SASファンの誰もが待ちに待った試合
ホームにTORを、レナード&グリーンを迎えた。
会場が一体となったMIAレブロンのCLE初帰還と比べるとかわいいものかもしれないが、AT&Tではなかなか見ることが出来ない盛大なBOOOOOOOOOで歓迎することになった。
こうなることは分かっていたし必要な儀礼だから問題ない。むしろ最初はやった方がいいとさえ思う。ただ出来ることならこれで水に流して来シーズンからはこれまでの貢献を移籍経由フィルターを一端外して万雷の拍手で歓迎してあげてほしい。

Traitor(裏切り者)コール 最初で最後であってほしい




ファンの意味合いが多少異なる盛大な歓迎はともかく、チームとしては本当に歓迎しているようです。当たり前だけど、そんな当たり前が出来るチームで嬉しい。




TOR 107 - 125 SAS
BoxScore

スターターはフォーブス、デローザン、ホワイト、ゲイ、オルドリッジ
相手はFヴァンブリート、DグリーンKレナード、Pシアカム、Sイバカ


試合は1Qから気合いの入り方が違うスパーズが一気に叩いてそのまま逃げ切りました。シーズンの戦い方じゃない。ファイナルに臨む時のような集中力でした。これが毎試合できるなら優勝候補の一角でしょう。そんなことしたら怪我するし体力的にも無理なのでありえないでしょうが、気持ち的に断じて1/82とは言えない試合でこれ程の集中力で臨めたのは素晴らしいとしか言えませんね。会心の試合内容だったと思います。


Dデローザン:21P, 14R, 11A, 2S
Lオルドリッジ:23P, 2R, 5A
Kレナード:21P, 1R, 5A, 2S


デローザンはキャリア初のトリプルダブル達成。ウエストブルックのおかげでNBAファンは皆麻痺してるかもしれないけど一度冷静になろう。TDはやっぱりすごい記録。それをTOR戦でやっちゃうあたり持ってる。
オルドリッジは安定感がありました。イバカのようなサイズがそうでもない選手に対しては超強力です。例外はドレイモンドグリーンくらいでしょうか。デローザンのTD達成を祝うシュートを決めて、次のFTの時におふざけしてるのも面白かったです。
レナードはやっぱり超一流なんですがちょっとだけ気合いが空回りというか、強引だった印象です。高確率で決めているので問題ではないどころかそれが求められているのでいいのですが。AT&Tで敵として対峙するのは頭で分かっていても慣れないです。




ホワイトのディフェンスに驚きました。ドラフトされた時から成長すれば中に攻め込んで点を取れるようになるのは聞いていました。外も決めるだろうことはSASコーチ陣を見れば納得です。パスをさばけるのも分かっていました。しかし、ディフェンスに関しては驚きです。ディフェンスは期待していなかったとかじゃなくて、レナードを任されたことです。フォーブス、デローザンと3Gのスターターになってはいたもののレブロン、KDのような超エリートFの時はこれまでカニングハムを起用していたのですが、レナードを相手にその大役を任されるようになるとは…嬉しい誤算です。素晴らしい成長です。このままどんどん経験を積んでいってもらいたいですね。

怪我で出遅れた期待のルーキーであるLウォーカーⅣのデビュー戦となりました。ガベージタイムなのでAT&Tセンターのお客さんに紹介のようなものです。3Pを1本決めました。今後が楽しみです。

この試合グリーンは0点でした。もう少し決めてくれても良かったのよ。



試合が終わればコーチや元チームメイト達と笑顔で談笑するレナード。これを見て安心しました。




TORでのデローザン、パートルの初帰還試合も素晴らしいものになってくれると嬉しいです。レナードもグリーンもTORでの活躍をお祈り致します。ファイナルで遇えたら最高ですがSAS側の難易度が高い。開幕しばらくの無理~という状況に比べれば、最近のSASならもしかして可能性がないこともないこともないこともない?と思えるくらいにはなってきたかも。


22-17