御堂の声音の

 どこか焦った様子で

 のんきに笑っていた

 一成も顔色が

 変わった。
 その一成の空気を

 梓も察知して

 不安と怒りは

 すーっと消えた。
 一成と堂島と御堂との

 関りは

 仮想空間ソウルブレイドの

 事柄だけだ。
 深刻な声音は

 あの異常なプログラムに

 何か起きた事を

 一成に感じさせた。
「…あの話には

 僕はもう参加

 したくないって

 言ったはずですが。」
「わかってる。

 だが、助けてほしい。

 カオルが手を

 尽くしてもダメなんだ。
 もうお前しか

 解決できない。

 頼む、

 もう一度だけ

 手を貸してくれ。」
 その御堂の

 声の雰囲気で

 相当不味い事態に

 なったのを直感して

 一成はスピーカーを

 切って
 梓に聞かせない

 ように少し離れて

 後ろ向きで話し始めた。
 梓が一成の

 背中を見ていると

 黙って聞いていても

 凄く緊張した

 雰囲気が出ている。
 

 

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