富山マネジメント・アカデミー

富山新聞文化センターで開講、教科書、参考書、講師陣の紹介、講座内容の紹介をいたします。

安倍総理のいう景気のV字型の回復は可能

2020年03月30日 | Weblog

東洋経済オンラインによると、日銀の株価のテコ入れだけが、日本企業の株式価値の人為的な支えとはみていない。次のように、分析する。引用<3月16日に日銀が臨時の金融政策決定会合を開き、株式ETFの買い付け枠を当面2倍にすると発表、実際には17日から買い入れ額を増やした。日銀の買い入れ額と日経平均の前日比騰落幅はどうだったのかを見てみよう(以下の数字は前者が日銀のETF買い入れ額、後者が日経平均の騰落幅)。 17日:1204億円、9円高、18日:ゼロ、284円安、19日:2004億円、173円安、23日:2004億円、334円高、24日:ゼロ、1204円高、25日:ゼロ、1454円高、26日:2004億円、882円安、27日:ゼロ、7243円高)。このように、日銀が買った日は上がっても300円幅強で、むしろ900円近く下落したことがある。逆に日銀が買わなかったが、1000円以上日経平均が上昇した日が2日もある。どうも「日銀が買って株価を押し上げているだけだ」というのは、的を射ていないと言えるだろう。>周知のように、株価も先物が主導で価格変動する。だから、現物株では、当面は4月相場であるが、先物では10月相場である。10月に売買が清算される。すると、この秋、コロナウイルスがさらに全地球的に拡大し、地球的な規模の経済社会が完全にマヒすると想定するならば、日経平均の2万円台での回復はありえないと予想される。しかし、証券アナリストは冷静に分析し、日本企業が先頭車になって景気回復が起こるとみている。それは、金融面で、どのような脆い債券で返済不能にならないように世界各国の中央銀行が動いているからだ。それと、日銀が買い支えているのは、日経平均をわりだす企業群よりも、TOPIXという先端技術特許のある重要産業の企業群である。この6か月で、日本国が国家的に残したい企業と、もういいですよと言われている神戸製鋼所などは落とされていく。現在、全ての企業の株価は、100株を1単位として、価格が表示されるので、非常に比較が簡単にできる。金融恐慌にならないという前提条件があると、あとは、俗にいう「景気」「景況感」という「心理」の反映としての株価指数をみておけばよい。疫病の専門家は、10数年に1度しか出番がないので、いつまでも危機は去っていないという。それが商売だからだ。東京、NY、上海、香港、シンガポールを観ておけば、2021年には実需レベルでの国際貿易、国内消費の総量は上向きに転じる。

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新型コロナウイルスの悪と善... | トップ | 汪洋、3月30日、全国政治協商... »
最新の画像もっと見る