今こそ、ワーキングホリデイ制度のメリット面を見直してみたい | ニュージーランド留学と海外生活ブログ ~ 一度は日本から出てみよう

最近、こんな記事を読みました。

「スマホでできる''手のひら漁業''で、消費者と漁業者をつなぐ」
元ヤン社長がIoTで目指す漁業革新



興味分野の一つである漁業や魚に関することだったので、どんな人だろうなと読み始めたのですが、途中こんな記述がありました。

「23歳になったときに「魚屋のにいちゃんで終わりたくない」と思って、魚の貿易を学ぶために、ワーキングホリデービザでオーストラリアに渡りました。
その後はビジネスビザに切り替えて3年弱いたんですが、現地の回転寿司チェーンに勤めて、ナンバー2まで上り詰めたんです。
ここでも鮮魚部門での経験が生かされましたね。 
年収1,000万保証するし、永住権をとらせてやる…とまで言われましたが、日本でやり残したことがあると断って帰国しました。」



最新事情はわかりませんが、30年近く前のオーストラリア生活時代や、その後のニュージーランドの間にも、ワーホリをステップに現地で成功への階段を駆け上がった人は非常に多かった。
「ぶらっとやって来たけど、結果的に移住するまでになった」という成り行き派の人から最初からワーホリを手段と考えていた人までその中身はさまざまでしたが。


それが、いつの頃からか、それとも最初からそうだったのかはよくわかりませんが、ワーホリは遊び同然、行ったって英語もできずに帰る奴ばっかり、帰国したって仕事がない、などなど、揶揄の対象にされたりネガティブな印象も流布されるようになったような気がします。

1を見て10がそうだとも限らないので、すべての人がそうではないはずでなのですが。

行く人が増え、情報社会になってどうしたってネガティブな面が強調されるようになったせいもあると思う。

もなまじな情報のせいで、誰もが最初は英語学校に通って日本語が通じるところでちょろっとバイトし、適当に旅行して帰る・・・ようなワンパターン化。

こんな判で押したようなワーホリが楽しいか?価値があるかと言われれば、まあ当事者次第ですが、自分なら絶対に同じことはしたくない。海外に出てまで横並び前例踏襲なんてまっぴらです。





でも、昨今のように移住以前の就労ビザのハードルが上がる一方の中、滞在期間とか就労可能期間などの面でワーホリの条件はむしろ緩くなってる。


対象国だって増えに増えた。最初はオーストラリアだけ。その後NZとカナダが加わってしばらくは3国だった。未だに自分の中ではワーホリというとその3国しかイメージできない。だからチャンスが増えたはずなんです。



ワーホリをせっかっくの権利として捉えるなら、まず英語の面でも「英語を学びたい」では足りない。全然足りない。その程度の気持ちで習得できるほど外国語のハードルは低くない。

この記事の人のように、海外で○○が学びたい、とか、英語で○○を究めたい、のような明確な動機や本気度が必要です。

でもやはりメリットはある。
重ねて言いますが、昨今のようにオーストラリアやNZで簡単に就労できなくなっても、ワーホリは年齢制限さえクリアしたらほぼ誰でも渡航できる。どこで働くのも自由です。


こんな権利、特典、他にはないのです。


経験的な主観ですが、以下に該当するような人ならワーホリを人生の選択肢に入れてもいいのではないかと思います。ただし、受け入れ各国が定めた年齢制限に該当しないとダメですよ。
40歳の人が「全部当て嵌まる!」と手を挙げても手遅れです・・・あせる


・横並びの就職にむしろ不安を感じる

・日本の中だけで勤め人をして終る生き方に不安を感じる

・安定は大事だと思うが、若い間には挑戦してみたい

・日本で学べないことが海外にある

・ムラ社会から一度でいいので脱出したい
・異邦人体験がしたい
・遊びや観光ではなく現地に溶け込んで生活してみたい

etc.etc.etc....




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