コロナ感染で謝罪するのは日本人だけ | 雨の日も風の日も IN アメリカ

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在米25年。 アメリカ人旦那との間にティーンのハーフの男の子がいます。 アメリカの企業で企業管理者として勤続22年、フルタイムで働いているワーキングマザーです。 そんな私のごくふつ~の日常日記です。

サッカーの本田選手が「コロナに感染した人はなんで謝罪するの?」という発言に対して、27万のいいねがついたというニュースを見ました。

 

確かに!

 

そしてこれ、この発信は特定の国や人に向けたものであるとは明言していませんが、私が思うに、謝罪するのは日本人だけですよね。

 

とにかく日本人はよく謝罪するな~と言うのが私の印象。

 

時に、ありがとうございます、の意味でも、「すみません」って言いますよね。

 

「すみません、ありがとうございます」みたいな。

 

日本でもかなり感染が広がってきて、両親の住む実家でも、2か月近く感染者がいなかったのに、ここに来てまた感染者が増え続けています。

 

こういう時、私の情報網になってくれるのが、私の幼馴染のマナカナ(仮名です)

 

マナとカナとは5歳くらいからずーっと幼馴染で今でも帰国すると必ず遊ぶ中なんですが、さすが地元にずっと住んでいるマナカナだけあって、情報網がすごい。

 

例えば、実家付近で感染者出没と言うニュースを聞いて、もちろんニュースでは人を特定するような情報は載せていないのですが、そういう情報もマナカナは私に教えてくれます。

 

こういう時、やっぱり東京と比べて地方は、個人の断定が出来てしまうところが怖いところです。

 

例えば、地元で〇〇食堂を経営する老夫婦は二人で感染していたのに、それを隠して食堂経営、そしてデリバリーもやっていた、とか。

 

実はこの食堂の娘と私達は同年代で、部活も一緒で、彼女のお弁当がいつも豪華だったのを覚えていますが、当時からあんまりいい噂を聞かなかったこの食堂。

 

もちろん彼らから謝罪の言葉はありません(やめなさい)

 

でも、この田舎町でずーっと細々と自営業をしてきた彼らにとって、きっともらえる年金もたかが知れていて、70代になった今でも店じまいが出来る経済状況にはないのかも、と思うと、ちょっとかわいそうな気もします。

 

自分たちの生活を支えるだけで精一杯だった。

 

他には、マナの知り合いの友達でキャバ嬢をしていた子が感染し、そのご両親の家に嫌がらせ、窓に石を投げられる、というのも実際にあるようです。

 

え?

 

マジでそんなことがあるの?

 

と、耳を疑います。

 

日本人ってみんな優しくていい人ばかり、困ったときはみんな人助け、一致団結力がある、と思っていたけど、その裏で、こういう村八分みたいな悪い一面もあるんだ、と思いました。

 

同じ日本人と言う人種でもこんなことがあるんだから、肌の色が違う人種、ましてや国を越えた人種から起こる差別なんて容易になくなるわけがない。。。

 

と言う現実に葛藤を覚えます。

 

日本人に限らす、やっぱり人って(私を含めて)自分に心の余裕がある時は人に優しく出来ても、そうじゃない時はそんな余裕ないんだなって言う。

 

そして今、きっと世界中の多くの人がそんな心の余裕はない。