自分が地震の起きる前日の9月5日に「異常気象」について記事を書きました。
その際に気象の事だけでなく地震のこともちょいと触れ、尚且つ次男坊のことにも触れました。

まさか、翌日の夜中に遭遇するとは・・・。

丁度寝苦しくて目が覚めたんですね。
自分、暑がりなものですから、何とか寝てたんですがやはり夜中に起きてしまった。

起きたのは夜中の3時頃ですね。

トイレ行ってその後血糖値を計って茶の間で佇んでたら、急にぐらっと。


家の近くにある防災スピーカーからあの「イヤなサイレン」というか「チャイム」が鳴り、地震が起きる前に鳴ってほしかったのですが駄目。


「まったくもう・・・」と思ってたら結構揺れた。


ううむ、久しぶりだ。まともな地震は。で、当然家族も地震で目が覚めて起きてきた。


やはり次男坊も自分が言ったとおり、何だ何だと起きてきた。


自分はたまたま1Fに居たからそれ相当だったが、2Fだった家族らは結構あわてたでしょうね。


すぐさまTVをつけたら情報は早かった。
なぬ?あまり地震が起きない地域が結構酷い。

震源がその時は未だ出てなかったので判らなかったが、まあいつものように「浦河沖とか青森の方向かな?」とか思っていたら全然違った。



ううむ。でも震度が6強とは、やぶさかではない。
何事も無ければ良いが、と思って寝れないからipadを取り出して起動し、あるアプリでメールを書いていたら急に電気が消えた。



「え?停電???」



いつものように短時間で付く(復旧)かと思ってたら、どうも違った。
まさか、そこから北海道全土がエライ目に遭うとは夢にも思いませんでした。



幸い自分はタブレットを複数所持しているので、その中にTV搭載のやつがあるんですぐさま見たら、どうも数分での復活は無さそうだ。



どうもならんので仕方なく「寝れば朝方にでも復旧するだろう」と寝なおすことに。





しばし寝ていたら妻がベッドの傍に立って遺憾気味。



何、文句言っているのかと見たら時間は6時半近く。
丁度9月6日は自分休みだったんで余裕こいていたら、次男坊が仕事があるんで妻が起床したと。


だが、停電なのでどうするか?ということでしたね。


妻は夜中の地震の後、すぐに寝たそうで。
自分のように朝早くから起きている輩ではないので、停電に気が付かなかったそう。



うーん。セットした電子ジャーも動かないな。
しょうがないんで、前日あった晩飯の残りの白米をガスで蒸して温めるなどして食べさせ職場に。


だが、一時間後に次男坊帰還。仕事が休みだと。
電気が無いんで仕事ができないのが理由。

当然ですな。



で、家の周りを歩いて散策したらスーパーなどでは店頭販売していました。
コンビニは店にもよりますが、電気がこない中営業しているところも。

そして当然人だかり&車で凄い状態に。



信号機も停電で駄目ですから、事故ったのでしょうね。警察も来ていましたね。
で、その混雑している駐車場などで現場検証と言うか聞き込んでいたのを見ました。



こういうカオスな状況にいながら台風一過の後の晴天は何か「うらめしかった」ですね、ええ。




で、電気が無いから電化製品が動かせない。ネットもできない。
妻は洗濯ができないのでボヤいていましたね。



結局、何もすることが無いので寝ているかじっとしているかしかない。
それこそ部屋掃除でもするか、と思ったが、台風一過の後ですから気温が高くヘタに動いたらエライことに。




なので、長男坊と一緒に「生きた屍」をしていました。
時間だけが過ぎてゆく、非常につまらない休みでした。




なんだかんだ我慢大会をしてようやく夕方に。
夜に復旧すれば良いのですが、いつになるかTVもラジオもそこら辺は言わないので、やきもき。



電池を用意し、懐中電灯を用意しました。



幸い懐中電灯系はカー用品店の景品で以前から所持していたので、数はあるんですよ。
ただ、使わなかっただけ。



まさか、こういう風に使う時が来るなんてね。

それこそキャンプとかで使う、とかなら洒落てますが、生憎うちはキャンプしないしwww



で、慣れの果てが「災害で使用」ですか。あららららw



でも、有ってよかったですね。結構明るいし。
供えあれば憂い無し、ですね。うん。




ただ、冷蔵庫と冷凍庫がねえ・・・・・。
このまま、停電が続くと仕事もマジやばいって・・・・・



どうしようもないんで早く寝ました。
19時半くらいに寝たかな。



そして21時頃にやたら消防車と救急車のサイレンが煩くて起きてしまったんですよ。
で、外を見たら・・・「あれ?明るい???」



おお、電気が復旧しているではないですか。
これは助かる。


というか、TVやラジオでは「復旧までは時間が掛かる」と言ってたので諦めていたんですよね。
でも、付いてよかったわあ。




と、簡単に一日の中身を説明しましたが、九州地方のような洪水災害のような目に遭わないだけよかったですが、別なものを味わいましたね。
それが今の世の中のほとんどを占める「電気製品の依存度の高さ」です。



装置や何やらが壊れたら別ですが、ただの地震だけで装置に被害が無ければ、みんなが各々で自家発電が出来れば今回の地震で困った事項は何とか回避できました。
太陽光パネルで発電できる家であれば、蓄電池とパネル発電で何とかできたわけです。

ガスも水道も動いてましたからね。無かったのは電気だけで電気があればさほど困らなかったと。



まあ、食べ物とかも得ないといけないので完全に長い間大丈夫とはいえないですが、電気がないと生活が出来なかった。
トイレもウォシュレットですが、電気が無いんで完全マニュアル式に。

まあ、水を使う使う。凄い消費量です。
もしも水道が止まってたらエライ目に遭っていましたよ。



ガスだってそう。ガスが無かったら煮炊きできませんからね。


実際、ガスと水道があったから避難所に行かずに済みましたし。





だけど、やっぱり電気が無いのは堪えますね。何も出来ない。
それこそ言葉が合わないと思いますが自分的には「半殺し」に遭った気分です。




また思い返せば、自分の50数年の人生で初でしたね。こういう経験は。



それこそ幼少期とかには時代が時代でしたから、良く停電をしていた。
特に吹雪とか台風の時、落雷などやどこかで事故があって電柱が折れて電線が切れ停電と言うのもあったよね。

しかしどんな事情があっても、長くても3・4時間で復旧していましたしね。

平均すれば一時間も停電することは無かったと思います。



特に今住んでいるところに来てからは23年になるけど一度も長い停電になったことがなかった。
あってもせいぜい5分くらいのものでしたね。



またその次に長いのを言えば「奥尻に起きた地震」のときは長かったなあ。

これは今のところに日引っ越す前ですけどね。
でも、それでも1時間も待たなかった。



つまりはかなり長い時間停電になったのは、昭和40年代とかの時でそれも僅かだった、というのが判りますね。
それでも3・4時間程度でしたが。




今回は夜中3時半かた停電として、復旧が21時頃ですから約17時間半ほど停電した、ということですね。



でも、自分らの方はまだいいんですよ。未だに停電の地域があるんですから、これは本当に参る。




また体験して判りましたが、電気が同じ区域でも通っているところと通ってないところがあることです。

この差は大きすぎます。




だって目の前にある建物や施設が停電してて、すぐ傍のところでは通電があるという。
全くこうなると回線がどこでどうなっているねん!と言いたくもなります。



信号機もそうです。付いているところと付いてないところがあり、危険ですね。




徐々にTVで報道されわかってきましたが、どうも送電や発電のシステムに問題がありますね。

それこそ今まで平和だったから何も考えないで済んできた、と言うのが大きいでしょう。


ですが、今回のことで如何に「想定外の事項が起きたとき」に対応できないかがわかりました。
これを教訓にシステムの見直しや強化を図らねばなりませんね。



またマンションや役場などもそうです。
電気が無いので何もできません、では話にならない。


特に何十階もあるような高層では水が得れない、では話にならない。

ポンプで水を屋上まで吸い上げて、それでの各階への提供ですからね。

電気が無かったら水が如何にあっても提供できなくなる。


自分らは一軒家で尚且つ断水しなかったから良かったが、これが何らかのことで水が得れなかったら事態はもっと深刻になっていたでしょう。



またガソリンスタンドも自家発電装置をつけるべきです。
ガソリンスタンドも装置をつける敷地が有るのにも拘らず、つけていない。

今回のことで大分考えさせられたはずです。




そして出来れば普通の家でも太陽光発電があれば尚いいでしょう。
尚且つ売電ではなく家で電気を使用できるシステムを、です。



売電なんて何の役に立たないことが今回で判りました。
自分も売電は最初は「おおー」と思ったが、時間を掛けて見てきたら「差ほどメリットが無い」のに気が付きましたから。


そして売電で得れる電気があっても今回の復旧に役に立ったか否かなんて、全然わかりません。

おそらく推測ですが、売電で集めた電気では再点火には足りないと言うんでしょうね。


また後で明らかになると思いますが、水力を平素使ってなかったようですね、電力会社は。
売電が仮にいくら集めても駄目だというのなら、いいですよ。

水力とかがあるんですからそれを使えばいい。

 

だが、TVの報道だと「ストップしていたのを動かして」と言ってましたよ。

と言うことは平素使ってないということですよね?



結局、裏でどのようにしているかなんてわかったものではない。
水力だって風力だって電気は電気です。そういうものも利用しないで火力オンリーでやっているから燃料費が云々と我々からお金を多く取っている・・・・



自分にすれば「ふざけるな」ですね。




売電は「できるだけ買いたくない」だろうし、頼りの原発は「動かせない」尚且つ使用しなくても冷却はしなければいけない。
要らないお荷物そのものです。



で、色々模索しているかと思えばどうもその様子は伺えない。で、今回の火力発電の欠点をモロ地震で「思い知らされた」有様です。




何でバックアップとってなかったんでしょうかね。再点火が容易にできない?
んな、馬鹿なために多くの人に迷惑を掛けたんですよ。




確かに「今までに事例が無かった」「初めてのことだった」「想定外だった」色々あるでしょう。
ですが、そういう中で「猛反省」をしてもらいつつ、二度とこういうことが無いようにしてもらいたい。




今回のことは「火力」だからこの程度で済んだけど、これがもしも原発だったらどうなっています?
それとも原発だったら「大丈夫なようにしていた」とでもいうのでしょうか?




どのように言っても言い訳にしかならないと思います。




火力にも再点火を自前で出来る装置や施設を併設する。
また本州からの手助けも得れるようにする。




何もかもが後手であり、整っていない。完全に不備すぎます。




高い料金を徴収していながら今までさほど努力をせずに胡坐をかいていたのではないか。
そのように自分は感じます。




電力と言うものは、ほぼ「命」のようなものです。そういう大事なものを売って商売をしている。
世間や社会に与える影響と言うものが非常に大きいんだという自覚を持って、運営をして貰いたいと思います。




それでは。