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このブログは、4歳で自閉症スペクトラムと診断された息子君(現在小学2年生。普通級)との日々を主に綴っています。
こんばんは。
公園で小さい子にボールを当てて泣かしてしまった息子君が、逃げずにその場にとどまっていたことが嬉しい母ちゃんです。
さっと謝って慰めるということはできていなかったんですが、母ちゃんの確認に対し自分の否を認め、促されるときちんと謝ることができました。
少し前まで、自分が原因だとわかっている時ほど逃げ出し、頑として謝ろうとせずに暴れていた息子君ですが、一歩成長しました。
さて、本題。
珍しく(初めてか?)リアルタイムでみたドラマ「僕らは奇跡でできている」。
いつも号泣しながらも、最後は心がすっきりするドラマなのですが、今日の第9話は号泣ポイントがない代わりにすっきりともせず…。
心がどよ~んと重くなり、ぐちゃぐちゃになっています。
「健常者代表」的な役割の樫野木先生(要潤さん)が、主人公の一輝先生(高橋一生さん)に強烈な言葉を浴びせます。
ここだからやっていけているが、他では無理だ。
悪影響だ。
いなくなって欲しい。
など…。
他の講師もいる職員室でそんな言葉を浴びせられた一輝先生は、目に涙をためて「帰ります…」と出ていきました。
ああ、もう、母ちゃんつらい…
「なんて酷いこと言うんだ!」とは思いません。
そう思われちゃうんですよね、こういうタイプの人って。特に、樫野木先生みたいな生真面目であるが故に、うまくいかない健常者から見たら、我慢のならない存在なのでしょう。
空気が読めない。
他にもできないことが多い。
だから受け入れてもらえず苦労が多い。
でもそれを克服して、自分の好きなことに没頭しても、それで周囲から受け入れられるわけではない。
「好きなことだけやってりゃいいんだから、いい気なもんだ」みたいな扱いを受ける。
苦労がなさそうに見えるんでしょうね、没頭している時の姿って。それがまじめな健常者の癇に障る。
息子君が将来、自分の好きなことを突き詰められる仕事についてほしい、そういう環境に身を置いてほしいと願っている母ちゃんですが、もしそれが現実になったとしても、健常者からはこんな風に思われてしまうんだろうなと思ったら、母ちゃんの心は重くなるのです。
きっと、一輝先生は子どもの頃から今まで、健常者にたくさん傷つけられてきたんでしょう。
それが鮫島教授(小林薫さん)に居場所を作ってもらって、きっとこの大学に来てからはそんなに傷つくような言葉を投げられることもなかったんじゃないかと思うのです。
おそらく久しぶりに投げられた、無理解だけれどもよくある言葉。
一輝先生が息子君に似ているので、息子君の将来の一場面を見せられた感じがして、母ちゃんとってもつらかった。。。
頑張ってもこうなんだよね。
健常者の誤解と悪意から逃れることはできないんだ…。
一輝先生の「居場所」はどこだろう?
息子君の「居場所」はどこだろう?
これから、どうやって息子君を育てていけばいいんだろう。
そんなことまで考えました。
まだ考えはまとまらないし、心はぐちゃぐちゃなままです。