているのはスコーグランドか!?

 

7R、スコーグランドが、細かく動きなかやら左を当てる~スミスは密着してスコッをロープに押し込むが、スコーグランドの左フック!

 

スミス効いたか!?スコーグランドが連打!

 

8R、両者とも左を突き合うが、着実に当てているのはスミス~しかし、スミスも攻め切れない

 

9R、お互いに手数多く打つが、踏み込んで打てない~当てているのはスミスだが、スコーグランドも止まらない

 

10R、スコーグランドを止める為か!?スミスが入っていく~揉み合いから左ボディー!

 

11R、しつこく左を突いてくるスコーグランドに、スミスが右を合わせる!効いた!スコーグランドの足が躍る!

 

一気にスミスが連打!スコーグランドはクリンチしようとするも、スミスが左フック!スコーグランドはダウン!

 

立ち上がったスコーグランドに、スミスが極めにいく!連打!

 

スミスがロープに詰める!レフリー止めるか!?しかしスコーグランドも返す!

 

12R、ポイントをリードしているだろうスミスは、無理に攻めない~スコーグランドは左は打つが、右までつなげられない

 

スミスが打ち終わりに右!やっとスコーグランドも踏み込んで右を打ちこむも、ヒットしなく試合終了

 

判定は、116-112 117-110 117-110 3-0でカラム・スミスがWBSS準決勝に進出!

 

スミスがダウンを奪い完勝だが、スコーグランドはライトヘビー級から落としてきたので背はあるがパワーは感じられずKO率もこのクラスでは低い46%だけに何故WBSSに抜擢されたのだろう!?しかし、同時に始まったクルーザー級は4団体の王者が集まったがスーパーミドル級は王者はWBA‘スーパー‘王者のジョージ・グローブス1人だけの寂しさ。と、言ってもロブ・ブラントのようにWBSS後に世界王者になった選手も出ているぐらいなのでレベルは凄まじく高い

 

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