★☆★ 声を磨く~絵本の読み聞かせ~
誰でも録音された自分の声を聞いたことがあると思います。それが初めての時だしたら「えっ、この声が自分の声なの」とびっくり・・・つづきはWebサイトで
http://www5a.biglobe.ne.jp/~pappy/ach-ehon-kotu.htm#1
検索→絵本の読み聞かせ 五十野惇
♪ 読み聞かせの場合、
YouTube での動画・読み聞かせを参考にされ、声に出して読んであげるのもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6UesQpScD44
★☆★ 3月のお話「ちいさいパピーちゃんのひなまつり」
♪ あらすじ
おひな様の持ち主を探すパピーちゃん。その優しさが、春を迎える心を弾ませ、ひな祭りの思いを楽しくふくらませるお話。
♪ 解説
西本鶏介先生の解説 (昭和女子大学名誉教授・評論家・作家)
ひな祭りの人形を素材にして 春になった喜びを 描くお話です。
川に流れてきたおひなさまの持ち主を探して、まだ雪の残っている森の上まで歩いていくパピーちゃんのやさしさが、 春を迎える心に重なり、更には楽しいひな祭りへの思いまでも ふくらませてくれます。
もう春が来ているのに長く眠りすぎた くまさん達にとって、パピーちゃんは、まさに春のお使いです。
川上から流れてきたおひなさまという アイディ アは、かって盛んであった流しびなの風習を うまく生かしたもので、今でもこの風習の生きている ところがあります。
もともとひな祭りは暖かく なった春の日に、子ビも達が川岸に座って、 人形と 話をしたり、ままごと遊びをしていたのが始まり で、それがいつしか家の中の行事になったのです。むかしのピクニック用の食べ物であったあられを、今も食べるのは外の遊びが 家の中の遊びに変わった証拠でもあります。
それはともあれ、みずみずしい 季節感のあふれた お話で、のどかな自然の背景にも春を告げるもの が、 たくさん登場してきます。
つくしんぼに、桃の 花、 楽しそうにさえずる小鳥、 あたたかいお日さま、まだ冷たい小川の水にも 春のにおいがいっぱいで す。
く-こちゃんの家の素朴なひな祭りにも 春の心が はずんでいます。
はでばてしく人形を飾るより、 ほんとうのひな祭りとはなにか、そんなことまで教えてくれます。
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※発行者 五十野惇
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