都内で院長をしている獣医さんのブログ

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武蔵小金井の動物病院、ハル犬猫病院の院長ブログです。
動物病院で行った検査結果の解釈などの情報発信をしています

このサイトでは犬猫を飼育されている飼い主さん向けに情報発信を行っています。

「直接主治医の獣医さんには聞きにくいけど、説明内容に

イマイチ納得がいかない・・・。」

そんな飼い主さんの疑問解決の一助になればと思っています。


また、「どうやったら患者さんのニーズに十分応え、従業員も幸せに働ける動物病院へと進化し、改善し続けられるか」という思いから、多くの本を読むようになりました。その中からおススメな本も紹介していきます。

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目次

2012年12月更新ぶんまでの目次です



◆血液検査◆


・肝酵素関係

肝臓から出てくる酵素で、肝障害の指標となります

 ・犬猫の血液検査。GPT(ALT)って何だ?
 ・GOT(AST)

 ・GPTとGOTのまとめ!

 ・GGT

 ・ALP


・アルブミン(ALB)

肝臓で作られるたんぱく質の一種です

 ・アルブミン(ALB) その1

 ・アルブミン(ALB) その2

 ・アルブミン(ALB) その3

 ・アルブミンその4


・血液尿素窒素(BUN)

クレアチニンと共に、腎機能をチェックする代表的な指標です

 ・BUN

 ・BUNその2

 ・BUNその3

 ・BUNその4

 ・BUNその5

 ・BUNその6

 ・BUN低下その1

 ・BUN低下その2

 ・BUN低下その3


・クレアチニン(CRE)

尿素窒素と共に、腎機能をチェックする代表的な指標です

 ・クレアチニン(CRE)その1

 ・クレアチニン(CRE)その2

 ・クレアチニン(CRE)その3


・血糖値(GLU)

血液中の糖分(グルコース)です
 ・血糖値  

 ・低血糖その1

 ・低血糖その2

 ・低血糖その3

 ・低血糖その4

 ・低血糖その5


・総タンパク(TP)

血液中のたんぱく質の総量で、アルブミンとグロブリンの総量です
 ・犬と猫の総タンパク
 ・犬と猫の総タンパクその2

 ・犬と猫の総タンパクその3
 ・犬と猫の総タンパクその4
 ・犬と猫の総タンパクその5

 ・犬と猫の総タンパクその6

 ・犬と猫の総タンパクその7

 ・犬と猫の総タンパクその8




◆腫瘍◆

腫瘍に関する情報です

 ・腫瘍とは?

 ・良性腫瘍と悪性腫瘍

 ・悪性腫瘍の分類「癌(がん)と肉腫(にくしゅ)」

 ・悪性腫瘍(がん)の治療法

 ・がんの治療法「手術」

 ・手術の目的

 ・がんの治療法「抗がん剤」

 ・抗がん剤が投与できない状況

 ・がんの治療法「放射線治療」

 ・良性腫瘍は治療するべきか

 ・腫瘍の検査「細胞診」と「病理組織検査」1

 ・腫瘍の検査「細胞診」と「病理組織検査」2

 ・腫瘍の検査「細胞診」と「病理組織検査」3

 ・細胞診1

 ・細胞診2  

 ・QOLとは?

 ・治らない猫の指先のケガ「肺‐指症候群」



◆予防医学◆

・不妊手術

避妊・去勢などに関する情報です

 ・不妊手術~「去勢」と「避妊」~
 ・犬の去勢手術の「メリット」「デメリット」

 ・犬の避妊手術の「メリット」「デメリット」

 ・猫の去勢手術の「メリット」「デメリット

 ・猫の避妊手術の「メリット」「デメリット」

 ・基本的な予防項目

 ・ワクチン

 ・狂犬病ワクチン

 ・混合ワクチン(犬)

 ・犬パルボウイルス感染症1

 ・犬パルボウイルス感染症2
 ・犬ジステンパーウイルス感染症

 ・混合ワクチン(猫)

 ・ネコ汎白血球減少減少症

 ・ネコ風邪

 ・「生ワクチン」と「不活化ワクチン」1

 ・「生ワクチン」と「不活化ワクチン」2

 ・「生ワクチン」と「不活化ワクチン」3

 ・ノミ・ダニ予防

 ・不妊手術後の食事の量

 ・猫エイズウイルス感染症1

 ・猫エイズウイルス感染症2

 ・猫エイズウイルス感染症3

 ・猫エイズ対策~室内飼育・ワクチン~
 ・ワクチン接種の間隔

 ・ワクチンのメリット・デメリット

 ・混合ワクチンの使い分け(犬)

 ・ワクチンは3年に1回接種?その1

 ・ワクチンは3年に1回接種?その2

  

  

◆病気のはなし◆

 てんかん発作と月の満ち欠けの関係

 ・会陰ヘルニア

 ・猫の膀胱炎1

 ・猫の膀胱炎2  

 ・猫の膀胱炎3

 ・猫の膀胱炎4

 ・猫の膀胱炎5

 ・猫のおなかの虫1

 ・猫のおなかの虫2

 ・犬の空腹時の吐き気1

 ・犬の空腹時の吐き気2

 ・猫の腎不全1

 ・猫の腎不全2

 ・異物摂取1

 ・異物摂取2

 ・異物摂取3

 ・異物摂取4

 ・慢性腎臓病1

 ・慢性腎臓病2

 ・慢性腎臓病3

 ・慢性腎臓病4

 ・慢性腎臓病5

 ・慢性腎臓病の治療1

 ・慢性腎臓病の治療2

 ・慢性腎臓病の治療3

 ・慢性腎臓病の治療4

 ・慢性腎臓病の治療5

 ・ダニが持ってくる伝染病「バベシア」その1

 ・ダニが持ってくる伝染病「バベシア」その2

 ・ノミが持ってくる寄生虫「瓜実条虫」

 ・薬剤耐性菌その1

 ・薬剤耐性菌その2

 ・薬剤耐性菌その3

 ・薬剤耐性菌その4

 ・ヘモプラズマその1

 ・ヘモプラズマその2

 ・塩中毒その1

 ・塩中毒その2

 ・塩中毒その3

 ・けいれん発作1

 ・けいれん発作2

 ・けいれん発作3

 ・けいれん発作4


◆そのほか◆

 ・独立開業!

 ・質問コーナー

 ・ホームページできました~

 ・ペットロス

 ・マイクロチップ

 ・セカンドオピニオンとは?その1

 ・セカンドオピニオンとは?その2

 ・セカンドオピニオンとは?その3

 ・セカンドオピニオンとは?その4

 ・ショックとは?


◆本の紹介◆


神田正典さん「優しい会社」

堀江貴文さん「君がオヤジになる前に」

ジェームズ・C・コリンズさん「ビジョナリーカンパニー2飛躍の法則」

医学書院「異常値の出るメカニズム第5版」

スティーブン・R・コヴィーさん「7つの習慣」

神田正典さん「成功者の告白」
犬飼ターボさん「CHANCE」
中沢康彦さん「星野リゾートの教科書」
日経トップリーダー編「指名ナンバーワン企業」

神田昌典さん、渡部昇一さん「日本人の成功法則」

武田邦彦さん「放射能と生きる」

一圓克彦さん「0円で8割をリピーターにする集客術」

島田紳助さん 「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」

石原明さん「社長、『小さい会社』のままじゃダメなんです!」

ラビ・マービン・トケイヤーさん 「ユダヤ5000年の教え」

大前研一さん 「ドットコム仕事術」

神田正典さん 「口コミ伝染病」










抗けいれん薬にはさまざまなものがありますが、動物医療の世界では以前から
・フェノバルビタール
・臭化カリウム

というお薬が良く使用されてきました。
コストも低く、今も一番よく使用されるお薬かと思います。

最近では
・ゾニサミド
・ガバペンチン

などもよく使用されています。

また、難治性てんかん(投薬によって制御困難なタイプのてんかん発作)では
・レベチラセタム
・プレガバリン

といった新しい世代のお薬を使用することもあります。

従来のお薬で発作の制御が難しい場合には、いくつかのお薬を組み合わせたり、新しいタイプのお薬に切り替えて対処していきます。

ただし、これらのお薬の効き方は個体差が大きいため、治療反応やお薬の血中濃度検査、副作用の発現具合などをみながら調節していく必要があります。



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前回、特発性てんかん(MRI検査などで脳に異常が検出されないもの)のコは必ずしも治療が必要とは限らない、とお伝えしました。

では、どういったコが治療が必要なのでしょうか。

一般的に、以下の項目に当てはまるコは治療が必要と言われています。
・1カ月に1回以上のけいれん発作を起こす。
・1日に2回以上の発作を起こす
・1回の発作が5分以上続く


長時間続いたり、連続するけいれん発作は命にかかわってきます。
上記項目に当てはまる場合は、かかりつけの獣医さんに相談しましょう



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