気ままな撮影紀行

鉄道写真をメインに航空機や一般の
風景写真等の撮影に出かけました。

急勾配の鉄道路線

2024年04月16日 | 第3セクター/その他私鉄
鉄道が走行するにあたって苦手とするのは、レールの急カーブと急勾配と言われてます。日本ではいわゆる “普通の鉄道列車” で超えられるのは35‰(パーミル:1000m進む間に35mの勾配がある)と決められていて、これを超える急勾配を走行する車両では特認扱いとなってブレーキ等に特殊な装備が施されてます。

【1】大井川鐡道 井川線
大井川鐡道大井川本線を走行するSLの終点駅、千頭駅(せんずえき)から先の大井川鐡道井川線では90‰で普通鐡道での最急勾配になってます。

この急勾配の路線では安全に走行出来る様に『アプト式』で運行されてます。軌道上の2本のレールの真ん中に滑り止めの歯の付いたレールを設置して、アプト式電気機関車の床下にも歯車を取り付け、それらをかみあわせながら勾配の区間を走行しています。その際は必ず坂の下側にアプト式電気機関車を連結して、ブレーキの役目をしながら走行しています。

この区間の列車には乗った事が有ります。進行方向に向かって座ってましたが、下り坂の時は足に力を入れて踏ん張るようにしないと、座席からすべる様な感覚になりました。


【2】箱根登山鉄道
線路脇の 80.00 の標識は80‰の勾配を表しています。駆動力が車輪に伝わってレールとの摩擦に頼って走行する方式では、最急勾配になっており走行可能な限界です。


途中の信号場での列車交換です。ここでは33.3‰の勾配です。


【3】叡山電鉄 鞍馬線
線路脇の標識では 50‰ になってます。
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奈良県広陵町『竹取公園』の桜

2024年04月14日 | 旅行風景(近畿地方)
奈良県は靴下生産量が日本一で、広陵町の地場産業として進められてきました。

竹取公園の近くに「讃岐神社(さぬきじんじゃ)」があって「かぐや姫」の育ての親で竹取の翁「讃岐造(さぬきのみやつこ)」のモデルとされた讃岐氏にゆかりがある事から、広陵町は「かぐや姫」で有名な『竹取物語』の舞台とされてる地域になってます。

広陵町内を通っている近鉄田原本線の箸尾駅(はしおえき)の駅前では『かぐやちゃん』が出迎えてました。


竹取物語にちなむ竹取公園は季節の花が広がっていて、大型の遊具等も有って家族連れでにぎわってました。





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満開の桜と近鉄電車・近鉄田原本線(奈良県)

2024年04月13日 | 近畿日本鉄道
奈良盆地の中程を走っていて、路線距離が10.1Kmで駅数が起点と終点を含めて8駅の短い路線です。全線単線の路線ですが運転本数は、毎時2~3本確保されてます。ネットで目にした事ですが、近鉄では単線のこんな短い路線でも『本線(ほんせん)』の位置づけになってるの? と疑問に思った人が有ったようです。どうやらその人は田原本線を『たわらほんせん』か『たはらほんせん』と読んだようで、実際の正しい読み方は『たわらもとせん』です。

田原本線のほぼ中程で、高田川に架かる橋梁付近で桜が満開に咲いてました。


上記写真を撮った私の背後にも桜並木が続いてました。


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旧中山道の宿場町『妻籠宿』(長野県)

2024年04月03日 | 旅行風景(中部地方)
中山道は江戸時代に整備された五街道の一つで、江戸から京都迄を内陸経由で結ぶ街道でした。現在の都府県にルートを当てはめると、東京都・埼玉県・群馬県・長野県・岐阜県・滋賀県・京都府に該当する地域を通過してます。

江戸日本橋から京都の三条大橋を結ぶ、中山道六十九次(中山道に設けられた69を数える宿場の総称)の42番目の宿場町になっていて、“現在の住所” では長野県の西部で岐阜県迄は5Km程に位置してます。

私の両親はここから県境を越えてすぐの、岐阜県側の山間部にある小さな町の出身です。両親の田舎を訪ねた時は、ここを訪れる事が有ったので懐かしい思いが蘇ってきました。


















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JR線と南海電鉄線の『加太駅』

2024年03月25日 | JR西日本エリア
JR関西本線で三重県内に『加太駅(かぶとえき)』があり、和歌山県内にも南海電鉄加太線の終着駅として、漢字表記は全く同じの『加太駅(かだえき)』があります。

【1】加太駅(かぶとえき)
ここは関西本線の非電化区間の単線で、列車交換可能な無人駅になってます。駅は1896年(明治29年)に開業された古い路線で、写真の駅舎は1936年(昭和11年)竣工のようです。(撮影:2015年9月)




上りの亀山駅(かめやまえき)行きの列車の発車です。ここから写真奥の一駅隣駅の柘植駅(つげえき)迄は、25‰(パーミル:1000m進む間に25mの勾配)の急勾配が続く難所になっています。SL全盛時代には列車の最後尾にも列車の後押しをする “後補機” も連結して超える難所になってました。それでも列車の速度は極めて遅かったようです。
現在はハイパワーの車両が軽快に走行してますが、現在もこの区間を通過する “加太超え” の名は残っています。


ネットで現在の駅舎の様子を確認すると、2022年4月に駅舎の改修工事が完了して様子が変わってました。

【2】加太駅(かだえき)
南海電鉄本線の紀の川駅(きのかわえき)を起点とする加太線の終点駅です。
1912年(明治45年)開業で駅長配置駅になっています。(撮影:2012年8月)




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