マサ斎藤、逝去 男性プロレスファンの永遠の憧れが天国に行ってしまった | 趣味こそすべて

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猛暑のなか、クーラーの効いた室内でフラフラの状態で仕事を頑張ったミッシーです、まいど。

(・・・室内にいるんですよね?)

 

具合が悪いのは暑さのせいか、それとも・・・昨日の晩にワールドカップの決勝を見ながらガブ飲みした

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自家製ピーチカルピスソーダ杯のせいか、おそらく両方だと思う。

 

『こんな暑い国から脱出して涼しいロシアに移住したい』って思うけど、ロシアも夏場は30度以上になるっていうのを今回のワールドカップで知りました。冬は極寒ですし。日本でもうちょっと頑張るか。

 

まあ、ワールドカップは終わったから快眠の時期が増えるって思っていたら物凄く悲しいニュースが入ってきました。

 

『マサ斎藤逝去、75歳』・・・マジかよ、マサさーん!!!

 

マサ斎藤(以下マサさん)については・・・ウィキペディアを見て欲しいけど(詳しくはこちら)、昭和のプロレスファンの憧れであったのは間違いない。個人的な事なんですが誕生日が一緒。8月7日生まれ。暑い時に生まれたね、マサさん(ちなみにマサさんは戦前の生まれ)同じ誕生日にはアイアンメイデンのボーカル、ブルース・ディッキンソンもいます。

 

プロレスの英雄とヘビーメタルの英雄と同じ誕生日っていうのはちょっと嬉しかったりする。よくこんな暑い時期に生まれたなって思う事の方が多いのは事実だけど。

 

ここからはパソコンでこの記事を読んでいる人はヘッドフォンをして下の動画をクリックして聞きながら読んでね。

映画、オーバー・ザ・トップのテーマ曲、つまりマサさんの入場テーマ曲です。

 

マサさんについて書きます。マサさんが亡くなって寂しいとかは書かないよ。

 

僕にとって、いや多くのプロレスファンが思っているでしょうけど、とにかく『カッコいい存在』なんです。子供のときはアントニオ猪木が神のような存在でしたけど、途中で変わるんですよね。猪木みたいにはなれないし、なろうとも思わない。そして途中でマサさんのカッコ良さに気づくわけです。

 

マサさんのカッコ良さを書いていきます。それが供養になるはずです。寂しいのはマサさんに似合わない。

 

マサさんのカッコ良さ、その1 ゴツいカラダ&風貌です。

 

明治大学レスリング部出身で東京オリンピックにも出場したマサさん。プロレス転向後はアマレススタイルの技巧派になるのではなく、アメリカマットを一匹狼として暴れるヒールとなります。アメリカでヒールになるにはゴツいカラダが必要という持論を持つマサさん。痩せマッチョじゃない、分厚い大胸筋、丸太ん棒のような腕を持っていました。そしてパーマ&日焼けしたひげ面。新日本プロレスのイラク遠征で初見のイラク人に『コイツは悪そうだ』と思われブーイングを喰らったというエピソードはステキ過ぎます。ワールドワイドで『ワル』って思わせるルックス、本物です。間違いなくリアル・プロレスラー。

 

マサさんのカッコ良さ その2 英語がペラペラ

 

日本語はちょっと苦手だったりするのですが、アメリカ生活が長かったので英語はペラペラでした。テレビ朝日のワールドプロレスリングの解説時にアルティメットファイトのことを『オ−タムゥットファイっ』って発音していたのは痺れましたね。

 

マサさんのカッコ良さ その3 若手レスラー、外国人、関係者、すべてからリスペクトされている

 

いまから20年以上前のことかな、ワールドプロレスリングでnWoが大ブームのときがありました。辻アナウンサーと蝶野の抗争が毎週楽しみでした。蝶野率いるnWo軍が辻アナウンサーや東スポの柴田さんに暴行をするのですが、マサさんには一切手を出さなかった。真横の辻さんを暴行するのに不自然なぐらいマサさんには手を出さない。そしてWCWのエリック・ビショップが来日して解説席についた時にハッキリと分かるんです。『あっ、マサさん、リスペクトされている』

後輩の長州、佐々木健介達にリスペクトされているのは分かってましたが、無差別テロを起こすヒール軍団や外国人のレスリング関係者、すべてにリスペクトされているのがわかりました。

 

マサさんのカッコ良さ その4 僕達がそうあって欲しいと願うレスラー像そのものだった。

 

アメリカ人レスラー仲間がホテルで暴れたところ警察に取り押さえられ、その場に居合わせたマサさんですが、助太刀をした結果、アメリカの刑務所にぶち込まれます。マサさん自体は警察に逮捕される事を仕出かしたわけではないんです。ただ仲間の助太刀ですからね。まあ、警察官をボコボコにはしてしまうのですが。そして出所後に生み出したのが監獄固め。冷静みたら変形の足4の字固めなんですが、『監獄固め』ですよ。カッコ良過ぎます。刑務所に入るのってどう考えても一般人ならマイナスなのですが、そこをプラスにして監獄固めを誕生させる。その発想に痺れるわけです。

マサさんはアマチュアのキャリアから言ったら正当派になるべき経歴です。明治大学時代に東京オリンピック出場ですよ。そんな正当派な経歴からヒールになり獄門鬼と呼ばれるレスラーになるわけです。

(昭和のプロレスファン、ヒールレスラーが大好きですね)

 

吉田沙保里が警察をぶちのめして刑務所に入り、出所後、獄門鬼と呼ばれる女子レスラーになるなんて想像できますか?

 

引退試合もカッコ良かったね。マサさんが育てたスコット・ノートンと戦いました。パワースラムで3カウントを奪われたのですが、ノートンの必殺技、パワーボムではなく、『あれ?もう終わり』っていうのが試合を見終わった後の正直な感想だった。ただ試合後のインタビューが痺れた。『オレはラッキーだよ、こうやって水も飲める』って言っていたのが忘れられないです。自分が育てたノートンにリングの上で殺されても仕方がないって思っていた感があるマサさん。マサさんの信条、『Go For Broke(当たって砕けろ)』の本当の意味が分かってテレビの前で号泣しながら痺れていました。

 

マサさんのカッコ良さ その5 お茶目

 

好きな飲み物がカルピス。海外生活が長かったためちょっと日本語のボキャブラリーが少ないんですけど、そこがカワイイというか。憎めないし、お茶目だし、嫌いになる要素がまったくありません。

 

こんなマサさんが亡くなってしまった。75歳か、早いよね。

 

・・・ただこんな事を書いているけど涙は出ない。マサさんに涙は似合わない。パーキンソン病っていうのがリアルでいろいろ思う事はあるけど、いまはご冥福をお祈りします。

 

マサさん、天国でもビルドアップした肉体で大暴れして下さいね!

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マサさんが大好きだったカルピスに、もものお酒を入れてマサさんのファイトを思い出しましょう。

 

マサさん、カッコ良かったです!

 

 

 

 

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