日本政策学校の仲間が、「成人式大改造!!劇的ビフォーアフター」というアイディアで、

内閣府の政策コンテストの次点になったという。

会場や演出を豪華にして、イベントとしての質を高めたうえで、
地元就職をスムーズにするための情報提供や、
小さなコミュニケーションによるアフターフォローを組み込もう、というものである。

労働力不足に悩む地元中小企業にとっては大歓迎であろうが、
優秀な人材の確保に悩んでいるのは、
地方自治体や行政も同じことで、

そこが「次点」に泣いた理由かもしれない。(^^;;

成人といえば、2022年4月から、成人年齢が「18才」となる。
この日一気に、

高校を卒業したばかりの18才と、その一学年上の19才が全員「成人」になり、

さらに高校3年生が、その後誕生日を迎えた時点で「成人」となる。

「成人の日」に合わせて行われていた「成人式」、
2023年の1月には、3年分、しかも高校生は大学入試の真っ最中、
やれるものだろうか?

前例踏襲しか習ってこなかった役人連中は音を上げるだろう。
自動的に、上記のような「民間移譲」の成人式になるかもしれない

 

が。

 

成人式など、やめてしまってはどうだろうか。

 

成人は本来、個々人のものである。
特定の日に、一ヵ所に集めるのは、行政の都合でしかない。
晴れ着や写真など、関係業界は、機会をひとつ逸するに過ぎない。
18才では宴席で酒も飲めない。

よく言われていたように、
高校卒業、大学入試、就職など、各自が自分の「道」を踏み出す、そのことこそ、成人の「実質」はあって、
その実質を、家族をはじめ、それぞれ関係者に祝ってもらえばいい。


行政などの出る幕ではないだろう。

なんなら、成人式の予算で「成人手当て」でも出してもらえれば、

そのほうが、ずっとめでたいし、喜ばれることだろう。