耳元に背中に

 乗った男の喘ぎ声が

 聞こえる。

 臭い息がゆづるを

 嫌悪させる。
 子供の頃は

 こうした悪夢が 

 繰り返された。

 泣きながら母に

 嫌だと訴えるといつも

 怒られた。 
 母さんの言う事を

 聞いていればいいのよ。
 昔聞いた母親の

 口癖が頭にこだました。
 男の手の中で

 ゆづる自身は

 大きくなり、

 刺激に負けてイ

 かされた。
 男はゆづるが

 快感に溺れるのを

 楽しみ、両手を掴み、

 それから顎を掴んで

 苦しめた。
 少しサディスティックな

 性癖もあるの

 かもしれない男の

 腰の物がゆづるを

 内側から
 刺激していく。
 こうした行為は

 子供の頃はもちろん

 辛かった。

 当時は初恋さえ

 知らなかった。
 男は女と愛し合う

 という常識を

 子供ながらに

 知っていた。

 とはいえ今は違う。
 恋人は男以外は

 考えられない今のゆづるだ。

 それだからといって

 背中に乗ってゆづるの
 身体で遊んでいる

 男にイかされて

 嬉しい訳でもない。

 

 

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