青春18きっぷを持っていると、夏の終わりって使用期限の9月10日なんじゃないかって思っちゃう。
最終週になっても、まだ使い終わっていない18きっぷを持って始発電車に乗り込んだ。
行先は広島県呉市にある大和ミュージアム。
今日は自転車を持って行かないので、最寄りの呉駅から施設が近いってのが理由の一つではある。
神戸駅から乗車する。
ホームの中ほどにある山陽本線の起点標を見ると、終点の福岡県の門司駅まで534キロ全線に乗ってみたいと思う。
5時間以上の乗車時間は特にすることはない。
空調の効いた快適な車内でスマホ見たり本を読んだり、景色を眺めるだけでも家にいるより楽しい。
尾道水道辺りの景色でテンションが上がり始める。
神戸05時17分発-西明石ー姫路ー万富-糸崎ー海田市で呉線へ乗換え。
快速安芸ライナーで呉駅着は11時33分だった。
約6時間15分、乗車距離318キロで通常運賃なら5500円だ。
昼食は海上自衛隊公認のお店で海軍カレー。
(このステンレスのトレーが欲しかったのだけど、お土産で売ってるのに気が付かなくて買いそびれる失敗を犯す)
そして、大和ミュージアム。
入館料500円と特別展300円
大和についての資料だけでなく、海軍の街だった呉の歴史などの資料をゆっくりみて回る。
大型展示室には零戦62型と特殊潜航艇海龍後期型の展示。
この零戦は終戦前に愛知県の基地からエンジントラブルで琵琶湖に不時着した機体をレストアしたものだ。
62型は250キロ爆弾の懸吊架が付いた零戦の最終量産型だが、戦闘機に爆弾を積めるようにした理由は書くに堪えない。
特別展示室は呉の隣町となる広海軍工廠で開発されていた飛行艇についての展示だった。
飛行艇ってスタジオジブリの『紅の豚』に出て来る飛行機ね。
呉港に面する大和波止場公園。
立っている所が大和の艦橋で艦首までの実寸を体感することができる。
てつのくじら館 海上自衛隊呉資料館は入場無料。
館内には海上自衛隊の歴史や掃海艇や潜水艦の仕事についての展示がある。
一番の見所は陸揚げされた『ゆうしお型潜水艦』の艦内見学。
内部はとても狭い。3段ベットへの乗り込み方って説明書きがあるほど。
海自OBだろう職員に『背の高い人は、潜水艦乗りには向かないですか?』って聞くと『どうでしょうね』と答えた方はかなり小柄だった。
施設から出ると日差しが強く、周辺をウロウロするはツライ暑さ。
呉駅に戻って到着した列車に飛び乗ったら発車メロディーは宇宙戦艦ヤマトだった。
呉17時36分発ー(呉線経由)-糸崎ー岡山ー姫路ー23時12分神戸着
約5時間30分 300キロで運賃5500円。
一日で移動618キロ、運賃1万1000円分を乗車し得した気分。
残暑の厳しい日中をクーラーの効いた車内や施設で過ごし、車内で文庫本を一冊読み終える優雅な一日だった。
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