生きるということは、罪で
生きるということは、
その罰でもある
感傷的な心は、
ひとを弱くするけれど
その弱さこそが
人間の本質だから、
忘れないでいようと思う
ぼくの抱えている罪と
あなたの抱えている罪、
重さなんて量らずに
全部捨ててしまってさ
明日、ぼくらは旅に出よう
あなたと一緒にいられたら
どこへだって構わない
たとえ、天国までは
辿り着かないとしても
なんなら、いっそ
新たな罪を一緒に重ねて
地獄にだって堕ちてもいい
あなた以外の誰かと
泣いたりとか、
笑ったりとか、
もう面倒くさいんだ
あなたの頬に手を伸ばし
あなたの名前を呼ぶ