地価公示で近時に土地価格の上昇著しかった場所というのは、銀座も心斎橋筋もニセコ界隈も外国観光客、日本人観光客が来街することによる消費や宿泊に裏付けられたものです。
(地価公示が必ずしもマーケットを捉えれているかという論点はおいといて、公表資料を基準にした方がよいと思って地価公示の土地価格上昇率が高かった場所の話をしています。)
他の要因もありますが、この要因が大きいと思います。
観光客が買い物していく→店舗の売上があがる→店舗の賃料支払可能額があがる→店舗の賃料があがる→大家の収入(純収益)がふえる→純収益➗利回りで求められる収益価格があがる→土地価格あがる
ホテルの稼働率・宿泊代金あがる→・・・・(店舗と同じ流れ)→土地価格あがる
です。
大阪は近時、ホテルの平均宿泊費や稼働率の上昇が著しかったです。
つまり需要がある割には供給が追いついてませんでした。
ある公表資料によれば、一時、世界で一番ホテルの平均宿泊費の上昇率が高かった時期があります。
そこで、ホテルを建てれば儲かるということで、ホテル用地取得のために需要が増え、大阪の土地価格は上がっていました。
日経などでも公表されている通り、全国のホテル稼働率は前年の3割程度まで落ち込んでいるようです。
緊急事態宣言があけても、ヒトが気軽に旅行に行けれない時代が続くならホテルの稼働率は上がりません。
ということは、コロナの影響で人が気軽に旅行に行けれなくなれば、店舗の売上がさがるし、ホテルの稼働率・宿泊代金がさがるので、土地価格は下がります。
下がることが間違いなさそうな土地について書きましたが、次回は別の土地について書きます。
別がなんなのかは次回のお楽しみ。
ブログ更新するといったものの、ネタがないのでこういうネタになってしまいました。