ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

Agnetha Faltskog - Can't shake loose(1983年の洋楽 Part40)

2019-11-07 22:25:55 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart40はAgnetha Faltskogの"Can't shake loose"。
最高位は11月5日付の1週のみの29位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Agnetha Faltskog、アメリカでのソロシングルではこの曲が初めてのヒット曲ですが、洋楽ファンの皆さんなら彼女の名前はよくご存じだと思います、世界中で人気の偉大なポップスグループABBAのメンバーです。

70年代、世界中で数多くの大ヒットを生み出したABBAですが、1982年、最高位27位を記録した"When All Is Said And Done"が最後のヒット曲となり、その1982年に活動を停止、解散してしまいました。

ABBAでの活動停止後、まずは2枚ボーカルのひとりFridaの"I Know There's Something Going On"が最高位13位のヒットとなります。
そして続いてのヒット曲が二人目のボーカルAgnetha Faltskogの"Can't shake loose"となります。

Agnetha Faltskogですが1983年にソロでの英語版の初めてのアルバム『Wrap Your Arms Around Me』を発表、そこからのシングル"The Heat Is On"がヨーロッパで大ヒットします。
そして次のシングル"Can't shake loose"がアメリカでもヒットチャートを上がってきました。
この曲の作者はあのRuss Ballard。Russ Ballardといえば先にシングルを出してヒットしたFridaの"I Know There's Something Going On"の作者でもあります。Russ Ballardは他にも数々のヒット曲を生み出してきた素晴らしいソングライターです。
そしてこの曲のプロデュースはMike Chapman。彼もまた敏腕プロデューサーです。BlondieやSuzi Quatro、Pat Benatarなどのプロデュースで数多くの大ヒット曲を生み出しています。
大ヒットにはなりませんでしたが、Fridaに続いてアバの曲がチャートを上がってきてうれしかったです。ギターソロが意外にもカッコイイ曲でもありました。さすがRuss Ballardです。


Fridaの"I Know There's Something Going On"についてはこちらをどうぞ→→→

ヨーロッパでは数々のソロヒットを持っていたAgnethaですが、アメリカでのソロでのHot100ヒットは2曲のみ、1988年に最高位は93位とぎりぎり100位以内に入ったのが"I Wasn't the One (Who Said Goodbye)"。なんとPeter Ceteraとのデュエットソングです。

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (太ったボンジョビ)
2019-11-08 00:56:30
フリーダはやるなあ、ときてアグネサは…正直リスタートとしては地味な気が…すみません
落ち着いた感じのフリーダが暗めながらエモーショナルに責めてきたのは正解だったと思うしフィルコリンズのスカンスカンのドラムの功績も大きかったですよね?
しかしながらアグネサはあの強気の美人顔だったら、キャントシェイクルースはちょと意外性無さすぎというか…
それこそピーターセテラとのデュエット曲みたく大きく優しくの歌の方が良かったのではないかと。
(しかしセテラはポールアンカのとき同様、またしても喰っちゃってますな、ひどいソンザイカンでありむす)
中1でダンシングクイーンを見て「金髪はすごく綺麗なもんなんだなあ」とボクに催させたアグネサ。
も少し頑張らせてあげたかったてす。
Unknown (音時)
2019-11-08 08:02:33
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/17595942
フリーダのソロを取り上げたら、やはりアグネタの方も取り上げますよね(^-^)。でも時代の音を取り入れようとした結果、別に彼女でなくてもいい凡曲になってしまい、古くからのアバファンにも、そっぽを向かれてしまった気がします。あらためてアバというグループは、ビヨルン&ベニーの男性軍のソングライティングと、女性二人をどう組み合わせて歌わせ魅力を引き出すかの曲構成のアレンジ力が大きかったのかなーと思わせました。
Unknown (音時)
2019-11-08 08:11:03
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/17595942.html
スミマセン!和訳記事リンクURLはこちらです。
敏腕プロデューサーでも (hannah)
2019-11-08 21:56:28
星船さん、こんばんは。
ABBA活動停止後の歌姫たちのソロ活動ですね。
FredaはP.Collinsサウンドでヒットしましたが、AgnethaはR.Ballard、M.Chapmanののバックアップをもってしても大ヒットには至りませんでした。
ABBAはやはり4人でABBAだったと思うと同時に、83年という難しい時代のためだったかもしれません。
もっとヒットしても (星船)
2019-11-08 23:00:30
太ったボンジョビさんこんばんは。
Fridaのソロヒットは最高位13位ながらも年間チャート20位と超ロングヒットとなりましたが、残念ながらアグネタの方はそれほどのヒットにはなりませんでしたね。太ったボンジョビさんのおっしゃるとおり意外性がなかったのでしょうか。彼女の伸びのある美声も生きていなかったのかもしれません。曲としては、ロックっぽくて私としては好きなタイプの曲ではありましたのでもうちょっとヒットしてほしかったではありました。
ビヨルン&ベニーの存在 (星船)
2019-11-08 23:05:59
音時さんこんばんは。
やっぱりフリーダを紹介したらアグネタもやらにゃああかんですね。フリーダのソロが大ヒットしたのに比べアグネタのこの曲はいまいちのヒットでした。アグネタの美声が生かされていなかったところがヒットに結びつかなかったのか、アバの時の曲と比べるとその辺は気が付いてしまいますでしょうか。
改めてビヨルン&ベニーのの力は大きかったのですね。
1年の違い (星船)
2019-11-08 23:13:35
hannahさんこんばんは。
両方ともRuss Ballardで、プロデューサーが対照的だったというところが面白かったというか、もしかすると大ヒットに結びついたか、付かなかったか明暗を分けたのかもしれません。
両曲とも曲はさすがRuss Ballard、良い曲だったのですが。
82年と83年の1年の違いもあったかもしれませんね。
ヴォーカルグループ (hannah)
2019-11-09 21:33:48
星船さん、こんばんは。
ABBA時代はAgnethaのヴォーカルが好きでしたが、ソロではFredaの方がヒットしました。
ABBAはヴォーカルグループでしたが、ヴォーカルグループからのソロヒットはなかなか難しいのでしょうか。
4人そろっての (星船)
2019-11-09 22:28:32
hannahさんこんばんは。
AgnethaかFredaか、そこはなかなか難しいですね。
お二人とも伸びのある高音のボーカルが素晴らしい。天才女性ボーカルがたまたま二人で会ってしまって、アバという奇跡のバンドができたのでしょう。
やっぱり4人そろってのアバではありますね。
Unknown (太ったボンジョビ)
2019-11-09 23:00:06
曲がイマイチ(すみません)な感じさともかく、ビデオもちょっと困りますなコレ
明らかにアグネサより若い、分かりやすい腑抜けっぽい男前。
オバサンと新入社員みたいな構図でもう…。
デビーギブソンのロストでも思いましたが、女性シンガーには異性との故意もようのビデオは難しいですよね。
スティービーニックスのジプシーなんかお手本になりそうなんですけどね。
しかし逆に男性ミュージシャンは得だなあ。
デビカバとパーマー。
こちらは一挙両得というかなんというか…。
(*`・⊿・) シンプリイレジスチボウ🎵

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