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このブログは、4歳で自閉症スペクトラムと診断された息子君(現在小学2年生。普通級)との日々を主に綴っています。
こんばんは。
たくさんあったサツマイモも干し芋を作ったんですが、干しすぎて固くしてしまった母ちゃんです。
息子君はそれでも、美味しいといって食べていましたが。
さて、本題。
息子君が学校でイジメられると泣きながら訴えてきて、担任からクラスに話してもらってからさほど時間が経っていないと思うのですが、今晩も寝る前に泣き出してしまった息子君。
内容としては、前回同様、仲間外れにされるということ。
「Yはアホだから」と言われること。
「なんでそんなに絵も字も下手なの?」と言われたこと。(確かにどちらも下手なんだけど)
自分がリーダーになる順番の日だったのに、「ジャンケンで決めよう!」と勝手にジャンケンで他の人がやることにされてしまったこと。(「Y君が可哀想だよ」と言ってくれた子が1人いたそうですが、無視されたとのこと)
どうして僕だけイジメられるんだろう。
道徳の時間に、「イジメはいけない」って習ったのに。
僕の心には1万個くらい傷が付いているんだよ。
ああ、可哀想に…。
それはつらかったね。悲しかったね。
君は悪くないよ。まったく悪くない!
そんなこと言って君を傷つける人たちが悪いんだよ!!
母ちゃん、息子君を抱きしめて全力で共感。
少しずつ「どうしてそんなこと言うんだよ!」とか言うこともできるようになったそうなんですが、無視されてしまうんだとか。
難しいんだよね。元々優しいしね、君は。
イジメる人って、将来ロクな大人にならないよね?
僕は悪いところを直そうとしているのに、それでもイジメるなんて。
「ロクな大人にならない」なんてどこで覚えてきた表現だ?と思いつつ、「もちろん、そうだよ。人をイジメるってことは、同じことを自分がされたらどう感じるか、わからない人なんだから。それに、人をイジメなきゃいられないってことは、心が寂しい人なんだよ」と返事。
あなたは歴史が好きだけど、2年生でそんな人はまだいないでしょう?恐竜とか動物についても、あなたより詳しい人っていないと思うんだよね。世の中には、悲しいことだけど、自分と違う人はイジメたくなる人っているんだよ。でも、歴史が好きなことも、恐竜とか動物に詳しいことも、恥ずかしいことじゃない。すごいことなんだよ。自由研究で2年続けて代表に選ばれたのはあなただけでしょう?お母さん、2年生みんなのを見たけど、あなたのが断トツに良かった。あなたはすごいものを持っているんだよ。
だから、そんな人のためにあなたがダメな人間に落ちることないんだよ。あなたはあなたのままでいい。あなたは悪くないんだから。
Tおじさん(母ちゃんの長兄)がね、お仕事を始めた時、やっぱり足を引っ張ろうとしたり、イジメみたいなことをしてきた人がいたんだって。それを聞いたお祖母ちゃんが心配したら、おじさんは何て言ったと思う?
「あんな奴らが追いつけないほど突き抜けてやればいいんだ」って。それで、すっごく頑張って、本当に突き抜けちゃったの。そしたら、もう誰も邪魔しないし、イジメられもしなくなっちゃったって。
そんな話をしたら、息子君、
僕、頑張る。僕は立派になりたい。
とつぶやきました。
先ほどよりは、声に力が入ったように感じられました。
そうだね!あなたをイジメる人が気付いた時には、追いつけないほど突き抜けてしまえば、もう誰もイジメないよ。
それでもイジメてきたら?
その頃には卒業だよ。他の人が自分と違うからってイジメたりしない人がいる中学校を探そうね。
うん。
暗闇の中で、息子君は力強く頷き、眠りにつきました。
中学受験のためには3年生か4年生の2月頃から塾に行くことになるなんて話を今日の午後したんですが、学校の近くの塾か、電車で2駅先の塾に行くことになると思うと言ったら、息子君は2駅先の方がいいと言ったんですね。
その時はわからなかったのですが、もしかしたら学校の人がいるかもしれないところは嫌だったのかな?
以前、プレイセラピーをしていただいている病院の院長に「学校からドロップアウトした時の居場所を探しておいてあげなさい。あの子の能力を伸ばせる場所を探しなさい」と言われました。
受験までもたないかもしれないな。
探しておいてあげなきゃ。