ポケコン生活、なかの人、よーでぶです。

今回は、PB-100のキー構成についてです。

PB-100に限った話ではないですが、ポケコンは小さいです。
小さいけど色々な機能や、表示文字を扱えます。
そのため、それぞれ使いやすいようにキーも工夫されています。

具体的なキー配置は、取り扱い説明書を見てもらえればと思います。



その中でよく使うキーなど、コメントです。

■MODEキー
ポケコンでプログラミングやプログラムを実行するときは、プログラムを書く(プログラミングとかコーディングと言う)モードと、書いたプログラムを実行する実行モードを切り替えて行います。
PB-100の場合は、MODEキーを使って切り替えます。(次回説明)

■SHIFTキー
アルファベットキーの上に書かれているBASIC言語の命令をSHIFTキーを押して、そのキーを押すだけで入力ができる簡易入力機能だったり、プログラム格納エリアの切り替えに使用します。MODEキーと共によく使用するキーの一つです。(次回説明)





ポケコンは小さいので、1つのキーで複数の種類の入力ができる工夫がされています。上記SHIFTキーの切り替えもそうですが、それにさらにMODEの切り替えで、1つのキーで最大最大4種類切り替えできます。

例)Rのキー
操作:入力される値 
------------------
1.通常(通常モード)のR押下:大文字 →R
2.通常モードで、SHIFTキー押下後、R押下:Rキー上記載内容 →$
3.MODE押下、ピリオド"."押下後(拡張モード)、R押下:小文字 →r
4.拡張モードでSHIFTキー押下後、R押下:キー下記載内容 →¥
※拡張モードで、再度MODE押下、ピリオド"."押下で通常モードに戻ります。

Rキーをモード切り替えて押下場合の例



PB-100が人気だった理由の一つに扱える文字や記号の多さがあったと言われていますが、それらを上記4種類の切り替えでキー操作一つで入力できるのはとても便利ですね。


次回は、PB-100のもう一つの特徴である、モードとプログラムエリアについてお話しようかと思います。


エラー上等!
でわでわ(^o^)/


ポケコン生活、なかの人、よーでぶです。

今回は、ポケコンとプログラム言語についてです。


PB-100はプログラミング言語としてBASIC言語を搭載しています。でも他のポケコンでは、BASIC言語以外の言語も搭載している機種があります。それらBASIC以外の、ポケコンに搭載されている言語についてお話したいと思います。


BASIC言語以外の言語も搭載しているポケコンも、基本はBASIC言語がメインです。別のプログラミング言語が使えるモードがあり、モードを切り替えることでBASIC言語以外も使えるというものです。


■C言語 VX-4,PC-G850など
工業高校とか専門学校などで、プログラミング学習や難しい工業計算する時に使用する想定で作られたモデル、教育用ポケコンに搭載されています。教育用ですし、ポケコン自体のメモリ容量の関係もあるからか、使える命令には限りがあります。それでもC言語の初期学習には必要十分です。


■CASL言語 VX-4,PC-G801,PC-G850など
これも教育用ポケコンに搭載されています。


CASLって聞いて、ピンと来る人はどれだけいるやら。。W


コンピューター技術者の国家試験として、情報処理技術者試験というのがあります。昔は第二種、第一種、特殊とあって、第二種が基礎的な技術力の試験でした。(今だとITパスポートとかかな?)

国家試験と言っても、技術レベルの認定試験で免許ではないので、情報処理技術者試験の資格を持っていなくても、コンピューター業務に携わることはできます。

でも取得しておいたほうが、自分の技術力をアピールできるので、コンピューター業界の仕事を生業にするなら、取得しておいたほうが有利だと思います。


技術者試験でアセンブリ言語という機械寄りの言語の試験があり、その試験で出題されるアセンブリ言語がCASLでした。

CASLは技術者試験用に作られた言語。試験用に設定された実在しない架空コンピューター(COMET)上で動く、アセンブリ言語という設定です。

前身は、CAP-Xだったかな?w

アセンブリ言語は機械寄りの言語なので、CPUの構成やメモリとデータをやりとりするレベルでプログラミングをします。

プログラミム内容を理解しようとするとき、命令を読めばどんな処理なのか人間が理解しやすいのが、BASIC言語などの高次のプログラミング言語。

それとは対照的に、
人間は解読しずらいけど、機械(コンピューター)からしたらコンピューター内部のCPUでの処理がほぼそのまま書かれているので、コンピューターにはより処理しやすく、分かりやすいのがアセンブリ言語です。

国家試験でそのような低次の言語も出題するのは、コンピューターの仕組みの理解度を図る目的があるからでしょう。

情報処理科を専攻する学生の目標の一つに国家資格の取得もあるので、教育用モデルのポケコンに搭載されたようです。

ただ、今はCASLではなくCASL2だったかな?国家試験で扱わなくなってしまいました。

なので
今CASL勉強しても意味ないと言えば意味ないかもしれません。でもコンピューターの仕組みを学習、勉強するにはよいかも。。と思います。


■マシン語 PC-G850など
CASLと違い、ポケコン本体に実際に搭載されているCPUに対する命令を直接入力できる機能です。16進数でコーディングしていきます。

より細かくより無駄のない処理を書けるので処理も高速になりますが、その分コーディングする人間には、体力、知力、努力、忍耐力が求められます。

何せ16進数のコードをそのまま打ち込むのですから。。爆汗

CASIO製ポケコンより、SHARP製ポケコンのほうがマシン語を使える機種が多かったと思います。


BASIC言語が使えれば十分だし最初はBASIC言語でも四苦八苦なので、この辺はだいぶ先の話というところだと思います。


次回は、PB-100でプログラミングをしていくにあたって、予備知識としてPB-100自体をとりあげたいと思います。まずは、PB-100のキー構成についてお話しようかと思います。


エラー上等!
でわでわ(^o^)/

ポケコン生活、なかの人、よーでぶです。

今回は、コンピューターとBASIC言語についてです。

PB-100に搭載されているプログラム言語はBASIC言語です。


現在、
コンピューターに処理をさせたい場合は、人が処理させたいことを命令で書き(プログラミング)、
それを読み込ませ、実行させることで実現していますが、この大きな仕組みはプログラム内蔵方式と
言われ、この方式で動くコンピューターはノイマン型と言われるています。

ノイマンというのは、この方式を考案、提唱したジョン・フォン・ノイマンという科学者の名前から
とられたものです。量子力学などでも多大な貢献をされた偉大なマルチ科学者です。


今、世の中にある殆どのコンピューターは、ノイマン型です。


大型汎用コンピューター(メインフレーム)やサーバー、スパコン、パソコン、しかり。
ポケコンも同じです。

プログラムを変えれば、簡単に違う処理をさせることができる。。そこが画期的だったそうです。


ノイマン型コンピューターが出てくるまではリレー式コンピューターなんてのもありました。
(昔の電話交換機みたいに、人が物理配線でプログラムする感じだったので、簡単には処理を変更
できない。)


そもそも
コンピューターって言葉は、昔の職業の名前でした。
compute(計算する)-er(人)でccomputerコンピューター。

機械式計算機がなかった頃、学術計算とか砲弾の弾道計算とか、難しい計算も最初は科学者とか助手
とかが黙々とやっていたのだけど、時間はかかるわ、計算ミスるわって、なって、キーーーーーっ!!
もうこんなんやってらんねーわ!ってなって、人を雇って計算してもらうって流れになって、それで
ひたすら計算をする職業が生まれ、コンピューターって言われるようになったとか。

忍耐強く、細かいことが得意ということで、計算が得意な数学女子が多く採用されていたそうです。

結構賃金も良かったとか。

ちなみに
それらコンピューター女子たちに計算式をメモで割り与え、計算結果をメモで取りまとめる担当官の
ような役目の人がいたそうで、レジスタと言われていたそうです。

現在、
コンピューターを構成する装置にCPU(中央演算装置)があり、そのCPUの中に、計算結果を一時的
に保管するレジスタがありますが、この取りまとめ役の名前からつけられたのかもしれませんね。
そう言えば、お店の会計でお金を出し入れするのもレジ(スタ)よね?w

随分寄り道してしまいました。。爆汗

そんなプログラム内蔵方式ですが、プログラムをするための言葉、プログラム言語というものも
色々開発、使用されてきました。

千差万別、多種多様。

BASIC言語もその一つです。

BASICとは、基本的にという意味ですが、

「Beginner's All-purpose Symboic Instruction Code」の略で、「初心者向け汎用記号命令コード」
(wikiより)
のことです。

つまり、
プログラミング初心者向けに考案された、人にわかりやすいプログラミング言語。。
ってとこでしょうか。

昔は
プログラミングの勉強と言えば、BASIC一択でした。

日本のパソコン黎明期、各社のパソコンにはBASICが搭載されていて、電源入れればすぐにBASIC
をプログラミングできました。

かの
Microsoft 社の製品第一号もBASICインタプリタだそうだし、日本のパソコンにBASICが始めから
搭載されるようになったのは、そういう風潮だったのかもしれません。

皆さん!パソコン買ってプログラミングってやつをやってみましょう!って。w
(インターネットもない時代だし。日本でインターネットが普及したのは黒船Windows95のおかげ)

ただ

やっかいなのは、方言があるんです。BASIC。


基本的な命令は同じでも、それこそパソコンごとにBASIC言語が微妙に文法が違うし命令があったり
なかったり。。


当時は、
共通化なんて全く考えられておらず、言語規約も好き勝手に拡張したり、追加したり。。

差別化が流行りだったので、同じ会社のパソコンでも機種でBASICの文法が違っているのはあたり
前でした。

そんなBASIC言語なので

PBー100のBASICも
PB-100のBASICです。(何のこっちゃ)


ポケコン同士でもBASICが違います。
(シリーズが一緒だと、さすがに互換性はあるようですが)

なので、違う機種に移った場合、
命令によっては、PB-100のこの命令は、こっちのポケコンでは何という名前で、どう書くの?という
ところから調べないといけない、なんてこともありました。

それで、色々機種ごとの特色、違い、やれること、やれないことを学んだりしました。


それでも基本は一緒なので、一つマスターすれば潰しが効きます。

PB-100は小さい分、BASICも比較的コンパクトなので、学ぶ機器としてもってこいだと思います。

ここでは、そのPB-100のBASICを記していけたらと思いますが、

次回は
ポケコンたちに搭載された、色々なプログラム言語についてお話しようかと思います。

エラー上等!
でわでわ(^o^)/