久しぶりの更新
素麺事件があったもんで・・
はあ・・
まあ、繰り返し的なネタになりますが
低用量ピルについてですね
前情報として
低用量ピルについて
うちのクリニックで説明している資料
本来排卵から月経の間に
体内で作られるホルモンを
あらかじめ少ない量で内服することで
月経の働きを意図的に止めちゃおう
って薬です
元々は避妊薬として
日本で認知されましたが
現在では
月経困難症・過多月経・月経不順・PMS
などなど、本当に幅広く使われています
だって、
生理って妊娠する時以外
必要無い現象
なんだから
生理の出血が
デトックスとか
嘘だからね、嘘
生理でデトックス!
一緒にファイツ!
っていう人いたら
耳塞いでおいた方が良いからね
生理の出血は子宮内膜
子宮内膜は赤ちゃんのベッド
そこにデトックスすべき
色々不都合なものが
わんさか含まれていたら
そのベッドで赤ちゃんが
10ヶ月過ごす事になるので
まじで大変だから・・
自然派ママ達が発狂するから
・・・・
話が逸れたわ
毎月毎月生理の悩みに
お付き合いするなんて
苦痛でしか無い
わけです
そんな訳で
先進国では
低用量ピル使用率が
40%越えなんて国も普通
だったりします
それだけ海外の女性達は
ピルの必要性が高く
有意義だと感じている
という訳ですね
だってそうですよね
単純計算で
12歳で初潮50歳で閉経
子供を一人も産まなかったら
38年×12回=456回
も生理と付き合わなければならない
訳です
ぞっとするでしょ?
ちなみに一人子供を産むと
妊娠中と産後生理が戻るまで
15〜20回くらい
一生の間で経験する
生理の回数が減ります
昔の人は
栄養状態が悪くて
初潮の年齢が遅めだった
子供を産む人数が多かった
今と異なる状況だったので
昔の人と今の人で
生理の回数は
10倍くらい差がある
なんて計算もされているのです
さて、
人間は頭を使う動物です
だから人間の社会は
動物に比べ、劇的に変化する訳ですね
それに合わせた便利な道具も
必要性に迫られ開発
そして普及する
それが人間の世界です
船・電車・飛行機
ってインフラから
パソコン・携帯・スマホ
といった通信環境
冷蔵庫・レンジ・素麺・ホットクック
家電製品などなど
違うの入ってるよ!
その流れを考えれば
女性の社会進出や月経回数の増加
それに伴う月経関連の困難を
なんとか改善させるための方法が
考えられ、低用量ピルが編み出された
それはなんの不思議もない事だと思います
実際、先進国では
その整備が十分に整い
半分近くの女性が
自分で選択してピルを
使っている時代になりました
・・・ん?
日本って先進国じゃないの?
いやいや・・
もうこの時代
色々先進国では無くなってますよ・・
というツッコミはさておき
こと医療に関しては
トップレベルの技術を突き進んでいる分野
旧石器時代の分野
がごちゃごちゃになっている
という、なんとも言えないカオス状態です
手術技術や一般の人が
受けることが出来る医療レベル
に関してはトップレベル
逆に
ワクチン事業・避妊やピルの普及
に関しては、
はっきりいって旧石器時代
ああ、悲しい
な訳です
先進国としての社会を築く日本は
女性も働くようになったので
初産平均年齢は30歳を越え
一人の女性が産む子供の平均は1.4人
まさに
The先進国の成熟しきった国
成熟の後は、衰退するんだけどね
そんな現在の日本の
女性の生理事情を例えるなら
人生の生理と付き合う回数を
距離に置き換えて
目的地が
東京-静岡くらいだった距離が
東京-広島に伸びた
他の先進国の女性達は
のぞみのグリーン車で
快適に過ごすのに
日本は相変わらず
満員の各駅停車に乗り続け
昔は新幹線なんてなかったし
何とかなるはずでしょ?
根性で乗り切りなさい!
って状況なのです
悲しいですよね・・
でもそれもしょうがない面があるのです
先進各国で
40年も前から使われているピルが
政治的な話が色々絡み
日本でようやく認可されたのが
20年も経ってから
なのですから
その辺の歴史は
こちらの記事を
日本はピル導入がかなり遅れた国
https://ameblo.jp/kyusan0225/entry-12285314513.html
日本は今
遅れた20年を
必死に取り返そうとしています
最初は
産婦人科医が低用量ピルの
有用性と必要性を
必死に説き、広め
実際に使った世代が
周りの人々に
ピルっていいよ!
って広めてくれる段階に移行しています
次の段階としては
お母さん世代が
娘に、ピル良かったから使いなよ!
って言ってくれること
思えば
iPhoneアプリ用に産まれた
このキャラ(通称妊婦ちゃん)
も、すでに五年くらい経ちます
時は進み、状況も変わりつつあります
医療側も
低用量ピルに関しては
次のステップに移行しています
ピルは当たり前
患者さんのニーズに合わせて
バリエーションを揃える!
ピルは
ようやく手に入る時代
から
選べる時代
へと変化しつつあります
じゃあ、実際
どんな種類があるのか?
を説明しようとした記事だったのですが・・
前置きで終わっちゃいました
相変わらずこのパターンかよ
次回詳細を説明します!
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