ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

スコーピオンズ Scorpions - Rock You Like A Hurricane(1984年の洋楽 Part21)

2020-05-28 20:09:16 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart21はScorpionsの"Rock You Like A Hurricane"。
最高位は5月26日付の1週のみの第25位。年間チャートは残念ながら圏外でした。
この時のチャート、ロック系の素晴らしい曲が何曲もチャートインしていましたが、その中でもピカ一の曲がこの曲でした。

Scorpionsですが、珍しくドイツ出身のハードロックグループ。結成は1965年という長い歴史のあるグループです。
ギターのRudolf Schenkerが中心となってバンドを結成し、活動を開始します。
レコードデビューはバンド結成から7年後の1972年になってから、ファーストアルバムの『Lonesome Crow』をリリースします。
この時のメンバーは、Rudolf Schenkerに、その後ずっとリードボーカルを務めることになるKlaus Meine、そしてリードギターにはRudolf Schenkerの弟のMichael Schenkerが起用されていました。その時Michael Schenkerはまだ若干17歳、天才ギタリストMichael Schenkerのデビューがこのアルバムです。

私がScorpionsを初めて聞いたのは1976年にリリースした彼ら4枚目のアルバム『Virgin Killer』。このアルバムは素晴らしいアルバム、名盤でした。
この時にはMichael Schenkerはバンドを抜けて、リードギターにはUlrich Rothが加入していました。
このアルバムは、ジャケットが問題視され、差し替えられるといういわく付きのアルバムではありましたが、内容は素晴らしく、A面1曲目の"Pictured Life(幻の肖像)"などは名曲でした。

その後もアルバムはコンスタントにアメリカやヨーロッパでヒットし、ライブ系のロックバンドとしての人気を確立します。
そして1984年にリリースした彼ら9枚目のアルバム『Love at First Sting』からのシングルがこの曲"Rock You Like a Hurricane" です。
アルバムやライブで人気が高かった彼らの初めてのシングルTop40ヒットとなりました。
曲の作者はメンバーのRudolf Schenker、Klaus Meine、Herman Rarebellの3人の共作。
イントロのツインギターからカッコいいです!Klaus Meineのボーカルも素晴らしい。


やっぱりこのバンド、ライブが一番ですか。


そしてScorpionsですが、90年代に入って、"Wind of Change"がまさかの全米4位の大ヒット、ヨーロッパ各国で1位を記録する世界的な大ヒットとなります。
今でも活躍している素晴らしいハードロックグループです。

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18 コメント

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Unknown (太ったボンジョビ( σ>∀<)σ)
2020-05-28 23:55:22
ハリケンよりもアルバムのバッボーイズラニワーイルドのオープニングに心を奪われました。
翌年発売の二枚組のワールドワイドライブのオープニングもこのアルバムのカミング・ホームで、トローンからのガツンが思い切りハマっていてカッコよかった。
ボンジョビやラット、モトリーあたりの新進気鋭に強さとセンスを魅せた老舗のみなさん、といった感じでいいアルバムでした!
ハリケンは曲よりもビデオかな?美人度、萌え、エロではホワイトスネイクとロバートパーマーを上回っていますもんねテヘへ。
禁断の刺青より (音時)
2020-05-29 00:33:47
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/23447513.html
あの「Virgin Killer」の!スコーピオンズのTop40入りはビックリ&嬉しかったですよね。邦題「ハリケーン」はアルバム「禁断の刺青」から、でした。原題"Love at First Sting"。"Love at first sight"=一目惚れですから、"一刺し惚れ"?
ライブがイイ (MKK)
2020-05-29 20:17:20
星船さんこんばんは。
スコーピオンズの曲が全米TOP40にチャートインするとは私も驚きでした。私も星船さんと同じ頃、アルバム「In Trance」「Virgin Killer」よく聴きました。Ulrich Rothの抜けた後、しばらく聴かない時期がありましたが、"Rock You Like a Hurricane" でまた聴くようになりました。おっしゃる通りスコーピオンズはライブがイイですね。ツインギターがカッコイイ!!
TOP40に入りませんでしたが "Still Loving You"は名曲ですね。
ビデオも (星船)
2020-05-29 20:38:20
太ったボンジョビさんこんばんは。
"Bad Boys Running Wild"も良い曲ですね。
スコーピオンズは良いアルバムをたくさん出しています。ほかのグループにはまねできないオリジナリティあふれるハードロックでした。
ビデオも良かったです^^
アルバムも (星船)
2020-05-29 20:40:31
音時さんこんばんは。
スコーピオンズは70年代から日本では人気がありましたね。アルバムでは売れていましたが、なかなかシングルが売れそうもないとは思っていましたが、このシングルがTop40に入ってきたときには私も嬉しかったです。『Love at First Sting』アルバムとしても完成度の高い素晴らしいアルバムでした。
"Still Loving You" (星船)
2020-05-29 20:43:46
MKKさんこんばんは。
『Virgin Killer』は良いアルバムでしたね。"Pictured Life"はゾクゾク来るほどカッコ良い曲でした。
"Still Loving You"はまさにパワーバラードの名曲でした。シングルがヒットしなかったのは残念でした。
その後しばらくヒットがありませんでしたが、90年代に入ってから"Wind of Change"が大ヒットしたのにはホント驚きました。
ハードロックの王道 (hannah)
2020-05-29 21:28:45
星船さん、こんばんは。
実はハードロック系にはとても疎くて、Scorpionsもあまり知りませんでした。
ハードロック系には古くは様式美とか80年代に入ってからはヘビーメタル系とかありましたが、Scorpionsは王道のハードロックだと思います。
アルバム♪Blackout♪はこの後だったでしょうか。
Unknown (太ったボンジョビ( ´・ω⊂ヽ゛ネムネム)
2020-05-30 03:20:29
音時さんのサイトとスチング、私も気になっておりました。
下ネタは置いといて、一目惚れを最初から惚れた、で考えると、スチングだと一発目でメロメロ(ぅ、下ネタですね)→相性抜群→それはスコーピオンズとファンの相性がイイ、なんてミュージックライフの宣伝みたいなメッセージでは……それはないですな?
まあ蠍団なんでひと刺し、てことですかね?
スコーピオンズがシングルでも売れて万歳の一方、ジューダスの背徳の掟、とメイデンのパワスレイブ、ディオのラストインライン、オジーの月に吠えるあたりはもう我が道を行くアルバムロックでしたね。
あとこの頃だったかな、ちょとだけ前進した白蛇のスライドitイン、これを結構聴いておりましたが、こちらは下ネタタイトルなんですかね?
以上、アルバムのみの、みなさんへの賛美でありました。
正統派ハードロック (星船)
2020-05-30 20:51:28
hannahさんこんばんは。
私は、当時のハードロックは好きでよく聴いていましたが、80年代に入ってから、「メタル」と呼ばれるようになったハードなロックはあんまり聞きませんでした。Scorpionsはメタルではなく、おっしゃる通りの「正統派ハードロックグループ」ですよね。そこが私もこのグループの好きなところで、おじさんでも楽に聴ける音楽だと思います。
ジューダス・プリスト (星船)
2020-05-30 20:55:03
太ったボンジョビさんこんばんは。
「人刺しでメロメロ!」そうか、下ネタか!?
Scorpionsは70年代からのファンなのですが、アルバムグループで、シングルが売れるとは思ってもいなかったです。
その点はジューダス・プリストの方がさらにアルバムアーチストでした、あれだけのハードなロックですので、さすがにシングルヒットは無理なグループですね。

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