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ドシェメアルトゥ絨毯のモチーフのひとつに「ベシタシュ」と言うのがある。
トルコ語で「5つの石」の意味で、絨毯の上ではボーダー部分に5つの小さな〇が斜めに並んでいる。 ↓↓↓↓↓ アンタルヤのドシェメアルトゥ絨毯・モチーフの話 ベシタシュがトルコの子供の遊びであることは聞いていたが、実際にどんな遊びかは知らなかった。 そんな話をしていたら、40代、50代のトルコ人たちが「子供の時に遊んだからよく知ってるよー」というので、教えてもらった。 文字通り、5つの石(本当は海岸などにある丸みを帯びた石がよいらしい)を投げたり、拾ったり、手のひらの上に乗せる、遊びである。 男性、女性、また地域によって多少のルールの違いはあるらしいが、5つのうちの1つの石を空中に投げている間に1つずつ手で取っていくビルレル(1つ)、2つずつ取るイキレル(2つ)、左手で作った橋の下をくぐらせる「橋」などがあり、失敗したら次の人に順番が移るというもの。どれだけたくさん続けられるかで勝負が決まる。 日本にも同じような遊びがあったような、なんだったろう・・・なんて思いながら見ていたのですが、お手玉? なんて思ったものの、私が知っているお手玉は歌を歌いながら両手や片手で空中に放り投げて遊ぶもの。 トルコのベシタシュのように、1つを宙に放っている間に、下にあるお手玉を取るというのもなんとなく記憶があったけれど、自分で遊んだことはないから定かではない。 たまたまYouTubeで見つけたお手玉遊びの中に、えっーとビックリするぐらい似ているものがあった。 それはおばあちゃんが実際にやって見せてくれているお手玉を使った伝承のよせ玉という遊び。 ↓↓↓↓↓ お手玉(よせ玉)伝承 こういう遊び方があるというのは、私は実は知らなかった。 お手玉には振り技と拾い技の2種があるという。 一般的に知られる歌に合わせて宙に放るのは「振り技」(ゆり玉)。 トルコのベシタシュのようなタイプは「拾い技」(よせ玉)。 調べると日本では奈良時代に中国から伝わり、小石や水晶を使っていたらしい。 へえ~。 さらに遡ると、お手玉遊びの発祥は紀元前5世紀頃にリディア人よって始まったとされる。 つまり、現在のトルコが発祥の地!ってこと。 その後、ギリシャでアストロガリとして広まった。 トルコのアンカラにあるアナトリア文明博物館には骨を使ったお手玉遊びをする姿が描かれたレリーフもあるそうだ。 最初は羊の骨を使って遊ばれていたお手玉が、さらに身近な小石に代わり、シルクロードを通りインド、中国に伝わった。だから中央アジア、ヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと世界中に同様の遊びがあると言う。 ※以上、日本のお手玉の会のHPのお手玉の歴史から。 へえ~。 知っている人は知っていることだと思うけど、私は初めて知ったし、日本でのお手玉の遊び方すら実は知らなかったのだから、いろいろ目から鱗。 絨毯のモチーフのひとつである「ベシタシュ」から興味を持った、トルコの子供の遊び。 トルコ在住28年が経ってから、初めて実際の遊び方を知り、さらには日本のお手玉との共通点を見たことで、お手玉自体が現在のトルコの地で生まれたことを知るという壮大なストーリー。 ベシタシュの遊び方の動画をYouTubeのikumi nonakaチャンネルで配信しました。 まずは日本のお手玉の「よせ玉」の遊び方を見てみてください。 それからベシタシュを見るとすごくわかりやすいです。 ↓↓↓↓↓ トルコのよせ玉遊び「ベシタシュ」 ------------------------------------------------------------------ YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。 トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。 新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ ↓↓↓↓↓ ikumi nonaka ------------------------------------------------------------------ ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ ミフリ&アクチェ にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 その他・全般ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 8, 2020 05:33:34 AM
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