「角打ち」の語源を疑う、というタイトルで、立ち飲み屋の宣伝をしてから、丸々2週間、経ってしまった。
遅ればせではあるが、立ち飲み屋の営業報告である。
語源の件は、その後、「北九州角打ち文化研究会」のサイトで、
「角口(かくち)という言い方もあることを知った。
升の角から酒を飲む時には、口の形が「◇」になるのではないか?
いや、まさにこれが「角口」なのではないか、と思いついたので、
別案としてここに記しておく。
升で「角打ち」と称して酒を飲むことは、江戸末期に始まっていたようなので、
前記事の「将棋からの連想」案は、撤回しておく。(^^;;
さて、3月15日の「ほーだ酒場・けものへん」
である。
こんな看板を掛けた。
酒は三種類の「獺祭」。意外と「等外」が受けた。
左右の48早槽(はやふね)と50は、共に、ふくよか、華やかで、すっきりとした甘み。
なるほど評判の獺祭とはこういう酒であったかと感服した。
等外の方は30まで磨きこんでいて、まったく雑味がなく、また甘みも感じなかった。
自慢の猪ステーキ。「柔らかい」と評判。
一人前は3つぶだが、これは最後にスタッフみんなでいただくための、大盛り。
その他にも、エビの姿焼き、鱈のよもぎ焼き、鰤大根など、高松シェフ渾身のメニュー構成!
私のお友だちの開さん。逆光でスイマセン。
左が、猪肉を段取りしていただいた、山田さん。
最後にスタッフで記念写真。
写真でも十分伝わると思うが、お客さまには大変好評だったと思う。
ただ、来店客数が20人に満たず、売上は4万円ちょっと。
せっかくの食材が大量に残ってしまい、
心を込めて準備してくださった高松シェフには申し訳ないことになってしまったし、
スタッフへのお礼を時給換算すると、最低賃金を大きく下回るものだった。(^^;;
食べるものも飲み物も、少しメニューを広げすぎ、
仕入れが高くついた。
思うに、一夜限りの立ち飲み屋にしては、ちょっと頑張りすぎたのだろう。
色々不手際もあって、お客様にも気を遣わせてしまった。
もうちょっと気楽に、手のかからない方向で、
またの機会にリベンジを、などと考えている。