秋、と言えば、
このツルウメモドキを
いけずにはいられないのが池坊人。
私だけでしょうか??
ツルウメモドキの、
ダイナミックな動きを生かして
懸崖にいけるのは、
崖のような斜面で育った植物が、
上に向かって伸びようとする
姿を表したいけかた、
と、教わりました。
逆に、竜胆は、
立ち昇る姿にいけます。
洞窟のような、
陽の当たらない場所で、
それでも、光を求めて
上に伸びて行こうとする姿、
なのだそうです。
いずれにしても、
植物は、置かれた環境の中で、
ひたむきに生きている。
ただ、懸命に生きている。
だから、人は花に感動するのだと、
私は思うのです。