安堵、そして罪悪感 | 雨の日も風の日も IN アメリカ

雨の日も風の日も IN アメリカ

在米25年。 アメリカ人旦那との間にティーンのハーフの男の子がいます。 アメリカの企業で企業管理者として勤続22年、フルタイムで働いているワーキングマザーです。 そんな私のごくふつ~の日常日記です。

日本で災害があると、遠くに住んでいる人間は、

 

ただただ家族の無事を祈ることしか出来ません。

 

東日本大震災の時、新潟に住んでいる両親の無事を確認した後、母は私に言いました。

 

電話が繋がりにくい状態で未だに連絡が取れない人もいっぱいいるから、

 

その人たちに電波を優先してあげれるように私たちの連絡は今後しばらく控えましょう、と。

 

母らしい発言。

 

あれ以来、私はにいがた防災メールに登録し、

 

アメリカに住んでいてもいつでも素早く情報が入ってこれるようにしました。

 

日本に大型台風が上陸すると警報が出ていたこの週末、

 

私の元に、にいがた防犯メールが届きました。

 

警報レベル4「避難勧告」を発令。

 

対象は新潟市北区の一部。

 

阿賀野川の氾濫危険が高いため、速やかに全員避難を開始してください、との事。

 

マジか・・・

 

実家は北区にあるのですが、阿賀野川からは結構遠い(筈。。。)

 

北区の一部って、実家も入るのだろうか?

 

そう思い父母にメールしたら、母から返信がありました。

 

「お父さん曰く、ここら辺は大丈夫だって。

 

今、庭で落ち葉掃除してる。」

 

は?

 

落ち葉掃除?

 

そんな暢気な事言ってていいの?

 

ってか、これから台風来ますっていう時に、よりにもよって落ち葉掃除って。

 

せめて台風去るまで待ったら?みたいな(笑)

 

まあでも、庭で落ち葉掃除出来るってことは、

 

雨も降っていないし風も大したことなく大丈夫なのだろうと思い、私も就寝しました。

 

両親や地元の安全を確認出来、安堵したと共に、

 

被害にあった方もたくさんいるわけで、安堵している自分にちょっと罪悪感も感じました。

 

ある程度の防災は出来ても、やっぱり私達人間は天災を避けることは出来ない。

 

一日も早い回復、復興を祈ります。