トータルパッケージという生き方 | ciamemo〜オーストリア・リンツより〜

トータルパッケージという生き方


以前、
という記事で書いた
バスの運転手さんから、
帰り際に
「さっき拾ったから
これ持って帰りなよ!」
と言われて
くるみをもらいました☆




「さっき…って、それ勤務中じゃないの?」

などというツッコミはさておき、笑

彼との距離が
少し縮まったのかなと
思った
ちょっとしたできごと。。







もちろん、
別に距離を縮める必要は
ないんです(笑)


でも
大型バスに
私と彼しかいないのでね…。



たった5分の道のりを、
全く素知らぬふりして
黙って乗っても
問題は何もないのですが、

なんとなく
そんなこともできずに、
私のカタコトドイツ語で
世間話などをして
なんとか場を
持たせています^^;







そういうふうにしようと
思ったのには
訳があって。




以前、旦那さんと

「私の強みは何か」

という話をしていた時に、

「『トータルパッケージ』かな」

と言われたんです。





その話題になる前に、

やはり女性は
容姿に恵まれると
それが強みにはなるよね、

なんてことを話していたので、
(もちろんそれがすべてには
なりませんが)

顔もプロポーションも
強みになれない私には
何があるのか、
ということになって。



旦那さんのいう
「トータルパッケージ」とは、
私の話し方や表情など含めて
私そのものが強み、

と言いたかったんでしょうが、
ウラを返せば
「特にココというところもない」
とも言えます(笑)



でも彼曰く、
そういう風に
一生懸命に喋ろうとする、
コミュニケーションを取ろうとする、
というところも含めて
それが私自身で、
強みなのだからと。



そう言われて以来、
迷った時には
積極的な方を
選択するようにしています。






オーストリア人とのやりとりでは、
ともすると
あの時はすごく話が盛り上がって
帰り際にハグまでしたのに、
数ヶ月も空いたら
すれ違っても
他人のように知らんぷりされる…
なんてこともザラ。



本当に私のこと忘れてるのか、
そこまで接点がないと
忘れちゃったも同然
なのかわかりませんが、

こっちはちゃんと覚えているよ!
と思う時には
笑顔でそれを伝えて。


挨拶の時に
握手かビズ(頰を合わせる)かで
迷う間柄だったら、
私は迷わずビズを選びます。



いくらこちらに長年住んでいるとはいえ、
そこまで親しくない人と
頰を合わせるのは
私の習慣としても
そこまで染みついていないので(笑)

ビズするかどうかで
0.1秒迷うんだったら、
頭の中で

「Go—————!」

とゴーサインを出して、
顔をニュッと近づけます(自分で想像して爆)。





険悪な中でない限り、
こちらが手を差し出したり、
ビズの合図を出して
向こうがそれを避けたりすることもないので、
私の努力がムダになった
経験はありません(笑)





もちろんいつも
そんなにオープンにいられる
わけでもなく、

疲れ切ってる時には
最低限の挨拶以外、
地蔵と化して
帰ってくることもアリ。


体が

「ダメだ…今日はドイツ語圏に入れない…」

と断固拒否する時も
ありますしね^^;






でも、
旦那さんの言ってくれた

「君の強みはトータルパッケージだから!」


という言葉は、
私のオーストリア生活を
何気に支え続けてくれています。

本人は
言ったことすら
忘れてるかもだけど(笑)





そんな風にして
誰かがさりげなく発した言葉が、
それぞれの心に
生きるモチベーションになったり、
ふとした支えになったりすることが
あるのかもな、と

頂いたクルミを眺めながら
思った今日。


残暑も終わり、
いよいよ寒くなってきましたね。


みなさま、
どうぞ季節の変わり目
お体に気をつけて!

私も冷えないよう、
徹底してケアします☆







長いつぶやきに
おつきあい下さり
ありがとうございました〜^ ^