ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

エディ・グラント Eddy Grant - Romancing the Stone(1984年の洋楽 Part30)

2020-07-30 20:32:15 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart30はEddy Grantの"Romancing the Stone"。
最高位は7月21日と28日付の第26位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

"Romancing the Stone"、いい曲でした!もっとヒットしたと思っていましたが、最高位26位、Top40には6週間のみの小ヒットで終わってしまったのは残念でした。それでも印象に強く残っているのは、日本でヒットしたからなのでしょうか?
元々はロバート・ゼメキス監督の映画『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』の主題歌として作られたそうですが、どんないきさつか、映画では(ほとんど)使われなかったとか。それが小ヒットで終わってしまった理由かもしれません。映画は面白かったと思います。ちゃんと映画に使われていれば、曲が良かったので大ヒットになったのかもしれませんね。

Eddy Grantですが、南アメリカの「ガイアナ共和国」生まれ、元々はイギリス領ギアナ、南アメリカで3番目に小さい小国です。
1960年代中頃からイギリスでグループ活動を始めたようです。
ソロ活動に移行後、人気が得たのは80年代に入ってから、彼の3枚目のソロアルバム『Walking on Sunshine』からのシングル"Living on the Front Line"が初めてイギリスのヒットチャートに登場します。
そして、7枚目のソロアルバム『Killer on the Rampage』からのシングル"Electric Avenue"、「エレクトリックレゲエ」というのでしょうか、新しい音楽で世界的な大ヒットになりました。全米で第2位、全英でも2位を記録します。

"Romancing the Stone"ですが、曲の作者は彼自身。彼の8枚目のソロアルバム『Going for Broke』からのシングルカット曲で、ポップでテンポよく、ギターソロもカッコ良く、大ヒット間違いなしと思える曲でありました。


こちらが1983年7月2日から5週間の2位を記録、"Electric Avenue"。年間1位のThe Policeの"Every Breath You Take"を抜けずに2位止まりではありましたが、大ヒットでした。エレクトリックポップレゲエという新しい音楽、これまで聞いたことがない異色の曲でした。

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14 コメント

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Unknown (太ったボンジョビ( ´_ゝ`)ゞ)
2020-07-30 22:06:55
ダハハ、これ、バカ丸出しのイントロがサイコーで、iTunesで早めに買ってしまいましたよ。
タイトルはロマンシングザストーンでなくて、カリビアンロマンスだったような…。
バカ丸出しイントロとはいえ、なかなか熱くエディが萌えていて、さらに勘違いしてる熱い間奏もまたグッドジョブでありました。
アベヌーやドンワナデェンスなんかお遊び感が満載だったのに。
ビリーオーシャンよりもエディに伸びて欲しかったです。
カリビアン・ロマンス (星船)
2020-07-31 23:05:50
太ったボンジョビさんこんばんは。
「カリビアン・ロマンス」だったですね。太ったボンジョビさんのこの曲への熱いコメントありがとうございました。絶対、ビリー・オーシャンの長ったらしい名前の曲よりもヒットすると思ったのですが…("When the Going Gets Tough, the Tough Get Going"、嫌いじゃないですよ)。2位くらいにはなって欲しかったなぁ。
2作連続ヒットならず。。。 (hannah)
2020-08-01 01:02:44
星船さん、こんばんは。
83年の♪Electric Avenue♪に続いて、映画の曲でもあるので、もう少し上位に行くかと思いましたが(Top20ぐらいまでは)、意外と伸び悩みました。
個人的にはこちらの曲の方が好みでしたが。
邦題は「カリビアンロマンス」でしたか。
他の2曲のカリブ関係の曲は1位になったのですが。
ロマンシング・ストーン主題歌 (星船)
2020-08-01 06:41:19
hannahさんおはようございます。
私も絶対この曲の方が好きでした。いい曲だったですが、映画で使われなかった?らしいですね。そんなことも影響したのかもしれません。
映画『ロマンシング・ストーン』の続編「ナイルの宝石」の主題歌はビリー・オーシャンの曲で、最高位は2位でした。
その後 (hannah)
2020-08-01 18:21:18
星船さん、こんばんは。
E.Grantはこの曲のヒットの後は名前を聞かなくなりましたが、その後の活躍はどうだったんでしょうか。
エレクトリックレゲエという新しい分野なので、期待していましたが、この分野の他のアーティストも日の目を見ませんでしたか。
石のような彼女を愛す!? (音時)
2020-08-01 21:51:47
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/25724742.html
"Romancing The Stone"、映画の主人公が"冒険家"(マイケル・ダグラス)と"ロマンス小説家"(キャスリン・ターナー)であることからも、凝った設定・タイトルを付けたことがわかります。また"The Stone"も「石ころを磨き上げる」のと「石のように冷たい心を持った彼女の心の痛みに寄り添う」のとかけてるんだろうと思います。「カリブ」が流行?だったかもしれませんが、邦題でこのミソが伝わらなくなっちゃったのは残念でした~(^▽^;)。
今でも (星船)
2020-08-01 21:58:35
hannahさんこんばんは。
Eddy Grantですが、とっても特徴がある曲を作り、歌い人でしたね。
その後ですが、コンスタントにアルバムは出していたようで、ヨーロッパでは人気があり、今でも活躍しているようです。
映画の影響は (星船)
2020-08-01 22:02:06
音時さんこんばんは。
いつもコメントありがとうございます。直しておきました^^
「カリブ」はただのイメージで、全く関係ないのですね。歌詞は映画そのまんまで、この曲が映画に使われなかったのはいたかったのではないでしょうか。いい曲だったですが、映画の影響は大きかったですね。
Unknown (太ったボンジョビ( ´△`))
2020-08-02 02:04:28
うーん、映画の主題歌と思いきや、遣われてなかったとか、契約はどーなっていたんですかね?
やはり音は良いけどエディのダミ声に「待った」がかかったとか?
ラブロマンスありなのにあのやかましいノリがひっかかったとか?
頼まれて作ったのにアルバムに収録されなかったと言えば、渋谷陽一さんの朋友、松村雄策さんのプロレスオムニバスアルバムに用意したインクレディブル・ハルク・ホーガンのテーマ(仮)というのがありました。
松村氏が自著で悔しさ出してましたよ。そりゃそーだ。
あと少しで出てきそうなスパンダーバレエも可哀想だったそうですよ。
トゥルーがあれだけ売れたのに、レコード会社が次作「パレード」をろくに宣伝してくれなかったとか…。それは確かに痛い。
裁判を起こしただの、その次のアルバム「バリケーズ」の曲の中で会社批判を著しただの、相当な怒りがあったとライナーに書いてあったかな。
エディもバレエも全米ではこの年がラストヒットだと思うので、なんかしんみり辛さが沁みますよ…ヒンヒン。
Spandau Ballet (星船)
2020-08-02 16:42:10
太ったボンジョビさんこんにちは。
なんで映画に使われなかったのでしょうか?
曲的には問題ないと思いますが。なんか契約上の問題とかあったのでしょうか?

Spandau Balletは『True』のあとには全米では"Only When You Leave"が多少ヒットしましたが、その後にはヒットはありませんでした。イギリスではまだまだヒットしていたのに、レコード会社のせいなんでしょうかね。

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