混雑を避けたくて今年は少し早めに靖国神社を参拝してきました。

 

今年は新型コロナ「Covid-19」の影響でメディアで戦争について語られる時間は減るのかと思いますが、うまくバランスをとった報道をしてほしいと思います。

 

この日は夕方4時半頃に参拝してきましたが太陽はまだ強く、戦場だった8月の南の島々のつらさを感じようとしましたが・・・想像もつきません。

 

 

境内には、お清めの水も柄杓もなく石畳にも前の人との間隔を取るように黄色のテープでた立つ位置が決められていました。新型コロナウイルスの影響もこんなところにまで来ていることを実感しました。

 

人もまばらで静かな靖国神社参拝することができました。

 

参拝後に暑さを避けるために遊就館のロビーで体を冷やしました。 ロビーではレストアされた零戦を見ることができます。

 

父がまだ子供の頃、零戦が近所の田んぼに墜落するのを見たことを話してくれました。 親戚に「海軍さん」と呼んでいたとても怖いおじさんがいたことも、「海軍さん」が父の憧れの人だったことも。 そして「海軍さん」が零戦の事故で亡くなったことも。 

 

数年前に海軍さんの事を調べに国会図書館に行って「海軍さん」が記載されている書物を見つけ、コピーを父にプレゼントしたらすごく喜んでいました。 

 

父は今86歳。 「君が代」は素直には受け入られないようです。 今度父の戦争体験を改めて聞いて来ようと思います。

 

2年前のエアーレースでレストアされた零戦のデモ飛行を見ました。 確か現存するのは10機程度で実際に飛ばすことができるのはその1機だけの様です。 

 

日本では戦後75年ですが、人の歴史の中で闘いの無い時期はほとんど無いそうです。 今の世界のどっかで戦っている人たちがいることを忘れてはいけませんね。 正当化された戦争アクション映画を見て喜ぶのも良いですが、より多くの人が美化されていることを認識して見る目を養えることは必要だと思います。