昨日の記事を上げてからうちもTwitterのコメントをかなりたくさん読んでみてん。
そうして判明したことがある。
まずはうちの反省すべき点として、実際にこの『Cuties』て映画を見ずに批判したところ。
実際に映画を見た人のコメントによると、主人公の女子は自分の置かれている立場（子供なのに性的対象とされること）に嫌気が差して逃げ出し、最後は子供らしく縄跳びして遊んでいる光景が映し出される、らしい。
この映画は、子供を性的対象とする現在の風潮を批判してるねん。
なので少女達に今流行りの卑猥なエロダンスをさせて、それを見る大人達に嫌悪感を起こさせ、子供を性的対象にすることへの危険性をもっと喚起したい、というわけ。
なるほど〜。
なら、エエね
って言うかよーっ
キモいもんはキモいんじゃーっ
批判コメントも色々集約できる。
そのひとつが「子供を性的対象とすることを批判するために、子供を性的対象とするシーンの撮影をして、子供を性的搾取してる」やった。
「殺人はアカンから、それをアカンと喚起するために、嫌悪感を催す殺人を映画の撮影のために行うんと一緒ちゃう？」て意見もあった。
それは…極端やけど、まぁそんな感じやな
大人が子供を性的対象にすることを批判する映画って、他にも作り用あるんちゃう？
２分ほどのエロダンスを少女たちに仕込んで、そのえげつなさを見せつける必要はあるのか、ってとこが問題。
この気持ち悪いダンスを映画内で披露した以上、この少女たちの卑猥な姿だけを切り取って変態達に永久保存されるだけやなく、この少女たちの生涯に渡ってこの動画はつきまとう。
大人に言われるままに性的な卑猥な踊りを一生懸命に行う少女たちがいかに哀れであるか、という部分のアピールには効果的であっても、それならやはり別の手法をうまく考えるんが仕事やと思う。
大昔、ジョンベネちゃん殺害事件ってのが発生した。
金髪碧眼の美少女ジョンベネちゃんがコスプレして化粧しておませに踊る姿は可愛い…けど、うち的にはちょっと気持ち悪かった。子供が大人のコピーをするのって、基本的に気持ち悪い。ハロウィーンのコスプレでポリスになるんはOKでも、セクシーポリスは大人でこそ笑えるけど子供がやったらキモい。
さらに、この映画が言いたいことを人びとにうまく伝えられるか、というところで「そもそも」となる。
多数の人は「こんな映画見れるかーっ
」て怒ってるし、中には「Netflix解約した」っちゅーてるのも数件あったし。
てことで、子供を性的対象とすることに嫌悪感を抱く健全な大人はそもそもこんな映画は見たくない。
子供を性的対象とすることをおかしいと感じない頭の弱い親や不謹慎な大人は、こんな“意識高い系”の映画は見ない。
グロい表現であっても「芸術だわぁ」「先鋭的な表現ねぇ」と持ち上げるアートな業界人か、かなり意識の高い人が頑張って見るって感じ？
Twitterでは「LGBTQの次はP（ペドフィリア、すなわち小児性愛者）も入れろっちゅーんかな？ やめてくれ〜！」て悲鳴も上がってましたわ。アナーキーな意識高い系は心広くて多様性を尊重するからね、Pをねじ込んできてもおかしくないで…。
昨日のコメントでも名前があがった、富豪たちがこっそり集っていけない饗宴に興じてた小児性愛島を持ってたエプスタインは昨年逮捕されてる（そして彼は獄中で疑惑の死）。
Netflixはこのドキュメンタリーを配信してる（ヤフーニュースより関連記事）。
幼い子どもたちが大人の都合で性的対象にさせられている被害ならば、こっちのほうがストレートやな。
映画『Cuties』はフランス映画で、主人公女子はイスラム教の家族による伝統的な女性の役割を押し付けられることに反抗し、そして仲間とダンスするところに自由を見出してる。そういう流れは飲み込めるし、親や家庭への反抗からグレて不良少女になる女子も日本にはたくさんおるから理解できる。
そういう危険性を喚起したいのもわかる。でも、そうじゃなくとも子供を性的対象として“売り飛ばす”のは、その親でしょ。
ジョンベネちゃんの親は必死で娘を美少女コンテストに出しまくってたし。
子供にグロいダンスをさせて嫌悪感をもよおさせて映画を見る人を減らすより、子供にグロいダンスをさせて喜んでる親の醜さをもっと話のメインとして押し出しても良かったんちゃう？ 自分はあんなキモい親・大人になるまい…って大人に思わせる方が大事やとうちは信じる。それならば少女たちのエロダンスもフォーカスアウトして撮影しぼやっと映し出せたやろう。モザイク？
そもそも、大人がおらへんかったら子どもたちはエロダンスを完成させることはできへんから。
KPoopやWAPのエロダンス動画を子供がネットで見られるにしても、その真似程度なら大したこと無いし、普通の親なら気づいて「程々にしろ(#･∀･)ｺﾞﾙｧ」するし。
さて、この映画はいわゆる18禁扱いになってる（実際米国では18歳以上は大人としてOKになる）。
てことは、出演した少女たちはこの映画見たらアカンねんなぁ…
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