第22回目は「JEFF BECK (ジェフ・ベック)」です。
先日の1月10日(2024年)で、ジェフが亡くなって…もう1年が経ちました。
私にとって、ジェフ・ベックは…間違いなく "ギターヒーロー" であり、唯一無二の存在です。
音楽のカテゴリーも…もはやJEFF BECKというカテゴリーですよね?
今回はインストの名盤「WIRED(ワイアード)」をご紹介いたします。
プロデュースは前作『ブロウ・バイ・ブロウ』に引き続いてジョージ・マーティンが担当。
録音は半年間で終了し、1976年5月に本作『ワイアード』はリリースされた。収録曲は「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」のカヴァー以外参加メンバーによる作品で占められた。前作よりもハードでダイナミックなプレイが繰り広げられている。※Wikipediaより引用。
それでは…曲ごとの私の感想です。
ナラダ・マイケル・ウォルデンの躍動感のあるドラムスから始まり、Aメロは、ジェフ・ベックのリフに、ウィルバー・バスコムのべース、マックス・ミドルトンのクラビネットが入り、グルーヴして行きます。
そこに、ジェフのギターが縦横無尽に駆け巡る!そして、ヤン・ハマーのシンセがユニゾン気味入って、さらにグルーヴが加速します。Bメロの、8分の7の変拍子の所がトリッキーで、カッコいいです!
この曲を、私がギターで弾いた動画を貼っておきますので、良かったらご覧下さい。
②カム・ダンシング - Come Dancing (Narada Michael Walden)
ちょっと跳ね気味のドラムスから始まる、ミドルテンポで、ベースのリフが印象的なナンバー。ベックのどことなくダークなギターと、対照的なBメロのメジャーコードの展開が面白いですね。
③グッドバイ・ポーク・パイ・ハット - Goodbye Pork Pie Hat (Charles Mingus)
このアルバム唯一のカバー曲。原曲はサックスですが、ここでは、ベックのギターが良い味だしてます。ドラムスがリチャード・ベイリー、キーボードがマックス・ミドルトンで、前作のブローバイブローの流れを汲んだ一曲と言って良いでしょう。
ウィルバー・バスコムのファンキーなベースから始まり、ベックのギターが気持ち良く続きます。この曲も、前の曲同様の息の合ったリズム隊です。
ヤン・ハマーが、シンセとドラムスを担当しています。ベックのギターとシンセのユニゾンがバッチリ決まってますね!このアルバムらしさが(?)一番出ているナンバーと言って良いでしょう。
⑥ソフィー - Sophie (Walden)
メローな出だしから…テンポアップして行きます。マックス・ミドルトンの、フェンダーローズが小気味よく、グルーヴィーなベースが乗っていきます。ナラダのドラムスも、叩き倒してます(笑)
マックス・ミドルトンのクラヴィネットに、リズム隊が絡み…ヤンのシンセと、ベックのギターが気持ち良く乗っかって行く感じの曲ですかね~!