親のとばっちりを受けた子の人生 | 雨の日も風の日も IN アメリカ

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在米25年。 アメリカ人旦那との間にティーンのハーフの男の子がいます。 アメリカの企業で企業管理者として勤続22年、フルタイムで働いているワーキングマザーです。 そんな私のごくふつ~の日常日記です。

先日、日本のテレビで、 夢も、希望も〜仮放免者の未来〜 、と言う番組をみました。

 

仮放免はオーバーステイの外国人に在留資格を与えないまま一時的に収容を解く措置で、

 

幼い子供がいる場合などに適用されるらしく、

 

そういう人達を仮放免者と呼び、 全国に入管収容者と仮放免者は、約3800人いるらしいです。

 

え?少なくね?

 

実際にはオーバーステイはもっといるよね(笑)

 

多分、捕まっていないだけで。

 

18歳の女子高生の父親(中国人)が、2006年に妻子を連れて中国から日本の大学院に留学しに来たらしいのですが、

 

パチンコにのめりこんで大学院を自主退学(いや、マジか、その理由。。。)

 

この時点で留学ビザを失い、そこでさっさと家族を連れて自国に帰ればよかったんでしょうが、

 

そのままオーバーステイして、不法滞在となったのでしょうね。

 

父親は入管収容者となり、この18歳の娘の他に、日本で子供が数人生まれたようなんですが、

 

日本で生まれ育っているので、子供たちは中国語がほとんど話せない。

 

で、本来ならオーバーステイなので、一家強制送還でもよさそうなもんなんですが、

 

一番最初に述べた理由の通り、幼子がいるので仮放免となり、

 

18歳を含めた兄弟4人と母親は仮放免者として、そして父親は入管収容者として日本に滞在していたらしいです。

 

18歳の高校生は、将来 社会福祉士になりたいと言う夢があり、日本の大学も受かっていたので、

 

仮放免の更新のため名古屋入管を訪れたところ、

 

その場で強制退去命令を受けて翌日中国に帰国することになったとの事。

 
で、中国に帰ったのですが、子供達は全員ほぼ中国語も話せず、

 

その合格した日本の大学に、なんとか18歳の子だけ留学という形で進学できるよう日本の入管に掛け合ったところ、

 

オーバーステイをしたのは子供である彼女の責任ではなかったと言うことでなんとか彼女に留学ビザがおりたらしいです。

 

ところが、日本行きの飛行機に搭乗の時に、

 

彼女のパスポートが中国当局によって無効になっていた事が判明、

 

結局空港で足止めくらい、日本へは来れなかったという。

 

こんな不幸続きの子って実際にいるのですね。

 

Ugh!

 

父親がパチンコにさえハマらなければ・・・(いや、ほんとマジそこ)

 

なんかほんと可愛そうなんですが、実際に法を犯してオーバーステイしていた父親を恨む以外に他はないですよね。

 

アメリカでも、こういう不法滞在している人がたくさんいますが、

 

申し訳ないけど、自由や権利がないと自分を犠牲者と決めつけるよりも、

 

先ず先に法を犯したのは自分なわけで、理由がなんであれ立派な犯罪者です。

 

こういう時、そういう親の勝手に振り回された子供が一番被害を受けると言う。

 

それもパチンコが原因って(まだそこにこだわるか。笑)

 

そういう子供だけを見たら、「犠牲者」と思いますが、その親は犯罪を犯した「偽善者」と思ってしまいます。

 

やっとビザが下りて、日本に留学という形で戻れることになった18歳の娘に、

 

父親が日本語で「体に気をつけて。頑張ってください」と敬語で声をかけたのが私的にはイラッとしました。

 

いや、マジ、オマエが頑張れよ(やめなさい)

 

~業務連絡~

 

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