カンボジア旅行2018の続き~
前回の~バプーオン Vol.2~のお話はこちらから・・・
『バプーオン』のすぐお隣は『ピミアナカス』です。
お隣なので徒歩で行けます。
この『ピミアナカス』は11世紀初頭、スールヤヴァルマン一世が建てたピラミッド型寺院です。
先に見学した『バプーオン』よりも古く、『天上の宮殿』という名を持つ寺院です。
入口では狛犬さんが出迎えてくれます。
東塔門です。
こちらが正門となります。
王宮内に建てられ、ヒンドゥー教の神々を祀った王族専用の寺院で、一般庶民は絶対に近づくことができなかったそうです。
ちなみに王宮は木造だったため周壁が残るだけで、そのほとんどが朽ち果てたそうです。
ジァ~ン
三層構造のラテライト、その最上段の中心に祠堂があります。
『バプーオン』と同様の幅と高さの回廊があり、かつてこの寺院は金箔で覆われた黄金の寺院だったとの説も・・・
真ん中の塔には9つの頭を持ったナーガが宿り、女性に姿を変え、王は夜な夜な女性(ナーガ)と交わらなければならず、もし一夜でもこれを怠れば王は早死にするって信じられていたんだそうです。
王は毎夜毎夜大変な思いをしてたのかな?
実はこの寺院、一番上まで登れるんですよ。。。
裏に回り込むと階段が設けられ、一番上のテラスまで上ることができるんです。
全然知らなくて、、、帰国後知ったんです。
悔しいです。
登りたかったです。
そんなことも知らず、引き返したのでした・・・
再び入口まで戻って『象のテラス』を歩きます。
一面芝生で歩いてて気持ちが良かったです。
テラスの壁面にはガルダがたくさん彫られていました。
道路を挟んだ反対側には気になる遺跡があるんです。
右側には『南クリヤン』が、左側には『北クリヤン』と呼ばれる建物があります。
それぞれ建てられた時期が異なり、北側のが『ジャヤヴァルマン5世』で、南側がその後継者である『スーリヤヴァルマン1世』の時代に建てられたそうです。
いずれもその目的は解明されておらず、謎のままです。
気になりますよね。。。
次来た時にはしっかり見学したいです。
ここからはトゥクトゥクで『勝利の門』へと抜けていきます~
次回は『勝利の門』のお話です~